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◎2.シュヴァルツリーベシュヴァルツリーベは3-5走前の芝を使う前はずっと上位人気に推されていた馬。今回の人気落ちを狙います。差し馬のような馬柱ですが、先行できる馬。芝の3走前はスタート後に他馬と衝突する不利。5走前と8走前は出遅れました。4走前は外差し馬場を考えてか、ハナから行く気を見せず。9走前は敢えて控える競馬に徹して上がり最速の35.5秒をマークしました。このレースは時計も超優秀でしたが、8着馬までは全て1勝クラスを突破しています。ここでの4着の価値は高く、実力だけなら1勝クラスにいる馬ではありません。2番枠&消極的な伊藤工真騎手が騎乗ということで、一見、控える競馬になりそうですが、積極策をするであろう根拠があります。前々走の1000m戦が初ブリンカー&伊藤工真騎手騎乗。1000mなので周囲が速くて初速では劣りましたが、押して位置を取りに行く競馬は見せてくれました。徐々に進出していきましたが、3.4角でかなりの外目を回されたことで伸びきれず。鞍上は「初ブリンカーがしっかり効いていて、最後まで集中して走ってくれました。次走でも変わり身を見せてくれれば」と前向きでした。前走に関しては最内枠を引く不運。1000mでは初速で敵わないので、外枠が欲しかったところ。最内枠で外からどんどんと被されて後方まで下がりました。直線では他馬の間に挟まれる致命的な不利。それでもしっかり脚は使っており、上がり3位タイでした。今回、1200mとはいえ牝馬限定戦で、テンの速い馬が多くないメンバー構成。押して行けば、好位は確保できるはずです。ブリンカー効果も出ている今、本来の力さえ出せれば頭まであり得るはずで。
○7.フォルクスリート前走は出遅れて後方から。スタートの良くない馬ですが、かなり遅れてしまったのは初のダートスタートも影響したのかもしれません。それでも上がり35.8秒というかなり速い脚で差を詰めており、ダート適性の高さは間違いありません。初ダートの前々走が超好内容。600m通過34.3秒は平均的なペース。五分のスタートを切りましたが、少し置かれる形に。ですがその後、グイグイと位置を押し上げていく強気な競馬。直線も手応え抜群で、最後少し追っただけで突き抜けました。L2は12.6-12.5の加速ラップ。急坂のある中山で終い12.5秒は重馬場だとしても優秀です。余力十分に勝利しており、スタートさえ決めれば勝ち負け。ここは前走より相手も弱いので、出遅れても勝てる可能性十分で。
▲6.オリビアジュテームフォルクスリートが致命的な出遅れをした時のことを考えてカバーします。前々走は驚きの逃げを打ち、好時計での3着。1F目は11.9秒とまずまずの速さを見せました。この逃げが本物かどうか、前走は逃げ先行馬が揃ったので注目の一戦でした。好発を決めて逃げられそうな勢いでしたが、当時の新潟ダートはやたら差しが決まっており、それを考慮したのか、モリノセピアに譲る選択をしてしまいました。そのまま2着に残しているので、悪くありませんでしたが、逃げ馬がライバルだっただけに、先手を主張すれば勝てていた可能性も。陣営は「ジョッキーが競馬を教えてくれて、体調も文句なし」と太鼓判。今回も菊沢一樹騎手なので積極的な騎乗をしてくれるでしょう。
他。5.ホーリーブライト:未勝利勝ちはL2が12.1-13.1の平凡なラップ。大外枠から押していったものの、あまりテンが速くなく2番手から。逃げ馬を交わして勝利しましたが、1勝クラス通用の内容ではありませんでした。以前よりもテンは速く、逃げられる可能性はありますが、1200mでは捕まる危険性が高くて。8.ゼンノツキヨミ:未勝利勝ちのL2は12.8-12.9と平凡。他馬のメンバーレベルの低さに助けられたものだと考えています。1000mでは高いレベルで走れていますが、こちらも1200mでは疑問で。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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