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展望:新潟芝1000mは非常に特殊なコース。外枠有利はもう言うまでもないでしょう。
正直に書きますが、私はプロになるまで新潟芝1000mの予想からほぼ逃げてきました。そのため、経験値としては購入者様より低いかもしれませんが、その分、アイビスサマーダッシュに向けて研究を重ねてきたつもりです。以下の考え方で予想しています。直線の1000m戦は高い持続力が求められます。馬が全速力で走れるのは300〜400m程度。1000mを全力疾走できる馬はいません。比較的速いラップを持続できるのが約5Fまで。これは他距離のラップを見ていると分かるかと思います。このコースではよくダート馬が来ますが、その理由はダート馬が高い持続力を持っているからだと言えるでしょう。また、通常のコースでは3歳馬・4歳馬の成績が良くなりますが、5歳馬・6歳馬が好成績を挙げているのがこのコース。トップスピードに衰えのある高齢馬でも活躍できることも、持続力が求められることの根拠です(アイビスサマーダッシュの過去10年では3歳馬の複勝率が40.0%でトップ。馬券に絡んだ4頭全て牝馬で、51キロが相当有利なのだと思われます。続いては5歳の29.8%、6.7歳の13.2%が続き、4歳馬は12.0%)。芝1200mからではハイペースですっ飛ばして粘り込むタイプが好成績を挙げています。ダートでは上位の上がりを使えるタイプが好成績。ダートで前目から上がり上位の脚を使う・上がり上位で差してくるには、高い持続力が必要だということでしょう。芝で上がり最速をマークして新潟芝1000mに挑んだ馬の成績が悪い一方で、ダートで上がり最速をマークして新潟芝1000mに挑んだ馬の成績は良好です。芝の差し馬なら、ハイペース戦や消耗質のレースをしぶとく差してくるようなタイプが良いでしょう。新潟芝1000mで好走している馬はそのまま評価して構いません。特殊故に騎手も重要。リーディング下位でもこのコースを得意としている騎手は少なくありません。土曜11Rで勝利を挙げた菊沢一樹騎手はその一例です。また、斤量も重要です。3キロ減や女性騎手が活躍しているのも偶然ではないでしょう。牡馬よりも2キロ軽い牝馬も優勢です。減量のないアイビスサマーダッシュでは3キロ減や女性騎手の有利はありませんが、牝馬は有利。馬の適性も重要。高齢でも活躍しやすいこともあり、リピーターコースになっています。あとは前哨戦比較。昨年のアイビスサマーダッシュは54.9秒と時計が遅かったにもかかわらず、差しが届いたということで低レベルだったという判断。昨年の韋駄天Sは56.5秒と流石に時計が遅すぎで、こちらも低レベル戦だったと言えます。今年の韋駄天Sは馬場が悪かったので時計としては及第点。ただし、前有利だったので、この組からは差し馬を狙いたいところ。今年は馬場状態が良く、土曜11Rの1勝クラスで55.5秒でした。アイビスサマーダッシュになると54秒台前半が出て、差し届くだろうと考えています。また、今年は別路線から適性のありそうな馬が出てきており、別路線を狙いたい一戦です。
◎9.グレイトゲイナー5走前の休み明けから覚醒。如何にも1000mが合いそうなタイプです。前走・オーシャンSは内から押して逃げました。3F通過33.3秒で逃げて、1000m通過は56.4秒でした。この馬に付いていった馬が軒並み潰れている中、二枚腰を使って粘った内容は高い持続力の証明したと言えるでしょう。前々走・カーバンクルSは出負けからリカバリーしてハナへ。3F通過は33.1秒で、1000m通過は55.9秒でした。1.07.8という字面だけ見れば速いのですが、このレースは同週3歳1勝クラスの1.07.6よりも遅く、レース自体は評価していませんが、本馬は出負けから押して出して行っているので、負荷は高かったはずです。3走前の京阪杯は外差し馬場に泣く形になりましたが、しぶとく伸びており、逃げたビッグシーザーを0.1秒差のところまで追い詰めました。2021年のアイビスサマーダッシュに出走していましたが、当時は出が今ひとつで中団から。外に寄せてから、また内に切り替えして伸びてきました。0.7秒差の5着に終わりましたが、スムーズに運べなかったというのに、54.9秒で走破したのだから適性は高いと言えるでしょう。逃げなくても競馬ができる馬。鞍上の笹川翼騎手が大きな不安要素ですが、地方騎手がトレンドになっていた2003年のアイビスサマーダッシュでは地方の左海誠二騎手がイルバチオで差し切り勝ち。地方の向山牧騎手がトーセンオリオンを大穴で3着に持ってきました。地方騎手は持続力を要するダート馬ばかりに乗るため、馬の持続力を高める騎乗スタイルが身に付いているのでは?と推測しています。騎手で嫌われているのでしょうか、普通に上位人気かと思いきや、土曜夕方時点で12番人気と全くの人気薄。これは狙い目だと考えて本命を打ちます。
○16.ディヴィナシオン速い上がりは使えるものの、なかなか届かない馬。前々走・韋駄天Sはスタートを決めて後方から。最後は前が詰まってしまい、鞍上は「狙っていた進路が最後の最後に締まってしまいました。僕のミスです。スムーズならもっとやれそうです」と述べていました。詰まらなければもっと上の着順になっていたはずです。このレースは先行有利だったので、後方から差してきた点は高く評価できます。外枠を引いたこともプラス。松山弘平騎手は関西の騎手なのでこのコースに乗る数が少ないですが、2020年まで遡ると7回乗って3回が馬券絡み。苦手ではなさそうです。
▲15.モズメイメイ前走は控えて差してくるという驚きの3着。3コーナーでラチ沿いまで潜り込み、コースロスを防いだからこその好走ではないかという判断。このまま控える競馬をしてきそうですが、昨年の葵Sは2.3.4.5F全て10秒台という1000m戦のようなラップで逃げ切りました。この時の1000m通過が55.6秒だったので、適性は高そう。昨年のアイビスサマーダッシュ・今年の韋駄天Sが低レベルだろうという見立てで、他路線から来たモズメイメイは高く評価します。
△12.ウイングレイテスト前走・函館スプリントSは3F通過33.4秒のハイペース。10番枠で、道中は外目を回されるロスがありながら2着に食い込んだのはかなり強い内容でした。前々走・1351ターフスプリントは残り200mで先頭に並びかける見せ場十分の競馬。鞍上は「ペースが思った以上に速くて、ハナ行けるかなと思ったが、外の2頭が速くて。ポジションはこの馬のポジションでしたが、海外の馬も強くて。後ろの馬のペースになってしまいました」と述べていました。3走前・阪神Cは好発。外枠からハナを奪い切りましたが、3F通過33.1秒の超ハイペースに。1000m通過は55.7秒でした。阪神芝1400mは3F.4F.5F目がコーナーになっているので、直線コースに替われば54秒台で走れるはず。逃げなくても競馬はできる馬なので、展開にも左右されにくいと言えるでしょう。1200mでは少し足りないタイプが集まったここなら高く評価できます。59キロはこのコースにおいて大きな不安要素なので、印としては4番手評価まで。
☆2.ショウナンマッハ新潟芝1000mは2度使っています。前々走・邁進Sはスタートで躓きましたが、二の脚が速くリカバー。前目から押し切り、勝ち時計は54.9秒でした。当時の馬場を考えれば十分に速い水準で、この時計で走れるならアイビスサマーダッシュでも通用しそう。また、ハンデ戦でしたが、本馬はトップハンデの57キロを背負っていました。今回も57キロです。昨年の飛翼Sはスタートで挟まれて後方からになる不利。それでも終いは内目から伸びてきており、3着を確保。適性が高く、アイビスサマーダッシュでもそれなりにやれそうですが、痛恨の2番枠。今回は内ラチに寄せていきそう。土曜は内ラチに寄せた馬が4.6.7着とまずまず好走。あり得そうで、押さえることにします。
☆4.ジャスパークローネ徹底逃げ馬で、行けなければ脆いタイプ。前走・北九州記念は出遅れた時点で終了しました。昨年秋は大躍進。スプリンターズS4着、北九州記念1着、CBC賞1着と、逃げてしぶといところを示しました。中でも注目はCBC賞。コーナー部の4F目に10.8秒を刻むという変速的なラップでの逃げで逃げ切りました。コーナーでこれだけ速いラップを刻めるということはコーナーが上手いことの裏返しでもありますが、1000m通過が55.5秒なら、直線コースでより速く走れるはず。58キロはスプリンターズSで背負っており、ここも1000m通過55.7秒で飛ばして0.4秒差4着に粘りました。不良馬場の駿風Sで逃げ切り。当時は2着馬と終始、並走する形で、一度は前に出られましたが差し返しています。新潟芝1000mで勝っているのは安心材料。スピードを生かすには当時のような不良馬場でなく、夏の高速馬場が良さそうです。森秀行厩舎の3頭出しで、この馬が内ラチに寄せるか外ラチに寄せるか判断が難しいところ。残り2頭はグレイトゲイナーとディヴィナシオンです。グレイトゲイナーもできれば逃げたいだろうと思うので、内ラチに寄せるかもしれません。そうなるとテイエムスパーダが楽できそうで怖いのですが、こちらのテンのスピードの速さを評価。グレイトゲイナーがテイエムスパーダを潰してくれれば、ベストな展開になりそう。
以下は無印の馬について。
1.リプレーザ近走は良いところがなく、最も着差の少なかった4走前のポートアイランドSは4F通過48.1秒の超スローだったからこそ頑張れたという印象で。さすがに足りないのではないかという見立てで、試行錯誤でここを使ってきたという印象です。3.ロードベイリーフアイビスサマーダッシュでは2年連続の3着。2年前はともかくとして、昨年は54.9秒と時計が遅かったにもかかわらず、差しが届いたことで低レベル戦だったと見ています。韋駄天Sは特に不利なく乗れていますが、伸びきれませんでした。今年は別路線組が強いと考えているので、果たして足りるかどうか。5.マウンテンムスメ前走・韋駄天Sは3F通過32.5秒で、馬場も悪く差しにくい馬場だったので前有利の流れに。逃げてチェイスザドリームに交わされたのは印象が悪く、走破時計の55.1秒も物足りません。また、52キロから55キロになるのも相対的に不利で。6.クムシラコ前々走・駿風Sは10番枠。外ラチ沿いに潜り込むまでがスムーズでした。54.9秒で走破しており、この時計で馬券に絡める年もありますが、完全に上手くハマってのもの。今回のメンバーではより後ろからの競馬になりそうで、当時の再現は容易ではないはずで。6番枠も不利で。7.ハギノメーテル3勝クラスでも良いところなしの競馬が続いています。新潟芝1000mでは50キロを背負っても大敗しており、現実的には厳しい。8.マイヨアポアダートで速い上がりを使えるタイプで、新潟芝1000mの適性は高い馬。前走・韋駄天Sは急仕上げだったという話。前有利の展開で離されており、少し情けない結果ですが、言い訳は利きます。3走前の稲妻Sは内枠で出負けして外ラチ沿いまで潜り込みました。3F通過32.0秒のキツイ流れを差し切り、54.7秒の勝ち時計も優秀です。前走時に「雨の影響が残ると気になります」と述べていたので、その点がカギ。おそらく、良馬場ですが、雨は降る予報です。10.ファイアダンサー前走・韋駄天Sは大外枠で、外ラチ沿いを全くロスなく走って来られました。韋駄天S組は差し損ねたタイプを評価したい一戦ですが、本馬は恵まれた側面が大きく、54キロから55キロに増える点もどうか。また、鞍上は「稍重から重なら逆転できると思います。ひと雨が欲しかったですね」と述べていました。昨年のアイビスサマーダッシュは熱中症を発症したという話で度外視できますが、それなら今年も不安が拭えません。4.6走前は新潟芝1000mで好走していますが、それぞれ52キロと51キロ。雨が残ったとしても夏の高速馬場が向くとは思えません。11.アビッグチア前走・福島テレビオープンは3F通過34.1秒の緩いペースで逃げたものの、4角出口で早くも捕まりました。前々走・韋駄天Sはややスタートが悪く、外ラチ沿いまで行けず。内目を通らされて惨敗に終わりました。テンの速さでは他の逃げ馬に劣ります。緩めのペースを前目から粘り込むタイプなので、このコースの適性も疑わしいところ。13.チェイスザドリーム前走・韋駄天Sの勝ち時計は55.0秒で、馬場を考えれば及第点でしょうか。時計が54秒台前半から半ばであれば、アイビスサマーダッシュにそのまま繋がりやすいのですが……。54.8秒と近い時計だった2022年は追い込んで間に合わなかった組が来ました。3F通過32.5秒はともかくとして、馬場が悪く差しにくい馬場だったので、2番手追走は恵まれました。今年は展開や枠が不利だった馬を狙いたいところ。14.デュアリスト前走から福永祐一厩舎に転厩。ダートの先行馬で、速い上がりはあまり使えないタイプなので、1000mの適性がカギ。ですが、福永祐一調教師が判断したのなら向く可能性もありそうです。ただ、以前のダッシュ力に陰りが見えており、戦績面からも力は衰えているでしょう。ずっと重い斤量で走らされてきた馬なので、57キロになることでダッシュ力はある程度戻りそう。57キロを背負ったカペラSは先行有利でしたが、最後に差し馬に捕まっています。現実的には買えないか。17.テイエムスパーダ徹底逃げ馬で、行けないと脆いタイプですが、テンが速くありません。ジャスパークローネがいる今回、この馬の競馬はできないはずです。もしジャスパークローネが出遅れたり内ラチを狙っても、マウンテンムスメやグレイトゲイナー、ウイングレイテストなど、速い馬も多数いるメンバー構成。1000m自体は合いそうですが、そもそも逃げられない危険性が高くて。18.メディーヴァル前々走・韋駄天Sは3F通過32.5秒で、前有利の流れに。すぐに外ラチ沿いに潜り込めたのも良かったと思います。より先行力の高い馬のいるメンバー構成では厳しくなりそうで。実際、昨年のアイビスサマーダッシュは先行できず、伸びきれずに終わっています。昨年の韋駄天Sは勝ち時計が56.5秒と非常に遅く、レベルが低かったからこそ勝てたのだろうという判断を下しています。大外枠は良いものの、さすがに力不足でしょう。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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