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◎3.セレスト
未勝利勝ちがかなり強い内容。
スタート五分も行き脚が付かず後方から。4F目からマクって5F過ぎにハナに立ちました。2着馬に急追されたとはいえ、1馬身差を付ける完勝。かなり長い脚を使って押し切りました。2着のファインラインは札幌芝2000ｍの未勝利戦で2.00.3という好時計で勝利。1勝クラスでも通用するはずなので、本馬も力はあるはずです。
本命を打った前走は行き脚が付かず後方から。3.4コーナーでかなりの外を回って位置を押し上げましたが、そこまでで脚を使いすぎて失速。
前々走はほぼ五分のスタートを切り、12.9秒の4F目でマクっていきました。どうも掛かり気味になったという話なので惨敗も致し方ない内容です。とはいっても、このレースはジャスティンアースが好時計で勝ったハイレベル戦。十分に言い訳が利く敗戦だったと言えるでしょう。
今回は1500ｍへの短縮がカギ。
マイルのアーリントンCでは33.0秒の上がりを使い、11着ケイケイとアタマ差。ケイケイはすでに1勝クラスを勝っています。15着に負けたシンドリームシンも1勝クラスで4着があります。
また、陣営は「1800メートルで行きたがる面を見せているので、1500メートルでスムーズなレースができればと思います」と述べています。
追走力には不安が残りますが、すぐコーナーに差し掛かるコースの内枠はプラス。位置は取りやすいはずです。
また、今回は逃げ先行馬の多い組み合わせ。ペースが流れて、終い12秒以上掛かるレースになれば浮上してくると見て。

○1.ブルーミンデザイン
前々走のディスペランツァ戦はL5が58.0秒の余力ラップ戦で、ハイレベルでした。最後は外枠の差し馬勢に捕まりましたが、見せ場十分の0.2秒差5着でした。
前走は、このディスペランツァ戦で4.3.2着だった馬がそのまま1.2.3着に。ディスペランツァ戦のレースレベルの高さを見せました。こちらもL5が58.8秒と悪い数字ではなく、L1は11.4秒でした。本馬は残り200ｍ手前で甘くなり、0.7秒差の6着に終わりましたが、こんなものではないと思っていました。陣営は「前走はまだ本調子ではなかったです」と振り返っています。
今回は「休養させて馬の成長を感じます。力も上位と思っていますし、改めて期待」と前向き。
最内枠。インで脚を溜めていれば浮上してくるはずで。

▲14.アンドアイラヴハー
前走は1.08.2という好時計で走破して2着。
3着バシレウスシチーが2週前に1勝クラスを勝ち上がっているだけに、前走はハイレベル戦だったと判断しています。インでやや窮屈になり、外に進路を切り替えましたが、差し切るまでには及ばず。スムーズならもう少し際どかったはずです。
前々走はL2が10.9-11.5で、勝ち馬の決め手に屈した形に。本馬も1.20.9で走破しており、上がり33.7秒なら悪くない敗戦でしょう。
未勝利戦では4F通過46.4秒の速いペースで逃げて3馬身差の圧勝。ここで1600ｍをこなせているので、1500ｍに不安はありません。
大外枠から極力、ロスを防げれば勝ち負けになるはずです。

他。
5.イコノスタシス：前走は直線で前が壁に。不完全燃焼の敗退です。前々走は3F通過33.3秒のハイペースを先行。0.4秒差に踏ん張ったのなら悪くはありません。元々はマイルで勝ち上がりましたが、時計・ラップともに際立ったところはありません。それなりにやれそうですが、1勝クラスで上位だと言える根拠に乏しくて。
6.ハーエクセレンシー：前走はエイシンジェンマが抜けているという見立てでしたが、故障。5F通過60.6秒なら平均より少し速い程度。逃げて2着に粘り込みましたが、相手関係を見ても特筆すべき点がありません。こちらもイコノスタシス同様、強力3歳馬相手にどこまでやれるかという馬で、上位人気の側で買うべき馬か疑問。
13.ルクスノア：気性面が課題の馬。前走・菜の花賞は内枠でしたが、力みっぱなしに。前々走は大外枠で前に壁を作れず、3F通過33.8秒のハイペース逃げの形に。3走前も外枠で終始、引っ掛かっていました。今回の13番枠は痛く、今回はハイペースを演出してもらいたいところです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。