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Sペース想定:外枠有利・先行有利これといった逃げ馬不在で、先行有利が基本線。
◎13.ペイシャニットペイシャニットの新馬戦はL2が12.4-12.2の加速&余力ラップになったジョーローリット戦。出遅れて、その後は早めに位置を押し上げていきました。ミルミナーヴァと同着の3着。1着ジョーローリットは2勝クラスを突破。2着ガビーズシスターはオープン入り。同着だったミルミナーヴァは未勝利を超好時計で大楽勝しました(1勝クラスは出遅れ&新人騎手が敗因)。3馬身1/2離れた5着セッテイロクですら1勝クラスを突破しています。ペイシャニットも1勝クラスを突破して当然の馬でしょう。前走の未勝利勝ちは重馬場の割に勝ち時計が遅く、L2も12.6-13.2と掛かっていますが、これは直線の向かい風が強かったからなので気にする必要はありません。ほぼ五分のスタートを切れたのは安心材料。前々走はやや出負けも外枠からリカバー。ほぼ負けないと思っていましたが、勝ったマイネルディレクトが想像以上に手強く、ペイシャニットは上がり36.5秒の速い上がりを使っても半馬身届きませんでした。そのマイネルディレクトも9月の中山で1勝クラスを突破しています。今回は長期休養明け&転厩初戦。追い切りは馬なり中心で4本。本数が少ないのは気がかりですが、時計自体は出ているのでほぼ仕上がってはいそう。基本、この時期の長期休養明けは成長面への期待が先立ちます。丹内祐次騎手も新潟にいる騎手の中では買える側。これだけの馬の低評価は相当美味しいと見て自信ありの本命を打ちます。
○8.クリニエールグラス再転入の4走前はそう悪くない手応えで回ってきたように映りましたが、完全に距離が原因の止まり方でした。本命を打った前走は600m通過34.5秒と想定よりも速くなり、止まるかと思いきや先行勢でただ1頭、掲示板に乗る強い競馬でした。前々走は好発を切りましたが、600m通過が34.3秒とペースが速くなりすぎました。先団から少し離れた位置のインにいて、4角も手応え良くインをタイトに回ってきました。内で少し狭くなり、開いてから追い出しましたが、その時にはもう外の差し馬の脚色が優勢になっていました。本馬も37.0秒の上がりでまとめています。1.11.9の走破時計も優秀で、完全に目処が立ったと思える好内容でした。3走前は600m通過35.1秒でしたが、先行争いが長引いたことでラップ以上に先行負荷が高かったと言えます。残り100mでは完全に抜け出していましたが、そこから形勢が一変。差し馬3頭に捕まりました。先行馬最先着の4着なら立派です。先行力魅力。今回は先行有利になるはずで。
▲14.バロンバロンは横山武史騎手に鞍上強化。スタートの良くないところがあるので、スタートの上手い横山武史騎手への乗り替わりはかなり魅力的。また、近走より位置も確保してくれそうです。前走は好発を決めて先団。直線は前の馬をしっかり捕まえましたが、後ろにいた2頭に差し切られる結果に。600m通過33.9秒のHペースだったので差し馬に展開が向いたのでしょう。前々走は600m通過34.3秒。五分のスタートを切りましたが、二の脚が付かず後方待機の形に。最後は上がり最速でよく追い込みましたが、クビ差2着まで。勝ったレヴィテーションは現級上位の馬だったので、これと差のない競馬なら悪くはありません。3.4走前は上がり35秒台の高速上がりを使っており、それだけの脚を使えるなら1勝クラスで上位なのは間違いありません。
△5.フレイミングパイ前走はL2が11.9-12.2の余力ラップ戦。600m通過34.6秒とかなり流れた上での余力ラップなので高く評価して良いでしょう。先行流れ込みで0.8秒差の5着ですが、レースレベルの高さから評価。前々走は600m通過33.4秒とかなりのHペース。外目を回って一旦は完全に先頭に立ちましたが、勝ち馬は3.4角でインをロスなく回ってきた分、最後にもうひと伸びできた印象です。
他。2.ゼンノツキヨミ:未勝利勝ちのL2は12.8-12.9で平凡。前走はごく普通に回ってきての5着ですが、牝馬限定戦で相手関係が楽だったことを思えば物足りません。今回は牝馬限定戦とは思えないほどの好メンバーが揃っています。叩いた上積みはあるそうなので、それでどこまでやれるか。11.パレスドフィーヌ:期待して本命を打った前走は、ペイシャニットのところで触れたマイネルディレクトが逃げて、本馬は2番手から。終いは追いかけたパレスドフィーヌの方がバテて2着馬に差されてしまいました。マイネルディレクトと0.6秒差は少し物足りない結果。ペイシャニット>マイネルディレクトだと考えていますが、マイネルディレクトと本馬の0.6秒差の間に何頭かいるはずで。12.ワイノナオミ:久しぶりのダート戦。未勝利勝ちは縦長馬群になったのでラップが参考になりませんが、本馬は上がり37.0秒をマークして差し切り。当時の時計では足りないので、どこまで成長しているかがカギ。エーデルワイス賞は600m通過34.5秒のハイペースで待機策自体は向いたはずですが……。エーデルワイス賞での惨敗も気になる要素で。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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