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◎1.ブッシュガーデン現級通用の力を持っている馬。前走は内枠から先行できるだろうと期待して本命を打ちましたが、3F通過が32.4秒という超ハイペースになったのは完全な想定外。差し決着になり、2番手は明確な展開不利でした。前々走は「フケっぽい面は治まっているし、追い切りも予定通り。発馬が五分なら好勝負に」と前向きなコメントが出ていました。3.4角で外を回されるロスが響いての0.5秒差という印象で、十分に復調気配は伺えました。3.4走前は陣営が戦前から弱気。どうも寒い時期は良くないそうです。5走前の中山戦は内枠から上手くレースを運びましたが、伸びそうで伸びなかったところを見るに平坦の方が良いはず。0.3秒差負けなら小差です。6走前がかなり強い内容。不利な外枠で外を回されたというのに2着まで差して来ました。平坦コースの方が良い馬で、札幌では2歳時に3戦して全て馬券に絡んでいます。現級でもずっと上位人気に推されていた馬だというのに、人気は底値。今回も絶好の最内枠を引き当てたので、内でロスなく立ち回れば浮上するはずです。
○3.トーセンサンダー前走は外枠で外々を回すロスの大きかったトーセンサンダーが差し切ったことで、2着以下のレベルが低かったのだろうと、他レースの予想で書いています。本馬は1番外を回される大きなロスがありながら差し切っただけに、素直に前走は評価して良さそう。前々走は3F通過33.9秒なら前も残れるペースだったはず。3番手から0.1秒差の3着に負けましたが、鞍上は「直線で先頭に立ったことがあまりないので、左へ張っていました」と述べていました。3〜5走前は2年目の佐藤翔馬騎手が騎乗。3走前はスタート後に隣の馬と接触して後ろからに。4走前は向正面で詰まって下がる場面がありました。調教師は「そうなると終いに脚を使えない」と述べていましたが、3.4角で外を回したのも当時の馬場では厳しく、残り150m付近で脚が上がりました。減量がない佐藤翔馬騎手というのも、結果に影響しているはずです。5走前は減量こそありましたが、1.07.8というかなりの好時計で惜しい3着でした。もっと速く2勝クラスは突破できるだろうと思っていた馬。出世が遅れてしまっただけで、力は足りるはずです。3番枠から先行できるのも良く、相手候補として。
▲8.オウバイトウリスタートの悪いところがあり、前走と4.6走前は出遅れ表記。前々走も出がイマイチでした。ダートに転向して勝ち上がった馬ですが、芝の未勝利戦ではバウンシーステップとロゼフレアという現2勝クラスの馬を相手にクビ・クビ差の3着に好走しました。前走は素直に力が一枚上だったのでしょう、抜け出す時の手応えがかなり楽で、まだまだ余力はありそうでした。二の脚の速さはあるので、スタートがカギ。出遅れても中団辺りには付けて差してきそうで。
△16.エイシンフェンサー大外枠がカギですが、前走も15番枠でかなりの外を回されました。しかも3F通過33.4秒のハイペースを前目から運ぶという負荷の高い競馬に。差し決着の中、先行してタイム差なしの2着なら上々の結果です。すぐ内にマイネルレノンが入ったのも今回と全く同じ枠の並び。マイネルレノンは枠次第で印を回そうと思っていた馬ですが、隣枠ならエイシンフェンサーの方を素直に評価しなければならないという印象です。また、前走は「体に余裕があった分、ポテンシャルをすべては出せていませんが、そのなかでもいいレースをしてくれました」と鞍上が述べていた通り、プラス12キロと良化の余地を残しているはずでしょう。芝で崩れたのはマイルの新馬戦と、インで詰まった5走前だけという安定感を誇ります。大外枠でも軽視できず。
他。5.ドーバーホーク:前走は3F通過33.4秒のハイペースで展開が向いての4着。内にモタれたことで、先に動かれてから外に持ち出すというロスはありました。今回はチークピーシズで矯正を図るそうです。前々走は前が狭くなるところがありました。馬群をさばいて3着に浮上しましたが、時計の遅い低レベル戦でした。タフな馬場を苦にしない一方で、時計には限界があるタイプ。馬群をさばいて、かつ、後ろから届くかどうか。今回、ペースが緩む想定で、届かないと考えています。9.ドナベティ:新馬戦のL2を11.1-11.4でまとめて勝利した馬で、実力は評価しています。前走は鞍上が「終始、右に逃げていました。なかなか前へ行かず、推進力がそがれてしまいました」と述べていますが、モタれるのは馬の癖でもあります。かつては外にモタれており、クローバー賞はそれも敗因で失速しました。ファンタジーSは「ラチを頼れるだろう」と内枠を評価しましたが、最後は外に斜行して制裁を食らう結果に。前々走・フィリーズレビューは躓いて出遅れる格好に。まともに走れれば3勝クラスも突破できますが、スタート面やモタれる面も含めてアテにならないタイプ。乗り難しいはずなので、テン乗りは不安要素。差し馬というのも不安で、このメンバーで届く馬場になっているかどうか。10.アドヴァイス:前走はスタートが悪く、押して押してハナへ。3F通過33.6秒は速かったとはいえ、L2は11.7-11.9。本馬は12.1秒まで失速している計算になります。雨の影響を受けたとはいえ、勝ち時計が1.08.8は同日1勝クラスと同タイム。レベルが低かったという判断を下しています。今回、前走よりも楽に逃げられそうなのはプラスですが、時計に限界があるタイプ。洋芝自体は良いでしょうが、今回は開幕週。前走よりも3キロ増えるのもマイナスで。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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