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◎3.クリニエールグラス園田からの再転入馬。園田1400mで1分29秒台で走れていれば、中央1勝クラスで足ります。本馬は1.30.2が最高ですが、この辺は適性の差もあるので微差。ご参考ください。再転入の3走前はそう悪くない手応えで回ってきたように映りましたが、完全に距離が原因の止まり方でした。前々走は600m通過35.1秒。このペースで差し馬が上位を独占したのは意外でしたが、「ペースが速かった」「絡まれた」等の言葉が陣営から出ていました。先行争いが少し長引きすぎた分、最後に止まったのでしょう。残り100mでは完全に抜け出していましたが、そこから形勢が一変。差し馬3頭に捕まりました。先行馬最先着の4着なら立派です。前走は好発を切りましたが、600m通過が34.3秒とペースが速くなりすぎました。先団から少し離れた位置のインにいて、4角も手応え良くインをタイトに回ってきました。内で少し狭くなり、開いてから追い出しましたが、その時にはもう外の差し馬の脚色が優勢になっていました。本馬も37.0秒の上がりでまとめています。1.11.9の走破時計も優秀で、完全に目処が立ったと思える好内容でした。しかしながら、ここ3戦の着順等から足りないと思われていそうで、人気にならないでしょう。陣営は「調教を積みつつ体が増え、ふっくらしてきました。状態は良く、メンバー、展開次第では」と前向きです。先行するには絶好の3番枠。逃げるであろうペレグリンに付いて行けば、残せる可能性が高いと見て。
○4.アンジュグルーヴまともにスタートさえ切れれば、勝てるはずの馬。前走はやや出遅れて中団から。600m通過34.1秒の超ハイペース。中団で上手く脚が溜まったかに見えましたが、より後ろにいた2頭に差されて、前にいる2頭を捉えきれず。L2は12.9-12.4の加速ラップで、少しレースレベルが高くなりすぎたという印象です。力ある3歳馬に先着を許しているだけなので言い訳は利く敗戦。なお、追走は苦にしておらず、1200mは全く問題ありません。前々走はアオって最後方から。完全に度外視。3走前の1勝クラスは勝ち時計1.37.2でしたが、馬場がタフだったのでこれは超好時計。1.2着馬はすでに2勝クラスも突破しています。3.6着馬も1勝クラスを突破しており、5着の本馬も勝つ力はあると言えるでしょう。ここはスタートを決めて先行。800m通過47.4秒はやや速く、直線は一度止まりそうになりましたが、しぶとく伸びて5着。当時の馬場で1.37.8なら1勝クラス突破水準の力を示しています。ここ2戦のスタートが不安ですが、陣営は前走時に「本来はスタートが上手な馬」と述べていました。更なる距離短縮。ここは勝ちに来ているはずで。
他。2.ペレグリン:1000mの馬でしょう。1200mで馬券内が3度ありますが、全て厳しくないペースで逃げて13秒台まで失速しています(稍重の2着時だけ終い12.9秒)。1000mと1200mの差は大きくて。13.ルージュシェノン:先行力高く、1400mでは34秒台のペースを苦もなく追走しているので追走面は問題ありません。ただ、この馬の内に先行したい馬が多く、13番枠では一列後ろになりそうで。中京ダートは含水率が低いと外枠不利が軽減されるので、推奨を迷いましたが、アンジュグルーヴは前々走のようなことがない限り飛ばないとも思い、見送ることにしました。アンジュグルーヴよりも前走の時計が遅く、力も下です。15.ヤマカツパトリシア:こちらもルージュシェノンとほぼ同様の理由。本来、位置を取れる馬ですが、15番枠からでは控える形になりそうです。控える競馬にも対応できるので怖いところですが、この馬が差してくる流れでクリニエールグラスと同居するとは思えず。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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