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◎7.エミサソウツバサ
エミサソウツバサはまず、前々走に関しては速いペースでの逃げになったので度外視できます。2番手追走の4番人気の馬も馬群に沈みました。今回、少頭数の中山ダート2400ｍで、もう少し楽に逃げか先行できれば。
前走に関しては陣営が「枠順もあって、出していった前走ですが……。向正面あたりから早めに踏んでいく競馬の方がいいのかも」と述べており、控える形に。ペースアップした付近で付いていけなくなり、置いて行かれる形に。3角ではもう終わったかと思いましたが、しぶとく盛り返してきて、ユアフラッシュとは0.2秒差の3着に。
内容としては、先行して恵まれたユアフラッシュよりも遥かに好内容で、今回、ユアフラッシュは逆転できるだろうという見立てで。
この反応の悪さはおそらく、プラス14キロが影響したのではないでしょうか。
4走前は1000ｍ通過62.7秒のハイペースを離れた5番手付近から。前が垂れたきたところで先頭に並びかけていきましたが、少しオーバーペースで最後は失速。展開不利ながら6着と頑張りました。
5走前の阪神ダート2000ｍ戦はL4が50.2秒で評価しているレース。勝ったジョウショーパワーは2勝クラスでも頑張っています。0.5秒差3着ならこのメンバーでは実力上位のはずです。
外目の枠からある程度先行する形で。実力よりも過小評価されていると考えて狙います。

○2.マウンテンエース
マウンテンエースは戦績から1勝クラス上位は明らか。基本的にダート中距離路線の方が長距離路線よりもレベルが高いので、距離さえ持つなら中距離で強い馬がベター。
前々走は東京ダート2100ｍで上がり最速の35.9秒をマーク。2100ｍでこれだけの脚を使えるなら距離は問題ないでしょう。前々走は7着とはいえ、3着とは0.4秒差で4着争いには加わっていました。
東京よりは中山の方が良い馬。
追走力のなさが懸念点ですが、今回はチークピーシズを着用するとのことで、多少なりとも位置を取れるようになるはずで。

▲3.クロックフォード
未勝利勝ちは1.54.1の好時計勝ち。現2勝のレイズカイザーに5馬身差を付ける強い内容でした。この内容を見る限り、東京よりも中山向きでしょう。
4走前は1000ｍ通過66.4秒の超スローで、L6からL5で13.7秒から12.4秒まで加速。残り1000ｍ過ぎからマクっていきましたが、マクった本馬が苦しくなる結果に。勝負に行ったことで長く脚を使わされるハメになったので、致し方ない敗戦でした。上位馬は長距離路線の安定株で、それらに次ぐ5着なら悪くない内容です。
前々走はマウンテンエースにハナ差先着と目処は立っており、軽視する訳にはいきません。

△4.サングラデーション
中央再転入。
前々走の川崎2000ｍの指数面からは、中央1勝クラスでも通用するはず。
前走は勝ち時計平凡も、コーナー角がキツく、上がりの出にくい川崎で上がり39.6秒ならまだ余力を持っての勝利だったと言えます。
芝では2400ｍで3着があり、スタミナ面にも問題はないでしょう。
ここは楽しみな一戦で。

他。
1.ニューバラード：未勝利勝ちは2.15.0と時計が遅く、L4も51.4秒で、L2も13.0-12.9とかなり掛かっています。前々走ではグロバーテソーロに敗北しての3着で、現状、力不足では。ルメール騎手人気だと思われます。
9.グロバーテソーロ：新潟ダート1800ｍの前走は勝ち馬には7馬身差、2着馬にも3馬身差付けられる3着。4着にも4馬身付けましたが、これは4着以下が情けなかったと思います。未勝利勝ちは1000ｍ通過64.2秒の超スローペースを先行。その割にはL2は12.3-12.6と掛かっており、とても高く評価できるレースではありません。3走前も重馬場で1000ｍ通過62.4秒は遅く、先行有利でした。マウンテンエースに0.2秒先着していますが、2400ｍでは逆転されるはず。
10.ユアフラッシュ：前走は1000ｍ通過64.5秒のスローで、L2も13.0-14.4と掛かった低レベル戦。ズブさを見せたエミサソウツバサの方が力自体は上で。それ以前の戦績からも1勝クラス上位の馬ではなくて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。