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◎2.グラスブランシュ
逃げ・先行タイプが多いメンバー構成。
月曜は直線が向かい風で、この場合、向正面が追い風なのでハイペースになりやすいのが特徴。それでも直線の向かい風の影響で差し脚も鈍りやすくなるのですが、ここはさすがに前が止まると見て。
グラスブランシュは新馬戦で37.1秒の上がり最速で差し切った素質馬。2歳時に中山ダート1200ｍで36秒台の上がりを使える馬は多くないので、37.1秒は水準以上です。
2戦目は出遅れて最後方から。600ｍ通過33.9秒のハイペースになったとはいえ、かなり厳しい位置でしたが、インをロスなく回ってくると上がり最速の36.7秒で4着に浮上。勝ったチカッパは北海道スプリントCの勝ち馬。2着エスカルは古馬相手に3勝クラスを勝った馬で、3着アイアムユウシュンも1勝クラスは突破しています。本馬も力上位のはず。
前々走も出遅れてインをロスなく回ってきましたが、1400ｍは長そうな止まり方でした。
ソエで休養が長引いたという前走は、ゲート練習の効果でスタートが改善。その後は二の脚が付かず後方からに。600ｍ通過35.1秒のスローで、L2は12.0-12.4。これでは後方からではノーチャンス。上がり36.7秒はマークしており、悪くない内容でした。
叩いた上積みはありそう。今回、不当に人気がないと見て狙います。

○8.クインズポラリス
福島ダート1150ｍの前走は意外な程に行き脚が付いて先行。そのまま流れ込んでの3着でしたが、L2の12.3-12.5は優秀で、上位は能力が高い。勝ったヨーカイディスコは余力ラップで新馬戦を逃げ切った素質馬で、2着シークレットヴァウも1勝クラスで2着を5回も続けている実力馬。高く評価できる3着です。
前々走は出遅れて後方から。上がり36.4秒と速い水準でまとめているのですが、上位は35秒台を使っており、相手が強かったと言えます。
3走前はインビンシブルパパが1.10.6という超好時計で楽勝した一戦。出遅れた本馬はインをロスなく回ってきて、36.2秒の鋭い脚を使って4着に浮上しました。
36秒台前半の上がりを使えるなら1勝クラスで上位。差し届くだろうと見て。変に位置を取りに行かないかが少し心配です。

▲16.ノーブルゲイル
未勝利勝ちはL2が12.3-12.6と優秀な水準で先行押し切り。実力のある馬ですが、その後は少し噛み合っていません。
昇級戦は最後に甘くなっており、1400ｍが少し長そう。
前々走も1400ｍを使い、ここは出遅れ。L2が12.2-12.7と前もなかなか止まりませんでした。少し伸びが物足りず、やはり1200ｍの馬でしょう。
前走はほぼ五分に出ましたが、意外な程に伸びず。上がり37.2秒しか使えない馬ではないはず。今回は勝っている中山ダート1200ｍ戻り。
陣営は「他馬を気にするのでチークＰを着けてみます」と述べています。この効果に期待して。

△15.イルザ
安定して速い上がりを使える馬。
連闘ですが、陣営は「体質は弱いけど、連闘できるくらい体力が強化された」と前向きです。
前走は600ｍ通過34.0秒でさほど流れず、最後まで伸びているものの、届きませんでした。
4走前が直線の向かい風が強かった日。600ｍ通過33.4秒のハイペースで、L2は12.1-13.6と風の影響を受けて最後は大きく失速しました。ここも上位の上がりで追い上げていますが、重馬場の分もあったか、0.2秒届かずの7着。上位人気想定のホウオウジュビリーが6着でしたが、今回は良馬場の分、イルザの方が有利になると見て。

他。
4.マリンバンカー：新馬戦は芝1200ｍ。L2を11.4-11.3の加速＆余力ラップでまとめて逃げ切りました。父エスケンデレヤ✕母父ヨハネスブルグという血統面からダートをこなせる下地はありますが、先行できてしまう点が気がかり。また、岩部純二騎手がずっと手綱を握っていますが、前走は馬上でフラフラしており、追えないという欠点のある騎手。前々走は外に張って追えず。これは馬の癖もあるかと思いますが、騎手の影響もあるのでは。ラチに頼る形がベターでしょう。初ダートも不安ですが、それ以上に鞍上を不安視して。
6.ホウオウジュビリー：特に嫌う点はなく、前々走はイルザにハナ差だけ先着。今回は良馬場替わりで、イルザに差される側になると見て。上位人気の価値があるかも疑問で。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。