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◎3.テンノメッセージ
テンノメッセージは本来先行馬。中京芝1600ｍはコース形態からスローになりやすく内枠先行馬が恵まれやすいコース。鮫島克駿騎手はインにこだわる騎乗が売りの騎手で、中京芝とは相性が良く好成績を残しています。ここは内枠から先行する可能性濃厚と見て。
前走は好発を切ったものの、新潟の長い直線を意識したのか、控える形に。馬場の真ん中をよく追い込んできて2着確保。ここに出走のゴートゥファーストを最後に差しました。
前々走は600ｍ通過が37.0秒とかなり遅くなりました。1800ｍを危惧したのか、先行できそうだったのに出していかずにいたところ、外から被せられて位置を悪くしてしまいました。距離も展開も不向き。
3走前は800ｍ通過45.6秒とかなりのハイペース。離し逃げの2番手でも位置取り不利で、控えたアイスグリーンに差されての4着。とはいえ、展開不向きでアイスグリーンと半馬身差なら、今度は枠・位置の差で逆転できるでしょう。ここが肝で、アイスグリーンは今回、内外に速い馬がいて位置を悪くしそう。こちらが内を先行する恵まれる競馬をして伸びてくるはずで。

○16.ゴートゥファースト
前走はテンノメッセージに最後に交わされての3着。
外枠がカギですが、何が何でもハナというタイプ不在で、川田将雅騎手ならしっかり出していくのではないかと予想しています。
前々走は最内枠から好発を切り、3番手追走。一列後ろにいたバトルハーデンに差を詰めさせず、1.32.8の好時計勝ちを収めました。ここで3勝クラス通用の目処は立っており、先行有利のコースを味方にして。

▲5.シュタールヴィント
前走は出遅れて後ろからに。一応、差し馬向きのラップになりましたが、3角で殿まで下がり、少し脚を使っただけに終わりました。陣営は「中山はどうも合わないイメージがあるので中京へ」と述べています。合う・合わないはともかくとして、前走は出遅れも敗因なので見直します。
2000ｍは少し長いというのは2歳時の京都2歳Sで最後急失速した通りで、1800ｍまでの馬。1600ｍがベストだと考えています。
前々走は800ｍ通過46.9秒と、特別速かった訳ではないのに縦長の馬群に。離れた3.4番手から。前が思いのほか粘れず、差し切りました。
マイルなら33秒台の上がりでまとめられるので、ここも内枠から先行して押し切りを図る競馬なら。

他。
7.アイスグリーン：馬柱の通過順だけ見ると先行馬にも見えますが、位置取りを見ると差し馬。前走はハイペースで、テンノメッセージに展開が不利。差してはいますが、半馬身先着したまでで。今回、内外に先行タイプが多く、少し位置を悪くするはずで。
8.アルセナール：前走は最内枠から先行。少し位置を下げましたが、テンノメッセージ程は下げておらず、大きな不利にはなっていません。L5が56.9秒とやたらと速くなったハイレベル戦で、私の考えでは完敗。力負けです。前々走・マイルCは出遅れ。上がり最速の33.8秒は使ったものの、走破時計は1.33.4止まり。クイーンCは3.4角の追い風が強かったからこそ、L5が57.7秒と速くなったという考え。数字程の評価はできません。3歳馬が古馬3勝クラスを突破するのは楽ではなく、今回はルメール騎手人気だと考えて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。