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◎15.アタラヨ
前走、自信ありの本命を打ったアタラヨ。
陣営は「前走は馬込みに入って動きづらい結果に。トビが大きくて、後ろからでは届きづらいので、早めに抜け出す形の方がいいかな」と述べています。おそらく、掛かる馬だから馬の後ろに入れたのだと思いますが、それによって3角の下りで窮屈になって勢いが付かず。直線入口でも前に馬がいて加速がスムーズにいきませんでした。それでも終いは脚を使い、4着に浮上しました。言い訳の利く4着だったように思います。
前々走はダートが合わずに惨敗。
3.4走前はどちらも似た負け方。掛かり気味で、3.4角ではずっと外を回される競馬になりました。
新馬戦はダービーに出走したシックスペンスの2着だった馬で、L2は11.9-10.7の加速＆余力ラップ。追い風が強かったからこそ出たラップですが、L1が10.7秒以内のレースは、JRAで開催された全レースを遡っても僅か4レースしかありません。上がり最速の2着ですから弱い訳はないでしょう。
今の京都はインが荒れてきたことで外回りは外枠有利と判断しています。15番枠は良いところです。長く乗ってきた松山弘平騎手に手戻りで、改めて期待してみます。

○13.グランセイント
こちらはアタラヨが4着だったレースで、外をスムーズに回して2着に浮上。アタラヨよりも展開に恵まれましたが、2戦目で順当に上積みがあったと言えます。1.3着が前残りだっただけに、差して2着は評価。
新馬戦はインをロスなく回って3着。L2は11.7-11.7の持続ラップですから、水準レベルにはあった新馬戦です。
今回、13番枠も良いところを引けたので、引き続き期待できるでしょう。

▲2.ダノンアトラス
初戦は外に逃避しっぱなしで、特に3角では大きなロス。直線では伸びないインを通す最悪な競馬で伸びてきました。力は示した一戦でした。
2戦目は1.45.4という超好時計が出たウエストナウ戦。
最後方から少し脚を使っただけの11着でしたが、本馬も水準級の時計では走れていました。
前走はようやくのこと好走。初めて馬群の中での競馬ができて、直線は大外から伸びましたが、前に行った2頭が残るレースでは3着が限界。1.46.2と時計は短縮しています。
一戦毎に内容は良くなってきており、今回、もう少しやれそうです。
内枠が不安で3番手評価まで。

△4.エボルヴィング
前走は出遅れからリカバリーして中位へ。直線は伸びて勝ち切りそうでしたが、逃げ馬に残られての2着。
新馬戦はL2が11.1-11.5の余力ラップだったベラジオボンド戦。2番手から伸びずバテずの2着でした。
まだ3戦目で、今回は休み明け。まだ上積みはあるようなので、普通に回ってくれば圏内でしょう。
こちらも内枠が不利と見て4番手評価まで。

他に10倍以下想定の人気馬はいません。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。