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Hペース想定:外枠有利・差し有利
◎15.ラトルシェ世代限定の短距離戦らしく、逃げ・先行で勝ってきた馬が集まりました。Hペース濃厚で、差せる馬から狙います。ラトルシェの前走は好発から控える競馬。3.4角で外を回されて、残り200mでは前と2馬身ちょっと。前の馬が残る展開の中、1馬身差を付けて差し切りました。600m通過34.2秒で、L2は11.5-12.0と失速。特筆するようなラップではないものの、外を回されたロスを考えれば十分。メンコを着用して落ち着きが出たという話です。前々走はテンションが高くてアオってしまったとのこと。二の脚が速く掛かり気味にリカバー。手応え良く4角を回ってきましたが、最後は1.2着の間で狭くなってしまいました。空いていれば勝てていた可能性十分。L2は11.3-11.6と前も止まらない中で伸びてきたのだから評価に値します。テンも速い馬ですが、控えて競馬をしてきたことが今回、生きるはず。
○8.ロードヴェルト前走・シンガポールターフクラブ賞は五分のスタートを切りましたが、全く追走できず離れた最後方。終いは上がり2位の脚を使いました。ちょっと不可解な敗戦でしたが、連闘で疲れもあったか。前々走の未勝利勝ちは出負け気味。直線はインで進路がなくなりかけましたが、ギリギリ割って差し切り。L2は11.7-11.8と減速幅が少なく、上がり34.3秒も優秀。3走前はL2が11.1-11.6の余力ラップ戦。ポッドベイダーに逃げ切られましたが、上がり34.0秒は速い。休ませたことで、前走のように追走には苦しまないはず。差し馬として上位で。
▲4.ポッドベイダーロードヴェルトのところに書いた通り、未勝利勝ちはL2を11.1-11.6でまとめて逃げ切り。新馬戦もL2が11.0-11.5と優秀で、勝ったカルプスペルシュは函館2歳Sで0.3秒差5着に健闘。3.4着馬も勝ち上がっており、優秀な2着だったと言えます。33.9秒の上がりを持っているからには差す競馬もできるはず。前走はイレ込みがキツかったという話。落鉄もしていたそうです。今回は馬具工夫ということで、前走のようなことはないはず。
他。2.レイピア:未勝利勝ちの1.08.2は超好時計。小倉2歳Sでは逃げて、直線は伸びない内を通して4着。実績最上位で、テンの速度も上位ですが、逃げる形で残せるかどうか。展開不利になるのは間違いなくて。5.オイランブチ:前走は札幌最終週の外差し馬場。ほぼバイアスに沿った競馬ができています。差す競馬ができるのは良いですが、持ち時計があまりに遅すぎて。6.ヴァージル:新馬戦は好発から2番手。600m通過は34.9秒と遅めでL2は11.4-11.2の加速&余力ラップ。ただ、直線の追い風が強かった日で、どこまで価値があるか疑問。同日5Rの1600mの新馬戦はL2が11.8-10.8。12Rの1200m戦はL2が11.6-11.2でした。他馬比較で速い上がりを使っている訳でもなく、1.09.0の価値時計も馬場を考えれば平凡でしょう。7.ブルーサンセット:前走・ききょうSは600m通過34.1秒のHペース逃げ。最後に捕まりましたが、1200m通過は1.08.4。L2は11.4-12.3なので1200mまでなら全く止まっていない計算になります。未勝利勝ちは600m通過34.2秒の逃げで、L2は11.3-11.8。最後は抑える余裕がありました。レイピアよりは持たせられそうな逃げ馬。展開不利になりそうで切りますが、人気馬で押さえるならこれ。11.ジャスパーディビネ:小倉2歳Sで無印だった馬。控えた小倉2歳Sがサッパリ。前走も逃げて早々に失速。残り200mまで持っていません。脆さがあるタイプ。最終追い切りでは坂路で47.9秒という凄まじい時計を出しているのである程度売れるでしょうが、実際のレースでは要らないでしょう。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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