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Mペース想定:外枠有利・差し有利
◎10.ピクシレーションピクシレーションの前走は1000m通過61.8秒のSペース。五分に出て後方から。手応えは良かったものの、4角で馬群をさばけず、直線も前が壁になって終戦。スムーズなら上位はあったように思います。前々走は牝馬限定戦としてはレベルが高く、0.6秒差なら許容内の敗戦。今回、相手関係は楽になります。3走前は外差し馬場の小倉。アリスヴェリテの大逃げに屈しましたが、3着は確保しました。4走前はL5が58.8秒と、当時の馬場の悪い小倉としては速く、勝ったエリダヌスは3勝クラスで2着しています。ピクシレーションも現級で上の馬。過去3度先着されているキヨラは今回、不利な最内枠を引きました。逆転可能でしょう。2度馬券内に持ってきている菊沢一樹騎手に乗り替わるのは心強いところ。陣営は「今の新潟の馬場は合っているし、力通りに走れば上位争いできる」と強気です。
○8.メイショウノブカ前走はマイルですが、1.32.9で走破したのだから価値の高い一戦でした。しかも、外々を回されるロス。新潟外回りでは5.2着ですが、5着時は伸びないインを通らされたもの。2着時は進路がスムーズで早仕掛けになってしまいました。2000mの未勝利戦では上がり33.0秒でまとめて差し切った馬。L2は11.4-11.3の加速ラップでした。1勝クラスはそろそろ卒業してくれるのでは。
▲9.ドーンコーラス前々走で1.33.2と、1勝クラス水準で走っている馬。前走は最内枠からロスなく乗り、直線も馬群をさばきましたが、外のシアブリスに屈する形に。終い11.3秒で、本馬は11.5秒程度で走っているので距離はこなせるでしょう。2.3走前は前を猛追したものの、届きませんでした。この様子なら2000mに伸びた方が良さそうです。
他。3.ルージュカエラ:今回は不利な内枠。前走は1000m通過58.2秒のHペース。それでも前が残る高速馬場で、後方からは間に合わず。ほぼベストポジションだったように思います。ルメール騎手が上手く導いていたので、長浜鴻緒騎手への乗り替わりも不安で。鈍足型のレイデオロ産駒なので、今の新潟自体はプラスでしょう。6.アンドローゼス:初戦はL2が11.9-10.7の加速&余力ラップになったシックスペンス戦で4着。ただ、前目から競馬を運び、加速ラップに対応できずの0.4秒差4着でした。このレースは2.3着馬が勝ち上がれず、シックスペンス以外に芝の勝ち馬がゼロでした。前走は道中インで、直線でやや外へ。3着争いには加わりましたが、あくまで未勝利戦で……。13.ジョセフィーナ:未勝利勝ちのラップに特筆すべき点はなく、ごく普通の牝馬限定戦という形。前走は1000m通過61.0秒の遅めのペースで逃げて1.0秒差。ハイレベル戦ではありましたが、逃げて失速してのものなのでイメージは悪い。15.イージーブリージー:3走前のL2が11.2-11.5のギリギリの余力ラップでしたが、本馬は0.3秒差。印を回した馬よりも少し下がる印象です。未勝利勝ちは時計の出やすい「加減速の少ないラップ」でした。1.59.6を鵜呑みにはできません。前走は0.1秒差の5着に検討しましたが、超高速馬場を踏まえると1000m通過60.9秒は実質的にSペース。また、時計の出る馬場でのパフォーマンスが高いので、今の新潟が合うかも疑問で。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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