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Mペース想定：外枠有利・先行有利

◎9.イモータルフェイム
休み休みですが、元々は1勝クラスの安定勢力でした。
前走はブリンカーを着用して1200ｍに距離短縮。
出遅れからリカバリーして先行。このレースは600ｍ通過こそ34.1秒に留まりますが、4F目まで11秒台を刻むラップで先行馬不利。出遅れてリカバリーしているので相当に負荷が高かったはずです。不利な競馬で0.6秒差、1.11.7で走破しているなら十分に通用する水準でしょう。逃げ馬以外の先行馬には先着しています。
今回はブリンカーからチークピーシズに変更。
3キロ減起用。シークレットヴァウのすぐ外なので、これに付いていく形で運べれば。最後はシークレットヴァウを捕まえても驚けません。
まずはスタートを決めて欲しいところです。

○8.シークレットヴァウ
5戦連続の2着で現級上位は明らかな馬。
時計的にも1勝クラスはそろそろ卒業しなければなりません。
前走は直線の追い風が強かった京成杯AHの日。
向こう正面が向かい風だということを考えれば600ｍ通過34.2秒は速く、他の上位には差し馬が台頭しました。残り100ｍ付近で捕まりましたが、3着には0.3秒差付ける十分に強い競馬をしています。なお、1F目が11.8秒と速かったですが、内の馬を行かせる形ですぐ2番手に付けており、テンも十分に速い馬。
前々走は600ｍ通過34.4秒の逃げ。残り200ｍ付近で勝ち馬に並びかけられてからも、残り数十メートルまではよく粘っていました。勝ち馬は強力な3歳馬でしたが、今回、強い3歳馬は他に不在です。
同コースの3走前はスタートで躓いてしまい、いつもより後ろから。揉まれる競馬になり、ピンチかと思いましたが、馬群をさばいて2着に浮上。逃げ切ったヨーカイディスコは2勝クラスも突破しています。
少しでも距離が短くなるのはプラスでしょう。

☆1.スノーホルンロード
福島ダート1150ｍは3.4コーナーで内が開きやすく、1枠は先行・差し問わず恵まれやすいのが特徴。
スノーホルンロードはスタートの悪い面があり、ここ3戦の1000ｍは忙しそう。前走は出遅れ、前々走は躓いてかなりの後ろからに。ここ3戦全てが「あともう少し直線が長ければ……」という内容なので、1150ｍに延びるのはプラスに働くはず。
4走前以前は戦績が安定していませんが、敗因はほぼ明確。
4走前はHペースの中、外枠で外々を回される競馬に。5走前は距離が長い＆ハイレベル戦。6走前はスタートで挟まれる＆ハイレベル戦。7走前はHペースを先行してよく粘る。8走前は上がりが速くなりすぎました。なお、この時、ノドの治療をしています。
1勝クラスはとっくに突破していて良い馬です。
内枠から差して来られると見て。

他。
6.イミュータブル：実力上位ですが、どうも芝スタートが良くないようで、ダートスタートよりもダッシュが付きません。ここ4戦、しっかり先行させている西村淳也騎手なら問題ないかもしれませんが、枠の並びも嫌な予感がします。外のシークレットヴァウに被されて位置を悪くする危険性も。また、この馬の内枠にも速い馬が揃っているので、外を回される危険性もあるでしょう。元々、キックバックを嫌がる馬でもあります。ここ3戦の外枠から内枠替わり。嫌う価値があると見て。
12.ハッピーパンニャ：出遅れ癖のある馬で、追走力もありません。今回、外枠の差し馬は外々を回されて不利になる危険性が高くて。
15.サンマルブーケ：前走は出遅れて後ろから。残り200ｍ手前からもう脚を失っていました。前々走は逃げ切りましたが、600ｍ通過35.9秒と遅いペース。レースレベルも平凡です。通用する力を示していなくて。
16.グレイスカリヨン：前走は先行することに期待して△を打ちましたが、行く気を見せず中団から。今回、陣営は「脚の使いどころが難しいですね。出たなりでひとためして、最後に脚を使わせたいです。展開が噛み合えばもう少しは」と述べており、その競馬では外々を回されて伸びきれない危険性が高い。1200ｍで1勝クラスの力は持っていますが、今回は展開不利が大きいと見て。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。