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◎14.リチャ3.プラウドヘリテージ、5.カズプレスト、13.ベンテイガ辺りが逃げ候補か。リチャは強い馬が揃った世代限定1勝クラス以外ではダートで崩れていない実力馬。前走は超高速ダートだった一戦で、勝ち時計の1.55.6は1800m並み。1900mでこの時計は非常に速い。日本レコードがオーヴェルニュの平安Sの1.54.7なので、3勝クラスとしては破格です。比較的ロスなく乗って0.9秒差3着。前々走は重馬場の中山ダート1800mで5F通過が64.0秒。これはあまりに遅く、逃げたプラウドヘリテージに完全に展開が向きました。ギリギリとはいえ、上がり36.9秒で差し切ったのだから速い上がり勝負になっても崩れないでしょう。3走前は一転して5F通過61.9秒のハイペース。冬場のダートでタフでした。差し馬が上位独占の中、先行して0.1秒2着に粘ったのはかなり強い内容です。今回、前に3頭を行かせて追いかける形で運べそう。スローなら速い上がりを使える馬で、タフな競馬になっても粘れる馬。ここは崩れないと判断しました。
○7.オンザライン安定感抜群で、一定の先行力も備えています。3走前から去勢したことで、安定感に磨きがかかったように思います。リチャが早めに前の馬を潰してくれれば、浮上してくるはず。前走は控えて脚を溜める作戦。上位4頭は全て3勝クラスを勝てる馬だと見ていますが、12.5秒まで失速したL1部で前との差を詰めてくる好内容でした。去勢してから時間が経ってきたことでパワーアップしているのではないでしょうか。前々走は5F通過62.2秒と流れながらも前が残るレースに。1.0秒差5着とはいえ、勝ったアクションプランはオープンでも連続3着している実力馬。3走前が去勢明け。5F通過63.4秒ならスローで前有利の流れ。前が残った中で、差してきての0.6秒差4着なら悪くありません。とにかく前走がこれまでのイメージを一変させる好走。相手も強力だったので、パワーアップしていると見るのが妥当でしょう。4走前の福島ダート1700m戦は前残りになって展開が不利。6走前は道悪で5F通過60.6秒なら前も楽ができたレース。前残りで展開不向きながら3着と頑張っています。去勢明け4戦目で更に上積みがありそう。陣営も「柔らかみがあって具合のいい今なら、もう少し走れそうな感触があります」と前向きです。相手筆頭候補として。
▲13.ベンテイガ2連勝の内容が優秀。4走前は大きく出遅れ、5走前は残り200mを切ってから急失速した通り、距離が長かったのだと思われます。6.7走前も出遅れで、先行さえできれば力があったということなのでしょう。3走前は出負けからリカバー。5F通過63.3秒ならやや緩く、L4を50.1秒でまとめて4馬身差の大楽勝。最後は抑える余裕があったので実質的に余力ラップでの勝利です。前々走も出負けからリカバリーして先行。5F通過64.0秒のスロー。少し不思議なレースで、人気の先行馬メイトースイとサムハンターが全く不利なく乗ったというのに惨敗してしまいました。L4を49.6秒でまとめたなら優秀で、L2の12.0-12.3も優秀です。3勝クラスでも通用すると考えていますが、前走はよもやの大敗。スタートこそ五分に決めて先行態勢に入りましたが、外から被されて揉まれる競馬になりました。これまでもスムーズな競馬が叶わなければ大きく負けていたので、揉まれたことが敗因でしょうか。今回もスタートはカギですが、外枠なのでリカバリーして先行できるはず。すぐ外のリチャはそこまで主張しないので、外の3番手付近は確保できそうです。リチャの存在によって仕掛けが早め早めになり、プラウドヘリテージとカズプレストは楽ができないはず。この2頭よりもベンテイガの方がスタミナ豊富なので、しぶとく伸びて来られると予想します。
他。2.カンピオーネ:差し馬。前走は出遅れ。5F通過63.7秒のスローの中、外枠差しの形に。展開不向きでした。前々走は5F通過61.2秒と流れたことで、差しの決まる展開に。今回、内枠で外から続々と被されそうな点を嫌います。また、差すにしても1700mより1800mの方が良いでしょう。展開不向きになりそうで、危険視します。3.プラウドヘリテージ:徹底逃げタイプで、前走は3F通過34.2秒とかなりのハイペースになって行けず。自分の競馬ができなかったにもかかわらず、しぶとく伸びて6着を確保したのは立派。前々走は5F通過63.9秒というスローを逃げ切り。3走前も5F通過64.0秒のスローで展開が向きながらリチャに交わされました。1700mの小回りということで仕掛けが早くなり、1800mの時のようなマイペースでは運べないはず。圧が厳しくなって飛ぶという想定で。5.カズプレスト:砂被りNGなので、逃げか外の番手が欲しいところでしょう。内にはプラウドヘリテージがいて、外からはベンテイガとリチャからのプレッシャーが掛かるはず。昨年のこのレースは恵まれた2番手から運び、逃げ馬を交わせず、オンザラインに迫られる内容。今年は楽な展開にならなそうで。6.イーサンバーニング:出遅れがデフォルトの馬で、2400mでも位置を取れないだけに展開待ちの側面が大きい。今回、後方一気は厳しいという見立てで。昨年の札幌ダート1700mで二度とも好走していますが、当時は差し有利のバイアスがかなり強く出ていたので間に合ったという印象です。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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