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Mペース想定・3角でのマクり警戒：枠不問・差し有利

◎11.セクシーブーケ
4戦目から一気の三連勝で3勝クラスまで出世しました。
3戦目までで負けてきた相手も力ある馬ですが、セクシーブーケは明確に力を付けての連勝でしょう。2戦目は躓き、3.4戦目は出遅れていますが、ここ2戦を見る限りではスタート面は改善したと見て良さそうです。
未勝利勝ちは一気のマクりで大楽勝。
1勝クラス、2勝クラスは共に早めに位置を押し上げて、射程圏に捉えると楽に後続を突き放す異次元の内容です。どちらも結果的に前を可愛がるようなレースっぷりになってはいますが、未勝利勝ちのように早めの競馬も可能です。前が楽をしていると感じるようなら早めに位置を押し上げて先行馬を潰してしまう可能性も。
不安は前走・2勝クラスの相手が弱すぎた点ですが、2着シンヨモギネスは2勝クラス上位の馬。末脚が武器のシンヨモギネスよりも0.5秒も速い上がりでまとめているだけに3勝クラスでも上位を張れる馬のはずです。53キロも有利で。

○8.サイモンザナドゥ
前走は1000ｍ通過61.8秒で、差し馬向きのペースに。後方でロスなく乗れましたが、1.2.3着馬も現級上位の差し馬。同じレベルの馬が多くいた印象です。
前々走は大外枠でソロっと出て後方待機。1000ｍ通過60.9秒とペースが流れたので展開こそ向いていますが、最後は勝ち馬を差し切ろうかという勢いでした。上がり36.2秒は優秀な数字です。
3走前は陣営が「早めに動く形になったこともあり、2100メートルは気持ち長かったようです」と述べていました。
4走前は内有利だった京都ダート1800ｍ。4番枠でしたが、本馬の意識は外で、3.4角もかなり外目を回されました。1000ｍ通過61.1秒なら差し有利で、本馬も伸びてはいるものの、1.2秒差の5着まででした。
5走前は前が壁になる致命的な不利。進路が開いてからは一番の脚で伸びてきていただけに、スムーズだったら勝ち負けできていたはずです。
展開待ちな面は否めませんが、差し馬有利と見ている以上、消せない馬で。

▲9.オンザライン
前走は直線で馬群に包まれて追い出せず。追い出してからは伸びており、完全に脚を余しました。
6走前にセン馬になってからは堅実。1度1.0秒差負けがありますが、他は全て0.6秒差以内の負けに収まっています。
1800ｍはギリギリのところがあると以前に石橋脩騎手が述べていたので、起伏が激しくタフな中山ダート1800ｍよりは直線平坦の京都ダート1800ｍがベターでしょう。
安定感を評価して。

他。
2.メイショウシナノ：ウマい馬券で5度本命を打っているくらいに評価している馬。そのため、特徴は掴んでいるつもりです。「叩き良化型」「道悪巧者」がその特徴です。前々走は疲れが敗因だという話ですが、良馬場も影響したのではないかと考えています。前走は休み明けでしたが、得意の稍重だったからこそそれなりにやれたという印象。今回、良馬場想定では見送る価値の方が高くて。叩き2戦目に関してはプラスです。
10.レアンダー：本馬の前走は私のブログの注目レースに挙げました。L2区間で11.6秒を刻み、ここで後続を引き離してセーフティリードに。1000ｍ通過62.4秒のSペースだったとしても強い競馬。なお、差し損ねた3着カズペトシーンはすでにオープン入りを果たしています。力は評価しているものの、今回はインヒズアイズとメイショウコガシラという同型がいて、更に早めにマクる競馬ができるセクシーブーケがいます。セクシーブーケ陣営もこの馬が強いと分かっているだけに可愛がることはせずに潰しに来るはずで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。