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◎8.ルクスチェリー
前走は6番手で初角を通過しましたが、道中で内・外から交わされて位置を下げました。更に4角手前で他馬に寄られてブレーキが掛かる厳しい競馬に。それでも前残りの中、5着まで差してきたのは十分に強い内容でした。
前々走はやや出負け。外枠だったこともあり、リカバリーもできず。その後は馬群の中にいたことで、マクっていく馬に付いていけませんでした。最後の伸び脚は1.2のものがあり、スムーズだったら……という内容。
函館で差し損ねた馬を札幌で狙うのは一種のセオリーで、ここは狙い目でしょう。

○10.マイファミリー
前走は内枠有利の福島。本馬は外枠で終始、外を回されるロス。4着なら力を示しました。
前々走はスタートを決めて中団前目。前残りの展開に泣きましたが、終いの伸びは際立っていました。
3走前は鞍上が「切れ味勝負では分が悪いのでポジションを取りにいきました」という話で、3番手を追走。このレースはL5が58.3秒と速くなり、高い持続力・瞬発力を求められるレースになってしまいました。1.2着馬は相当な実力馬のはず。2着アウセンザイターは次走も加速＆余力ラップのハイレベル戦になりましたが、3着と力を示しました。
ここでは力が上で、一定の先行力もあります。
黛弘人騎手に乗り替わるのは不安ですが、力上位で。

▲12.ハートライト
前走は残り200ｍまでは手応え良く運んでいたように映りましたが、そこから伸びを欠いたところを見ると、2400ｍが長すぎたのが敗因ではないでしょうか。
前々走は出たなりで中団のイン。直線は最内を伸びてきましたが、L2が10.9-11.3で、逃げて上がり最速の勝ち馬に残り400ｍ付近からじわじわ離される格好に。本馬自身も余力ラップ相当では走っているはずなので、悪くはなかったと言えます。2.01.1の走破時計は、マイファミリーの2.01.0に次ぐ持ち時計2位。
新馬戦は出遅れ。L2が11.3-11.2の余力ラップで、上がり3位の33.8秒で差を詰めていました。出遅れ癖はもう解消しています。このメンバーなら先行できそうで。

△11.フォルテフィオーレ
骨折放牧明け。放牧先で乗り込まれてきたそうです。
前走は勝ち馬がオオナミコナミで、1勝クラスで1番人気に推された馬。2着ハイディージェンはすでに2勝を挙げています。
道悪でラップ面が分かりにくいですが、相手比較から力はあるだろうと想像しています。手応え的に1.2着馬よりも良かったので、ここも力差はないと見て。

他。
4.グッドヴァイブス：ルメール騎手騎乗でここが初戦になります。追い切りは水準級に動いてはいますが、特筆すべき点はありません。初戦の馬を買うにはもう少し買える条件が欲しいところで。
9.ダノンロッキー：力は認めますが、3戦全てで出遅れています。ブリンカー着用とはいえ、2000ｍで位置を取れるかは甚だ疑問です。出遅れた新馬戦はスローで馬群が凝縮。後方とはいえ、そう前と差はありませんでした。L2が11.3-11.0の余力ラップを差してきているだけに力は認めますが、今回は後ろになりすぎそうで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。