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展望:今年の牝馬クラシック路線は超ハイレベルだと書いてきましたが、あくまでもマイル路線の話。今年のオークスの勝ち時計は2.24.0で、L2は11.5-11.4。昨年のリバティアイランドが2.23.1で、L2が11.6-11.5でした。昨年は一強でしたが、今年は全体的な層が厚かったという印象を抱いています。それでもこのローズSは主役のチェルヴィニアとステレンボッシュが不在。テンの遅いレガレイラが大外枠を引きました。オークスでは未勝利を勝ったばかりのランスオブクイーンが5着に好走。中距離路線なら新興勢力の台頭はあり得ると考えました。土曜夜と日曜の開催中に多少雨が降るようですが、それでも内枠有利と見ます。Bコース替わりで、3.4角の内は荒れている部分が残っていますが、直線は悪い部分がカバーされてキレイになっています。
◎3.オーロラエックス前走・1勝クラスは深管不安ということで約6ヶ月の休み明け。スタートは出遅れて後方から。徐々に位置を押し上げていき、40秒付近で2番手へ。あとは前を捕まえるだけで、残り200m地点での1馬身差を差し切りました。L5の57.3秒、L4の45.4秒、L2の10.9-11.4、勝ち時計の1.44.4のどれを取っても超優秀。同日古馬オープンの米子Sが1.31.5で、L5が56.9秒、L4が44.9秒、L2が10.9-11.2でしたが、こちらの方が200m長かったことを考えると古馬オープン戦にも価値は劣っていません。3着に5馬身差を付けたことも価値が高い。2着ケーブパールは次走で勝ち上がりました。新馬戦は1000m通過63.5秒のスローで前の残る流れ。次点に0.5秒差を付けるダントツの上がりで差し切りました。勝負どころでかなり外を回しており、横綱相撲で押し切ったという表現がピッタリ。遅れてきた超大物で、実力上位でしょう。父サトノダイヤモンドで、母系がガリレオ系。雨も味方にしてくれそうです。3番人気でも明らかに過小評価されていると考えて本命を打ちます。
○1.カニキュル前走・三浦特別は1000m通過59.8秒と平均的に流れた上で、L5が57.6秒。先行して押し切りました。勝ち時計の1.45.3も優秀。2.3.4.8着馬は次走で馬券絡みしています。鞍上は「以前に中山のフラワーCで乗せてもらった時より馬の感じが良くなっていました」と述べていましたが、初の33秒台の上がりをマーク。上がり面の不安を払拭しました。前々走・フローラSは13番枠でソロっと出て後方待機。序盤はかなり引っかかっており、外目を回されるロスも響く競馬に。外からまとめて呑み込みそうな気配がありましたが、残り200mで甘くなり3着まで。3走前・フラワーCは出負けして後方から。こちらも直線はまとめて差し切るかという勢いでしたが、終いに甘くなりました。ここでも力んでおり、折り合い面に少し課題が残ります。前走で勝たせた戸崎圭太騎手なら。内枠で馬群の中で折り合いに専念できるでしょう。
▲4.チェレスタ前走は稍重の小倉で時計の掛かっていた日。出遅れましたが、外に切り替えして3番手までリカバー。同日古馬3勝クラスの勝ち時計が2.00.2で、こちらは2.00.3。時計自体は評価して良いでしょう。日曜は雨が降る予報なので、稍重に対応しているのは安心材料。前々走はL4が45.9秒、L2が11.5-10.9の加速&余力ラップ戦でした。残り200mでほぼ先頭でしたが、この10.9秒を差し切って勝ったオールセインツが怪物だっただけでしょう。オールセインツは次走も凄まじいラップで勝利しています。この時、3着に下したアスターブジエが2勝クラスを突破しています。未勝利勝ちは外差し馬場の阪神で、ほぼバイアスに沿った競馬ができました。2着ランスオブクイーンは内枠先行という不利な競馬をしたとはいえ、オークス5着馬な訳で、これに勝ったのは評価しなければなりません。単穴評価。
△2.クイーンズウォーク前走・オークスは1000m通過57.7秒のハイペース。2頭大逃げの形になったヴィントシュティレ・ショウナンマヌエラ以下もハイペースでした。内枠から5番手に落ち着いた本馬にとっても厳しいペース。追い出しを少し待っており、最後は0.4秒差4着。不利な位置取り面を考えれば頑張っています。前々走・桜花賞は内枠から中団を確保。直線も内を突いて伸びかけましたが、最後に甘くなりました。外差し馬場だったので進路面の不利はあったにせよ、同じような進路の5着エトヴプレに最後離されていました。一旦は交わしたセキトバイーストにも差し返されている訳なので、進路面の不利は言い訳にならないだろうと考えています。ただし、陣営はオークス向きだと考えていたそうなので、適性が合わなかったと言えます。3走前のクイーンCは好時計・好ラップでの勝利でしたが、2月の東京芝はかなり時計が出ていたこと、また、3.4角が強い追い風だったので、あまり数字を信頼してはいけないだろうと考えています。出走馬の中で、次走馬券に絡んだのは11着ルージュサリナスの3着と殿負けのダート馬・ガビーズシスターのみ。2.3着馬が古馬2勝クラス・3勝クラスで壁にぶちあたっており、過信禁物だと考えます。オークスはランスオブクイーンにハナ差先着しましたが、それならチェレスタもアタマ差先着しています。人気に見合わず、切りたいのが本音ですが、内から先行できる実力馬。消すに消せず、主に三連複・三連単要因として押さえることにします。
△8.ラビットアイ前走・フラワーCはタフな馬場で12秒前後が持続するラップ。前の馬に負荷の高いペースで差し馬有利でした。陣営は「ペースが速くていつもより後ろからになったようです」と述べていました。直線はガラ空きになった最内を突いて上がり最速。勝ち馬とは0.2秒差の惜しい4着でした。前々走・つばき賞は世代屈指のハイレベル戦だと考えています。L5が58.1秒、L4が45.4秒でしたが、当時の馬場を考えれば相当に速い水準。出入りが非常に激しいレースで、本馬は出負けからリカバリーして2番手に。そこから外の馬に交わされて5番手辺りで落ち着きました。終いは外から良い脚で伸びてきましたが、届かず。メイショウタバルに0.3秒差なら十分に高く評価できる内容です。未勝利勝ちは稍重でL2は11.2-11.8。合わせて23.0秒は、6Rあったこの日の芝のレースで最速で、5馬身差圧勝ですから文句の付けようがありません。前走後、陣営は「ヨーロッパ血統でパワータイプなので、こういう力のいる芝も大丈夫でした」と述べていました。今回は一雨あれば……、と考えていたので、雨予報はプラスでしょう。こちらも主に三連複・三連単要因として押さえます。
以下は無印の馬について。
5.タガノエルピーダ完璧な余力ラップだった新馬戦から高く評価している馬(L5が57.9秒、L4が45.5秒、L2が11.0-11.0)。前走・オークスは大逃げの3番手。この馬の位置でも不利ではありましたが、それにしても16着は負けすぎです。前々走・忘れな草賞は前の3頭が競って1000m通過58.1秒の超ハイペースに。残り400m地点では先頭に立っており、L2は11.4-12.1。少し失速しすぎたかもしれません。他の上位馬がその後、1勝クラスを勝てておらず、3着ヒヒーンがダートで頑張っている程度。前々走・チューリップ賞は800m通過46.0秒のハイペース。外目先行したのは不利だったとはいえ、逃げ馬が2着に残しているだけに4着は物足りません。3走前・朝日杯FSは直線の向かい風が強かった日で、阪神JFより時計が遅かったことは言い訳が利きます。向正面の追い風の影響を受けてか800m通過46.1秒のハイペース。先行して3着に残したことを評価していましたが、2歳時点では牝馬クラシック路線の方がハイレベルだったと判断しています。母系が長距離血統なので期待していましたが、オークスの負けっぷりを見てしまった以上、2000mでは割り引きます。6.レディーヴァリューまだ未勝利を勝ったばかり。前走の未勝利勝ちは1000m通過58.8秒のハイペースを逃げ切りました。勝ち時計の1.58.6も通常なら高く評価できますが、中京が超高速馬場すぎて大きな割り引きが必要です。同日メインの小倉記念は1.56.5のレコードが出た程。前々走は1000m通過62.7秒のスロー。1勝クラスを突破したテーオーダグラスにクビ差まで差を詰めており、弱い馬ではありませんが、即重賞で通用するかは疑問で。7.サンセットビュー前走・揖斐川特別は600m通過34.5秒の超ハイペースで2頭が大逃げ。4〜8Fは63.8秒と大きく緩み、その後が11.9-11.2-11.6。この手のラップは加減速の大きい逃げ馬にとって不利になりやすく(馬は加減速によって消耗度が高くなる。ほぼ一定の速度で走る方が時計が出やすく、馬も楽)、大逃げを打ちながら3着に残したタガノデュードは評価して良かったレースです。離れた2番手から2着に負けたサンセットビューは相手関係を考えても高くは評価できず。前々走・1勝クラスは1000m通過59.0秒のハイペース。L2が11.0-11.7の余力ラップで0.2秒差の2着。マクって早めに先頭に立ったランスオブクイーンとの差を最後は詰めていますが、ランスオブクイーンの方が上の内容でした。オークスの見解に「古馬混合の1勝クラスなら組み合わせ次第ですぐ勝てるはずです」と書きました。結局、2着続きでは成長面も期待できません。9.ラヴァンダ前走・オークスは離れた6番手通過で悪くない位置で競馬ができました。残り200mで完全に失速しており、鞍上も「最後は距離が長いと分かる競馬でした」と述べていました。前々走・フローラSは内枠を生かして全くロスのない競馬ができました。これだけ完璧に乗ってアドマイヤベルに負けていては……という印象。カニキュルは完全に展開面で不利がありましたが、こちらは完璧に導いての2着。大きな差がある訳ではなさそうですが、一枚落ちると見て。10.セキトバイースト前走・桜花賞は外差し馬場で、800m通過も46.3秒と流れたので内目を先行したのは展開不利。0.6秒差7着は、先行勢としてはエトヴプレに続く着順で、力自体は高いものがあります。前々走・チューリップ賞は800m通過46.0秒のハイペースで逃げて2着に残す強い内容でした。この馬に関しては距離。3走前・紅梅S(1400m)のL2が11.3-11.4の余力ラップ戦で0.2秒差。新馬戦(1600m)のL2は11.6-11.4の加速&余力ラップ戦で0.2秒差でした。今回、2000mでは距離が持たない方にベットします。11.フレミングフープ前走・御在所特別は超高速馬場の中京ということで割り引きは必要ですが、1.58.9の勝ち時計、L5の57.9秒、L4の45.9秒、L2の11.2-11.5は全て優秀。ただし最内枠で、4角だけ外に出すほぼロスのない競馬ができました。前々走・木屋町特別は重馬場が影響したという話。3走前・未勝利勝ちは喉の手術明け。L2は11.6-11.6の持続ラップで、これを楽々差し切りました。鞍上が「僕は何もしていない。跨っていただけ」と述べるほど強い内容でした。この時、下したブリックワークは次走、1.46.1の好時計で勝ちました。前走は超高速馬場の恩恵があり、未勝利戦の方はあくまでも未勝利戦。この相手にどこまで通用するか分かりにくい馬。やれる可能性はあるでしょうが、今回は雨が降る予報で割り引きは必要。また、外枠もマイナスで。12.ザブライド前走・未勝利戦は新潟外回りの外差し馬場。大外枠から好発を切り、ほぼバイアスに沿った競馬ができました。2着クスクスと3着ケイツールピアが芝で勝ち上がっていますが、共に1勝クラスで馬券を外しています。前々走は5F通過61.1秒でやや遅め。内からエラトー(紫苑Sで2番人気8着)に差されており、実績不足。新馬戦はサンライズアースの4着。4角でサンライズアースに並びかけましたが、そこから失速。1.2秒離されており、この内容では足りません。13.ハワイアンティアレ前走の1勝クラスは中京芝1600mとしては速い800m通過46.9秒。14番枠で道中は外目を回されました。残り200mでは前と1馬身ちょっとありましたが、これを差し切って終いは11.3秒の余力ラップでした。前々走・スイートピーSは内枠の差し馬が恵まれたレース。1000m通過57.5秒で、ゲートで寄られて後ろからになったとはいえ、大きな不利ではなかったと判断しています。直線は外の方が伸びてはいたので、内を通したのはやや不利だったとはいえ、1.0秒差は負けすぎで。未勝利勝ちのL2が11.8-11.4の加速&余力ラップで、その次走のチューリップ賞こそが買い時でした。ここは他馬比較で一枚落ちると見て。14.サフィラ前走・オークスは「枠が厳しかった」と鞍上が述べていました。プラス16キロに関しては「体が増えて回復していたし、しっかりと走れる状態でした」という話。前々走・クイーンCの敗因はハイペース先行&マイナス10キロだと見て良さそう。オークスは全馬の中で最も外を回されて、前に壁もなく力んでいました。残り300mで失速しましたが、度外視でも。3走前・阪神JFは14番枠を危惧して無印にしましたが、3.4角でかなり外を回されていました。4着は想像以上に頑張ったと評価しています。4走前のアルテミスSはL5の57.7秒も優秀ですが、L2が11.2-11.0の加速ラップになったことで非常に高く評価している一戦です。チェルヴィニアに並びかけてから離されてしまいましたが、2着でも十分に高く評価できます。サロミナ産駒は初期からも走れますが、基本的に晩成型。秋を迎えて巻き返せるかどうか。陣営は「今回はじっくりためる競馬で切れ味を生かしたいです」と述べています。致命的な外枠で、外を回される危険性が高まりました。評価している馬なので、次辺りに頑張ってもらいたいところ。15.レガレイラ前走・日本ダービーは発馬五分。2番枠ということで押して出していくと予想していましたが、鞍上は「いつも通りスタートが遅かったですし、2番枠だったこともあって、いいポジションが取れなかった」と述べていました。直線は内から外に持ち出して上がり最速33.2秒を使って5着確保。今年の日本ダービーのL5の56.8秒は、2400mでは歴代2位の記録(1位は2019年の神戸新聞杯の56.6秒)。勝ち時計自体は平凡でもレベルは高かったと考えています。ここで5着なら力自体は最上位でしょう。前々走・皐月賞もスタートが遅く、上がり最速をマークしても6着まででした。位置を取れないという明確な弱点がある上に試練の大外枠。いくら速い上がりを使えても展開次第では届かないこともあり、絶対視はできません。2022年、中京のローズSで2着に追い込んできたサリエラと被る面がありますが、今年は当時よりも好メンバーが揃っています。勇気を持って無印にします。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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