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◎9.アミアン函館芝2000mはスタート後が下りで、初角まで475mもあるのでペースが流れやすいコースです。先行馬の数はほどほどに収まりましたが、多頭数のため、それなりにペースは流れるはず。函館芝はBコース替わりですが、土曜は雨予報もあり、差し馬が走れる馬場になるはずです。洋芝は馬場の悪化が特に早いと言えます。アミアンの前走は大外枠で外を回されるロス。ルージュピルエットのすぐ外を回して、4角でもアミアンが外を狙ったのに対してルージュピルエットは内を選択しました。進路差は響いたと思いますが、それでもルージュピルエットとはタイム差なしの7着でした。内容としては完全にルージュピルエットよりも上。前々走は大逃げがありましたが、中団から3着を確保。ウマい馬券を出していましたが、この馬に割られたことで1.2.4着という悔しい結果に。この内容からも1F延長はプラスに働きそうで、前々走の借りはここで返してもらうつもりです。
○10.ホウオウダイアンこちらも前走は函館芝1800mで外を回されたロスが響きました。スタートを決めて中団を追走。勝負どころでも外目を回してきましたが、前にいた3頭を捉えきれず。とはいえ、脚色自体は先着された馬たちよりも上でした。走破時計が1.49.6と遅いですが、所々、雨が降っており、このレースもスタート後に強い雨が降っていました。また、5F通過60.8秒でしたが、その後、ペースアップせず、L2が12.1-11.7の加速ラップ戦に。時計の出ないラップになった側面もあります。小柄な牝馬なので道悪でスピード決着にならない方がベターでしょう。1F延長の今回、もっと差は詰められると考えて対抗を打ちます。
▲2.ルージュピルエット新馬戦では大きく出遅れながらも、大外から上がり最速33.4秒を使って4着に食い込んだルージュピルエット。L2が10.7-11.6の余力ラップ戦になったチルカーノ戦で、このレースは超スローながらも出走馬から4頭が勝ち上がっています。前走はアミアンの内、少し前から運びました。アミアンの方が不利だったという見立てなので、今回、逆転はされそうです。2000mは3走前に0.2秒差4着に好走した距離で、当時の1〜3着馬は全て勝ち上がっています。また、5着に5馬身差を付けたのだから4着とはいえ価値は高いでしょう。位置を取れてしまう点がやや不安も、速い上がりでまとめられる点を評価します。キズナ✕カジノドライヴという血統で、時計が掛かるのもプラスに働きそうです。
他。8.スウィートリワード:実力だけなら最上位でしょうが、2000mに延びる点がどうか。1200mを二度使っている馬です。また、4走前のレース後に鞍上が「大分のめっていました。走りにくそうでした」と述べていたので、雨が降るのもマイナスでしょう。スローになりやすい函館芝1800mから、ハイになりやすい2000mに距離延長するのもマイナスで、強くても嫌う価値はあると判断しました。11.ラインポーチュラカ:2戦目以降は全て出遅れ表記。前走は出遅れからリカバリーして2番手へ。5F通過59.8秒と流れた中、先行したのは不利ですが、速い上がりを使えない本馬にとってはプラスだったと言えます。前々走も出遅れからリカバリーして2番手へ。5F通過59.8秒で、これで3着に粘れたのは1800mだったからではないでしょうか。今回も出遅れると考えた方が良さそうですが、マクったらハイペースに、控えても速いを使えず届かない、という結果に終わりそうです。12.ロールオブアームズ:前走は距離が敗因でしょう。前々走はダートで参考外。4走前が最も高いパフォーマンスでしたが、当時は内前有利の馬場。最内枠からバイアスに沿った競馬ができました。ロードカナロア✕メジャーエンブレムという良血馬で、過剰人気なのでは(売れるかどうか分かりませんが……)。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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