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◎7.アンビバレント
元来逃げ馬ですが、前走は出遅れて33.9秒の上がりを使ったのには驚きました。インをロスなく回ってきたとはいえ、ゴール前では狭くなる不利がありました。7着とはいえ、勝ち馬とは0.2秒差で、不利さえなければ馬券に絡んでいた可能性も高かったように思います。
前々走は逃げ馬が多数いたレースで、二の脚は一番付いてハナを奪えそうでしたが、内枠の馬を行かせて外の2.3番手から。3F通過33.3秒はペースが速かったので、外を回されたこと含めて参考外でも。
3走前はダート。出遅れて、二の脚でリカバリーしていきましたが、砂を被ったことでズルズル後退してしまいました。度外視。
4〜7走前は全て先行馬不利の展開で惨敗しているだけ。今回は楽に逃げか先行できるでしょう。
8走前は前に厳しい展開で3着に粘っており、現級通用の力は備えています。

○4.ゴルトリッチ
1勝クラス勝ちの1.08.2は今年の福島芝1200ｍで3番目の好時計。1位は3勝クラスのキタノエクスプレス、2位は同日オープンのモルガナイトSですから1勝クラスとしてはかなりレベルが高かったと見て良いでしょう。
昇級戦の前々走は、一列前にいたトーセンエスクードと共に終いの伸び脚が際立っていました。結局、逃げ・2番手の馬が1.3着だったので展開が向きませんでした。
前走は初ブリンカー着用。鞍上によると「外枠で前に壁を作れなかった分、最後は甘くなってしまいました」という話です。L2が11.2-11.5の余力ラップ戦で、強力3歳馬のスピリットガイドに先着したのだから評価して良い4着でしょう。今回はブリンカーを外して挑むので前走のようなことはないはず。

▲6.リジル
前走・橘Sは芝でもやれるところを見せました。L2は11.4-11.3の加速＆余力ラップで、近い位置から競馬を運んで2着だったペアポルックスが次走、葵Sで2着と、重賞でもやれています。このペアポルックスと0.2秒差なら2勝クラスでも通用するでしょう。
ダート1400ｍだった前々走は3F通過が33.8秒のハイペース。このペースを苦もなく先行しているのだからテンの速度も上位。人気に応えられる器のはずです。

他。
1.ヤマニンアストロン：前々走はよく分からない負け方でしたが、陣営は「追走に戸惑っていました」と述べています。前走は巻き返して勝ちましたが、3F通過33.3秒のハイペースで差す競馬が向いています。相手も弱かったので、2勝クラスで即通用するかは疑問。
2.ラウラーナ：前走・前々走は五分に出たというのに、後方のまま終わりました。3走前は内枠から好位を追走できましたが、本来、先行力あるタイプではなく、ここは追走に苦しみそう。函館で連勝していますが、1勝クラスは3F通過35.2秒と、1200ｍとしてはかなりのスローでした。私の見ている新聞では上位人気想定ですが、おそらく人気はしないのでは。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。