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◎12.ステイチューンド大混戦模様の一戦。展開や馬場状態など、少しの材料で着順が入れ替わりそうなメンバー構成です。ステイチューンドの前走は出遅れ。開幕週の第1Rでは致命的になりましたが、それでも5着まで差してきて力は示しました。鞍上の北村友一騎手は「今回は休み明けでしたからね。このひと叩きによって、次はもう少しテンについていければと思います」と述べていました。元々、出が少し悪い面はありますが、さすがに前走ほど出遅れたことはこれまでにないので、今回はもう少し追走できると考えるべき。行く馬もある程度揃ってくれたので、中団やや前の外目を追走できれば。前々走は初ダートで行き脚が付かず。3走前は多少出が悪かった程度で、その後は無理をせず中団から運びました。デビュー3戦目のL2が11.1-11.6の余力ラップで、0.5秒差5着に好走した時から評価していた馬ですが、組み合わせが悪かったり展開不向きだったりでなかなか勝ち上がれていません。函館芝はJRA画像ではすでにインが荒れてきており、雨の影響を受けた先週日曜時点ではもう内枠有利とは言えないくらいには悪化していました。今回の外枠は有利だと考えて本命を打ちます。
○16.ドレッドドレッドの前走は13番枠で1番人気は売れすぎだろうと思って見ていましたが、案の定、かなりの外を回されて脚を失いました。外を回したことが敗因だと思うのですが、陣営は「前走のように構える形だともうひとつ。今回はブリンカーを外して積極的な競馬を」と述べています。いずれにしても外枠の先行馬が恵まれるだろうという馬場想定でいるので、今回は買えるのではないでしょうか。4戦連続で1番人気の馬が敗因明確だというのに多少人気が落ちるなら狙い目。今回は連闘策で、先週のレース後に芝は6R行われました。その間にインが悪化してきていたはずで、今回は改めて期待できるでしょう。
▲15.オーヴァーザトップオーヴァーザトップは、シックスペンスが余力ラップで勝った新馬戦で上がり最速の3着だった馬。すぐ勝ち上がれるだろうと予想していましたが、その後、苦戦が続いています。出遅れ癖があることでパフォーマンスが安定しませんが、力は確か。2戦目はオーサムストロークの3着ですし、出遅れた4走前はドレッドと0.2秒差の競馬ができています。前走も出遅れながら上がり5位タイの34.2秒の上がりで差は詰めているのですが……。陣営も過去に「未勝利クラスを勝ち上がれるだけの力はある馬」と述べています。まずはスタートを決めて、外枠の差し馬が恵まれる展開になれば。
△6.ノイヤー前走は勝ち時計が同日函館スプリントSと全くの同タイムというハイレベル戦。函館スプリントSは雨の影響を受けたとはいえ、十分に評価して良い一戦でしょう。ノイヤーは好発を切ったものの、その後は外目を回され続けるロスの多い競馬に。0.2秒先着された3着のグランテレーズがインで完璧な立ち回りをしたのとは対照的でした。今回はインが荒れてきている馬場で、前走よりも外を通すメリットが大きくなるはず。グランテレーズは逆転できるだろうという見立てで、4番手評価とします。
☆4.ポトマックテソーロ前走は新潟芝1000mで先行できているだけに、テンの速度は上位でしょう。前々走はL2が11.8-11.2の加速&余力ラップのハイレベル戦で、勝ったメイショウミリオレは1勝クラスも突破しました。本馬もL2は11.8-11.8の持続ラップでまとめている計算になり、前で残すならこの馬でしょうか。
他。2.ヴィヴァクラウン:陣営は「スタートが速くないのに途中から行きたがる馬。外枠ならいいレースができる」と述べていますが、今回は内枠に。距離を短くしてから安定して走れていますが、3走前はデビュー馬多数で相手に恵まれての2着。前々走は差しの利く展開に恵まれての2着。力上位だとは思いますが、陣営の言う通り、好走は中枠から外枠に集中しています。イン差しが利く馬場なら来ても不思議はありません。3.ガーデンプランナー:マイルで3着した2戦の内容からは1200mの方が良さそう。ダート1200mの3走前はキックバックを嫌がって位置を悪くしたものです。内枠から先行できそうですが、今回は外差しに振っていて。5.グランテレーズ:前走は勝ち時計が同日の函館スプリントSと同じというハイレベル戦(ただ、函館スプリントSは雨の影響を受けていました)。本馬は内枠からほぼ完璧な立ち回りをしての3着。終いは止まっている計算になるので、当時よりも時計のかかる馬場&イン悪化で残せるかどうかがカギ。4着だったノイヤーの方がロスある競馬だったので、今回、逆転されるだろうという見立てです。7.シンデレラタイム:前走は4角手前でブレーキの掛かる不利。そこから伸びてきましたが、1.09.8は雨の影響を受けたとしてもやや遅いか。不利以外は上手く立ち回っていました。近年、物理的不利は見破られやすく、過剰人気になりがちで。11.ヴィーケン:前走は内を全くロスなく立ち回って5着。4角で不利のあったシンデレラタイムとタイム差なしでした。逃げた前々走の1200m通過は1.08.6と速いので、行きたいところでしょうが、内枠勢が速く、11番枠は中途半端なところに入ったなという印象です。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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