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好天のなかでのレースとなりそうな、今年の札幌記念。馬場が極端に悪くなってきたという印象はなく、さらに今週からのA→Cコース替わりもあって、良好な馬場コンディションでのスピード比べとなりそうだ。昨年とは大きく異なる馬場で、組み合わせ的にも内＆前が有利な展開となりそうな印象。断然の人気を集める11プログノーシスだが、ポジション次第では飛ぶケースもある──と考えている。

本命◎は12ノースブリッジだ。最後の勝利は2023年1月のアメリカJCCと、かなり勝ち星から遠ざかっているのだが、前走の香港・QE2ではいい粘りをみせて3着に好走した。能力が衰えているような印象はなく、海外遠征明けのレースながら仕上がりもかなりよさそうな印象を受けた。逃げる08アウスヴァールを前に置いて、番手から早めに仕掛けて粘りきるような競馬をすれば、一発があっておかしくないはずだ。

対抗○は03ボッケリーニ。まさにシルバーコレクターという成績ながら、G2〜G3における信頼度の高さは素晴らしく、その能力の高さは疑いようもない。高齢になってさらに力をつけている印象もあり、取り口が安定しているのも大きな魅力だ。どんな競馬でもできる馬だが、ここは好位のインで距離ロスなく立ち回りたいところ。ここも「1着ではなく2〜3着」の可能性が高いだろうが、それでも「買い」が正解のはずである。

単穴▲は01ドゥラエレーデ。近走はダート主体で使われているが、もともとは芝のG1馬であり、古馬一線級が相手のここでも侮れない面がある。パワーがあるので、札幌の洋芝適性が非常に高いという可能性もありそうだ。札幌・エルムSで2着に好走してから中1週で出走するという異例のローテながら、それができるのはデキがいいからこそ。最内から、逃げるくらいの気持ちで出していってほしい。

△は04シャフリヤールで、☆には02ジオグリフ。前の位置が取れる馬を重視するスタンスで臨むので、11プログノーシスは「無印」勝負とした。推奨買い目は、◎から○▲△☆に流す馬単折り返し8点と、◎○▲△☆の馬単ボックス20点の組み合わせ。断然の人気馬を飛ばしているので、組み合わせ次第では馬単でも配当はかなりハネる。11プログノーシスが圧勝したときは、素直に白旗をあげつつ土下座する所存である。