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Mペース想定:外枠有利・差し馬有利
◎13.ケイツークローン前走は推奨を迷いましたが、新潟外回りの上がり勝負に対応できるかを疑問視して見送りました。結果的に上がり32.9秒の高速上がりを使って3着に食い込む強い内容。1000m通過63.5秒のSペースで、前残りの展開の中、差し馬として3着に食い込んだのは立派(4着サダムオプシスも上がり32.9秒で差してきた形になりますが、最内をロスなく回しての結果。距離ロスを防いだからこそ頑張れたという判断)。当時の馬場でL4の45.5秒も非常に速く、レースレベルも高かったと言えます。前々走は超高速馬場の中山戦。1000m通過61.9秒は遅く、前が残る展開になりました。3.4角ではインの狭いところにいて動けず。直線も馬群を捌くのに苦労しつつの5着は評価に値します。3走前は1000m通過59.1秒のHペースで後方から。勝負どころで外から位置を押し上げて勝ちにいく競馬をしましたが、勝ち馬がインを全くロスなく回ってきたので進路差が響きました。4走前は1000m通過59.4秒のHペース。後方からインをスルスルと進出していく競馬で2着。1.59.4で走れるなら1勝クラスで上位。3着ラスカンブレスは出遅れて外を回す不利な競馬でしたが、次走で1勝クラスを突破している実力馬。これに一応先着したのは立派です。強い3歳馬はレイククレセントとエコロレイズくらい。福島は先週、雨中の開催で内が悪化。外差し傾向になってきています。また、元々、福島芝2000mはペースが流れやすく、差しも決まりやすいコース。しっかり力を出して追い込めるだろうと見て本命を打ちます。未勝利を18番人気で勝利したからか、やたらと人気になりにくい馬ですが、実力は確かです。ずっと乗っていた菊沢一樹騎手がエコロレイズに乗り、内田博幸騎手に乗り替わる点が気になるくらいで。
○12.エコロレイズ前走はスタート後に下げて後方から。1000m通過60.4秒と平均的に流れましたが、L2は10.9-11.1と、非常に速い余力ラップになりました。前有利の流れで、展開不利でしたが、終いまで脚色はしっかり。3着とは僅か0.2秒差の6着です。出走馬全て3歳馬の混合戦で、好メンバーが揃っていました。7着ニシノインヴィクタですら1勝クラスで2.3着と崩れていなかった馬です。前々走は開幕週の東京。スタートで下げて後方から。道中はインをロスなく回ってきましたが、直線は外を狙って開かず、結局、内を突くしかないという多少のロス。0.3秒差なら差はなく、先着された馬は全て1勝クラスを突破できる3歳馬(+4歳馬1頭)。3走前・セントライト記念はイン有利のレースで、本馬は外を回すロス。残り200mで完全に力尽きましたが、重賞&2200mなので参考外でも。4走前の白百合SはL5が58.0秒、L2が10.8-11.2のハイレベル&余力ラップ戦。最後方で溜めて上がり最速の33.0秒をマーク。終いまで伸び続けており、少し脚を余した感も。しばらく馬券に絡んでいませんが、前走・前々走 メンバーレベルが高すぎた3走前 重賞4走前 届かない展開に泣くという形。馬柱が汚れたことで多少オッズが甘くなるはず。白百合Sと弥生賞で4着の実績からはレイククレセントよりも上の存在でしょう。白百合Sから差す競馬に脚質転換を図っており、今回、ケイツークローンと共に差してくると見て。
▲10.レイククレセント前走・紫苑Sは先行。一列前のクリスマスパレードを追いかける形で、その差が付かず離れずの0.2秒差4着。前々走の1勝クラスは5F通過59.4秒のハイペースを中団から。勝ったタンゴバイラリンと共に進出していき、4角ではほぼ先頭。内のタンゴバイラリンに粘られて0.1秒差の2着に敗退。3走前の1勝クラスは出遅れてほぼ最後方から。5F通過63.3秒のスローでは届きません。上がり最速の33.5秒は使いました。4走前の未勝利戦はやや出負け。中団インを追走して、4角で少し外へ。L2は12.1-11.9の加速ラップで、残り200m地点の2馬身差を差し切りました。スタートの悪い面が改善して先行できるようになったことが裏目に出そうですが、Sペースも有り得そうなメンバー構成。その時は本馬が粘るはずで。
他。1.サダムオプシス:前走はL4が45.5秒の余力ラップ戦で、本馬は上がり32.9秒をマークしました。最内枠から出遅れて中団イン。直線もインを通して距離ロスを防いだことが良かった。道中、すぐ外にいたケイツークローンの方がロスある競馬をしており、今回、ケイツークローンに先着できるかは疑問。今回も最内枠ですが、福島は内の馬場が荒れてきているのでインを通す競馬がプラスとは言い難くて。7.ホワイトビーチ:前走は1000m通過66.2秒という超Sペース。スタート五分に出て後方から。その後にマクって2番手に。13.7秒の5F目でマクっているので負荷はほぼなかったはず。外を通したのも有利でしたが、内のドゥレイクパセージに粘られました。ドゥレイクパセージは3歳馬とはいえ、1勝クラスを突破できるか微妙だと考えていた馬で、これに負けたのは印象が良くありません。前々走は外目を通したとはいえ、ケイツークローンに0.3秒先着されていて。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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