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◎1.テイエムリステットテイエムリステットの前走はほぼ負けないという見立てでしたが、600m通過34.2秒のハイペースだったにもかかわらず、L2が11.7-12.1と逃げたアドバンスファラオが全く止まりませんでした。最後の最後に追い詰めており、力は示しました。完全に展開のアヤだと言えるでしょう。なお、勝ったアドバンスファラオはアメリカンファラオ産駒らしく道悪が得意な馬。相手の得意舞台で最高の競馬をされてしまいました。3着ローズスターには6馬身差を付けており、今度こそは負けないはずで。1勝クラスの1.23.5は破格の好タイムで、これは良馬場での持ち時計ナンバーワンになります。3F通過34.0秒のハイペースを先行して上がり最速の37.4秒をマーク。最後は流していただけだったので、当然、オープンでも勝負になる逸材でしょう。未勝利勝ちでは最内枠で揉まれる競馬を経験しながら楽勝(前が狭くなってエンジンが掛かるのが遅れていました)。最内枠も不安要素ではなくて。
○7.マーブルマカロンマーブルマカロンは休み明けの前走、スローペースになるだろうという想定で本命を打ったのですが、600m通過が34.0秒と福島ダート1150mとしてはかなりのハイペースになってしまいました。9.6-10.5-11.0-11.6-12.0-12.6というどんどんと減速していくラップでしたが、3コーナーに当たるL3区間で11.6秒を刻まれたことが致命的で、ここでズルズルと下がってしまいました。明らかに忙しい結果になったので度外視でも。前々走のL2は12.0-12.3。3走前のL2は11.8-12.1。共に余力あるラップで、もう少し時計面を詰めることは可能でしょう。実際問題、前走で本命を打ったのは「ダート馬は古馬になってより強くなりやすいから」という理由もありました。今回の最終追い切りは美浦坂路を馬なりで51.4秒。自己ベストの52.2秒(一杯)を大幅に更新しており、力を付けている可能性は極めて高い。テンの速い馬は内枠に固まったので、今回は揉まれる心配も皆無。巻き返せると見て。
☆8.パーティーベル中距離でなかなか勝てず、1400mに短縮して勝利。3走前はバトゥーキに勝てれて、本馬は0.2秒差4着でしたが、内外の進路差が出た印象。鞍上が「思ったよりも追走に手間取らなかった」と述べているのは好印象です。前々走は出負け。600m通過34.8秒、800m通過47.1秒ならさほど速くありませんでしたが、差し決着に。3角まではインで、4角から直線で外へ。35.9秒の豪脚で差し切りました。良馬場ということや追走力を踏まえるとローズスターよりもこちらに妙味があると見て。前走は800m通過47.6秒なら緩め。前残りになりましたが、ここも35.9秒の豪脚で差を詰めました。UAEダービー3着のコンティノアールが4着だった通り、メンバーレベルがかなり高い中での6着は評価に値します。やや差し有利になるようなら馬券内に届くと見て。
他。2.カズゴルティス:前走はスタートを決めて押してハナへ。不良馬場で600m通過34.7秒は速くないペース。L2は12.2-12.4でまとめて勝ち時計は1.23.4。ただ、同日の1勝クラスはL2が12.2-12.5で、勝ち時計は1.23.5と、差がありませんでした。恵まれての勝利だという見立て。1勝クラスでは600m通過34.0秒のハイペースで逃げましたが、ピッタリ2番手に付けたテイエムリステットに7馬身離されての3着に終わりました。2勝クラスを勝ち上がったばかりの3歳馬が55キロというのも見込まれた印象。シークレットキーは53キロです。急速に力を付けてはいますが……。3.ペプチドタイガー:前走・BSイレブン賞は好カード。出負けして後ろからになりました。勝ったサトノルフィアンは覚醒して別格だったにしても、2着と0.7秒差なら頑張っていますが、陣営は「道中で受けたキックバックが応えました」との述べています。前々走で勝ったロードラディウスは一度1200mに短縮して勝ち上がってきた馬で、1400mのオープンでは掲示板内がまだありません。前々走で勝ったロードアウォードも同様。2着エルゲルージもオープン入りして惨敗。2勝クラス在籍時にはエンペラーワケアにぶっ千切られており、弱い相手に勝ち上がってきた感は否めません。前々走だけ走れば足りそうですが、当時はモレイラ騎手が騎乗。岩田望来騎手とのコンビでは3走前に楽な展開で3着に敗れており、上位人気に相応しいかはやや疑問で。10.ローズスター:前走で道中、置かれたことからブリンカー着用。この馬は馬券内が全て道悪ダート。良馬場ダートは二度しか使っていませんが、ともに馬券を外しています。良馬場でもそれなりに走っているので問題なく好走する可能性も高いですが、道悪の連続好走で上位人気は必至。今回は嫌い時だと考えて見送ります。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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