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◎13.ベントベントは4走前の姫路戦のタイム指数が非常に高く、中央1勝クラスで通用すると思っていた馬。とにかく砂被りがダメなカリフォルニアクローム産駒で、前々走は最内枠で砂を被ってズルズル後退。残り600m地点でも位置を下げており、残り400m辺りから進出していきました。上がり37.1秒でメンバー3位でしたが、実質的に2Fだけで引き上げた数字ということで高く評価していました。本命を打った前走は、外枠から先行したことで砂を全く被らずに運べました。3着でしたが、ヴォルスターやノーブルゲイルらを下しているのだから1勝クラス通用の目処は立ちました。今回も13番枠と外枠を引けました。14番枠のトニトゥルスは後ろから行く馬なので、今回も砂を被らずに運べるでしょう。1700mだけが不安ですが、タフな姫路の砂で1500mをこなしているので、あと1Fは何とか持つと考えて。
○6.ポルポラジール前走は時計面で上位ということで、本命ジェンマでポルポラジールを連下評価にしました。取消になりましたが、「装鞍所で蹴られたが、大事に至らず、すぐに乗り出せました」ということなので引き続き評価します。前走時に「1800mでの持ち時計上位3位までを本馬が占めています」と書きましたが、それは今回も全く同じ状況です。前走はハイペースになりそうだから評価を下げただけです。今回はペースが遅くなりそう。前目からこれまで通りの脚を使えれば、おそらくは馬券内に残せそう。前々走は2着リューデスハイムには劣るだろうと考えて無印でしたが、リューデスハイムに次ぐ3着ならよく頑張りました。勝負どころでの手応えも怪しくなりながらしぶとく伸びてくる好内容。近5走で飛んだのは5F通過60.6秒で逃げた3走前だけ。それでも残り200mまではしぶとく粘っていました。前走時、陣営は「大トビで切れはないけど、長く脚を使える馬。自分のリズムで上がっていければ」と述べています。前走時で控える競馬を視野に入れていたので、おそらくは今回も好位に控える競馬になりそう。好位差しの競馬なら崩れそうになくて。
▲3.ロードブレイズ本来、1勝クラスにいるような馬ではありませんが、とにかく競馬っぷりが不器用すぎて後方一手になります。それが災いして勝ち切れていません。鞍上の進言で函館ダート1700mを使ってきたそうですが、おそらく本命は差しの利きやすい札幌ダート1700mでしょう。出遅れ癖があり、追走力もない馬ですが、前走は5.6番手に付けるという新たな面を見せました。3F通過35.9秒で、5F通過60.4秒のハイペースを苦もなく追走したのだから馬が良くなっているのかもしれません。結局、前にいたエクリプスルバンに速い上がりを使われて届かずでしたが、良馬場想定の土曜は届く大チャンスでしょう。前々走はメリタテスが5F通過59.5秒のハイペースで逃げて縦長馬群に。こうなると追走力に欠ける本馬には厳しく、最後まで伸びているものの4着まで。スローになりそうな今回の方が、本馬にとっては追走面で楽できて良さそう。札幌ダート1700mはコーナー角が緩く、大回りなので、上手くマクっていけるようなら。
△8.ジェンマ未勝利勝ちのL4が49.9秒で、L2は12.0-12.2の余力ラップ。このレースからは13着ダイタジャスティスが先週の札幌で大穴で勝ち上がったくらいですが、本馬は着差を付けて勝っているだけに別格だったはず。1勝クラスでも上位の力を持っていると考えているのですが、どうもその後、人気になりません。本命を打った前走は5F通過60.7秒とペースが速くなりすぎました。控える競馬をしてくれたことには納得ですが、追走で脚を使わされてしまった印象です。前々走も本命を打ちました。最内枠から出して行って3番手追走。前残りを狙いましたが、強力差し馬2頭が飛んできて5着に。このレースはメンバーレベルが高く、本馬に0.1秒先着したスプレーフォールが1勝クラスを突破しています。また、重馬場とはいえ、1.35.9の走破時計も優秀です。今回は行く馬が少ないので、前走のようなハイペースにはまずならないでしょう。好位差しの競馬が叶えば。こちらは小林勝太騎手から黛弘人騎手への乗り替わりが不安です。
他。7.クォーツァイト:未勝利勝ちは1.40.0で時計は平凡。前々走は5F通過60.6秒のハイペース。ナンヨークリスタルのマクりが入ったことで、実質的には差し馬向きの流れでしたが、前で残した組が強すぎました。勝ち馬がその後、意外にも苦戦していますが、2着馬は1勝クラスで崩れず走っており、3着馬は1勝クラスを卒業。恵まれているはずの本馬は3着に4馬身離されていて。前走は出遅れ。前有利になったとはいえ、もう少し見せ場を作ってほしかったと思います。11.ドンアレス:初ダート。母は未勝利馬。ゴールドアリュールやスマートファルコン産駒のきょうだいはダートをこなしていますが、本馬はリアルスティール産駒。リアルスティール産駒は芝・ダートの成績五分なので走る可能性はありますが、ここは相手も強くて。480キロなら馬格は及第点。この相手で買うにはもう少し買える材料が欲しいところ。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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