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◎7.メイショウリリー
前走はやや出負けしましたが、モレイラ騎手が押して好位を確保。
絶好位に見えましたが、位置を取った分か、もしくは時計が速すぎた分か、伸びきれず5着に終わりました。
勝ち時計1.36.6は1勝クラス水準よりも遥か上で、本馬の1.37.8程度で水準級。力自体が足りないということはあり得ません。
前々走の内容が強く、L2が12.3-12.7と逃げ切ったアンデスビエントも止まっていないというのにグングンと追い込んできました。上がり36.7秒は立派。アンデスビエントが関東オークスを大楽勝、2着バスタードサフランも1勝クラスを突破しました。4着サトノアイオライトはすでに2勝クラスも突破しているだけに、本馬も上位の力を持っているのは確実。
未勝利勝ちはL4が51.0秒で、L2が13.1-13.1と止まったところを差し切っただけですが、その前の4走前はL4が49.6秒の余力ラップ。4角で大きく膨れてしまった分、届かなかった印象です。
コーナー角の緩い札幌なら位置を押し上げても外に膨れないはずで。
札幌ダート1700ｍは外枠差し有利のバイアスが強力で、こちらの頭に妙味ありと判断しました。

○8.サウンドアレグリア
前走はL4区間で11.9秒という速いラップを踏んだことで、L2は13.0-13.4と失速。差し有利の流れになりましたが、他の牝馬が弱く、4角で前にいた2頭で決着しました。
前々走が強く、5F通過60.8秒のハイペースで逃げながらも、2着に残しました。
速い上がりが使えない分、早めに捕まえに行く競馬がベター。
他馬の出方で作戦が決まりそうですが、ここは牝馬限定戦で相手がかなり弱く、メイショウリリー以外には負けようがないのではないかと考えています。

他。
6.ルージュシュエット：前走は5F通過61.8秒のハイペースで逃げて5馬身差の圧勝ですが、L4は52.8秒、L2は13.3-13.6と大きく掛かっています。突き放したというよりは、2.3番手の馬がより大きく失速したという内容。それ以前にハイレベルだったレースは3走前の小倉ダート1700ｍのみ。2番手に付けて、逃げたコパノマイアミに4馬身突き放される結果に終わりました。明らかに過剰人気の3歳馬だろうという見立て。また、矢作芳人厩舎の休み明けで、追い切り本数も3本のみ。かなり怪しく、危険な人気馬だと判断しました。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。