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◎7.ピンクジン
昨年、札幌芝2000ｍに延長して一変した馬。
3着好走後に勝ち上がり、1勝クラスでも3着に好走しました。
今年はここまで函館を使ってきましたが、札幌がベターでしょう。
自分から動いていける差し馬。
前走は途中からマクっていきましたが、後半が速くなったことで、結果的に動くタイミングが悪かったと言えます。もっと早めにマクった方が良かったと思います。
コーナー角の緩い札幌ならマクっていきやすいでしょう。
直線が向かい風なので、向正面で追い風に乗ってマクっていく形がベターだと思います。もちろん、ペース次第ではありますが、函館で差し届かず→札幌で差し届く、は穴パターンの1つ。いずれにしても本馬を狙います。
また、ここは上位人気の馬に末脚の切れるタイプが全くいません。
その点からも本馬は有利だと言えるでしょう。

○12.アマイ
他、末切れる馬が少なく、アマイが逃げれば、そのまま残せそうな組み合わせ。
前走は大外枠から行きっぷりが良く、すぐにハナへ。5F通過62.1秒のスローに落として、後半4Fを全て11秒台でまとめての2着。この時と同じように走れれば、残せるはずです。
前々走は皐月賞同日で、勝ち時計が1.58.2と凄まじい好時計が出ました。馬場が合わなかったと言えます。
3走前は好メンバーが揃った一戦。ここも5F通過62.5秒で押さえて、後半4F46.5秒と速くして3着に粘りました。
1800ｍがベターで、スローに落とせば、後半4Fを速く走れます。
切れ味のない馬が多いので、本馬を相手筆頭とします。

▲10.スカイフォール
前走は1000ｍ付近でマクリましたが、後半4Fが全て11秒台になったので、マクるタイミングが悪かったか。動くのが速かった分、残り200ｍで甘くなりました。約1年振りだと考えると悪くありません。このメンバー内では比較的速い上がりを使える馬で、鞍上の丹内祐次もマクる競馬が得意。叩いての上積みと、得意としている札幌に期待して印を回します。

△9.ヴァンルーラー
前走は1500ｍ。2番手から運んで0.7秒差でしたが、このレースはL5が57.5秒と非常に速くなりました。札幌芝1500ｍでL5の57.5秒はなんと歴代最速の数字です。本馬は軽ハンデを生かして先行した形ですが、今回も陣営は「距離を延ばした方が楽に行けると思いますし、ここも積極的な競馬を」と述べています。
56キロはカギですが、前走がハイレベル戦ということで、マークしておきます。1800ｍは勝利経験があるので守備範囲でしょう。

他
1.テイデ：前走はエラトーの勝ったハイレベル戦。直線で隣の馬と接触していたように見えますが、それにしても伸びきれませんでした。血統面や厩舎が影響しているのか、過剰人気なのではないかという見立て。
2.エグランタイン：前走は出負けしたとはいえ、直線全く伸びきれず。前々走は相手が弱い中での2着。強いメンバーの揃った3走前は伸びないインを通ったとはいえ完敗でした。速い上がりを使えないタイプのキズナ産駒。ローズSで3着している実力馬ですが、ここも掲示板付近になりそうで。
5.マチカゼ：前走が初の1800ｍでしたが、全く問題ありませんでした。5F通過60.1秒なら平均的には流れた方。終いまでよく伸びていますが、前の残る展開に泣いて4着まで。L2は11.8-11.6の加速ラップで、これに対応していたのは安心材料。この馬もエグランタイン同様、速い上がりを使えないタイプ。現級上位明らかでも前を交わせるかどうか。ただ、洋芝は合うタイプでしょう。
6.ノレッジビューティ：前走はエイシンジェンマ1頭が抜けていると考えていたレース。そのエイシンジェンマが故障してしまい、その分、本馬は恵まれた勝利だと言えるでしょう。2勝クラスで即通用するかどうか微妙で。
11.エリダヌス：前走は出負け。勝負どころではインから馬群を縫って進出するという好騎乗が光りました。今回は外枠なので、前走と同じ競馬はできないでしょう。1勝クラス勝ちはL5が58.8秒と速く、評価している一戦ですが、本馬はインをロスなく回ってきて恵まれていました。馬場のインが復活していたのでインを通したのは大正解でした。今回は立ち回りの上手さを生かせない枠で。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。