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◎8.ゲレル新馬戦はレコードで話題になったキングスコール戦。このレースはL5が58.4秒と速く、3馬身離された2着以下も総じてレベルが高かったと言えるでしょう。ゲレルはスタートを決めて先行。3.4コーナーで外を回されるロスがありましたが、前からそう離されず、しぶとく頑張っていました。本馬は1.49.0で走破。上がりは35.6秒でした。前日の3歳未勝利の勝ち時計が1.48.7で、2着マイネルバーテクスの走破時計が1.49.0。上がり35.2秒でした。2歳の7月に、3歳未勝利で上位の馬と同等レベルで走れるなら上出来です。また、新馬戦は3F通過36.9秒、5F通過61.5秒とまずまず流れたので、本馬の先行力があれば、1500mへの距離短縮はプラスに働きそうです。初戦の最終追い切りは札幌芝で強めに追って終い12.5秒。今回の最終追い切りは札幌ダートで馬なりで追って終い12.9秒。使ったことの上積みもありそうです。
○6.ソロモン新馬戦はスタートを決めて先行。L2が11.2-11.2の余力ラップで、L4の46.4秒も水準以上でしょう。残り200mまでは踏ん張っていましたが、そこから甘くなり、ギリギリの4着でした。この内容から1500mの方が良さそう。また、2.5着が次走で勝ち上がっています。東京らしくレベルの高い新馬戦だったと見て良いでしょう。初戦からきちんと仕上げてくる堀宣行厩舎の馬。陣営は「ダート馬っぽい気もしたので、次走を迷ったが、段階を踏んで、まずは距離を短縮して洋芝を使う」と述べています。将来的にダートで走るかもしれませんが、このメンバーなら芝でも力量上位で。
他。3.グランカメリア:新馬戦は3F通過34.7秒で前が残る展開。やや出負けからリカバー。直線は前にいた逃げ馬を交わせそうで交わせず、外のエメラヴィにあっさりと交わされました。L2は11.5-11.8でしたが、本馬は12秒以上掛かっているはずです。この内容から1500mの延長がどうか。また、エメラヴィは函館2歳Sで0.8秒差の10着に大敗しました(外枠の不利は、インに潜り込んだことでほぼ軽減できていました)。出遅れた5.6着馬は次走で勝ち上がっていますが、どちらも終いに差してきた馬。本馬は前で流れ込んでの3着で評価が微妙。前走は3F通過34.5秒、その後も11.4秒を刻んだことでペースは流れた方。控えたことで展開は向いたはず。ドゥアムールに0.4秒差付けられたのは完敗か。あと、追い切りは2本とも一杯に追っており、まだ良化してきそう。今回は見送り。今後、条件の合うところで買いたいと思います。4.アルジュアルディ:新馬戦は出遅れ。外目を進出するロスがありました。3F通過34.9秒と速くなかったにもかかわらず、L2が12.4-11.9。これは先行馬が沈んで、差し馬がL1を引き上げた形になります。本馬は最後まで伸びており、1500mは問題なさそうですが、新馬戦のレベルは低かったと判断しています。次走、馬券に絡んだのはダートを使った6着馬のみ。売れすぎだと見て。7.マギームーン:新馬戦は京都内回り芝1600m。スタートを決めてスムーズに先行しましたが、残り200m手前ではもう前からどんどんと離されていきました。L2は11.2-11.3の余力ラップでしたが、本馬は終いに大きく失速しているはずです。この様子だと1500mでも長い危険性が高い。同タイムの4着馬が次走、1600mで3着していますが、2.0秒離されてのもの。0.3秒先着した6着馬は次走1200mで2着。1200mで狙いたいところ。9.ベストロイヤル:新馬戦はやや出負けして中団から。3.4角ではインをロスなく進出して0.3秒差2着。L2は11.7-11.7の持続ラップで、1500mは合いそうですが、前走は非常に上手く乗れていました。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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