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<適性>函館芝1200mは平坦な小回りコース。最初のコーナーまで距離があり、緩やかな登り坂であることから、前半のペースは流れにくい。前半のペースが緩み先行馬は余力を残しやすく、また直線が平坦であるため、先行馬は止まりにくい。<展開>上記のとおり、求められる適性としては先行脚質なのだが、今回は逃げ馬が多いため、前半のペースが流れることが想定される。逃げ実績を持つ馬の1200m戦での前半600m走破タイムは、内枠から順に33.0(3アサカラキング), 33.4(6シナモンスティック), 33.9(8カルネアサーダ), 33.1(10ウイングレイテスト※阪神C1400m), 33.7(13ビッグシーザー)であり、3アサカラキングがハナを切る可能性が高い。過去の函館スプリントステークスでは、前半600m通過33秒を目安に、それより速くなれば差しが決まるようになり、それより遅ければ前が残りやすい。これは函館競馬場の芝状態やコース形態による傾向のため、今年も意識しておきたい。アサカラキングの逃げ実績が前半600m33秒であり、これが先行争い激化で更に速くなる場合、差しが決まり始めることがと想定される。速い上がりを繰り出すことができ、走破タイムの裏付けのある馬を狙いたい。<ピックアップ馬短評>◎10ウイングレイテスト1200m戦の経験はないが、1400m戦で逃げたり2番手につけたりと、スプリントで通用するスピードは十分持っている。また、マイルでの実績だが33秒台の上がりを繰り出したり、レース内で3番目に速い上がりを繰り出したりと差す競馬も可能であり、この馬を中心に馬券を構築する。相手はスプリント戦で上がり上位で好走した実績を持つ13ビッグシーザー。<その他人気馬短評>3アサカラキング上述のとおり、差しが決まり始めるラップ推移になると想定。前走が初のスプリント戦であったが特筆するほどの時計ではなく、レベルが上がって逃げ切れないことは十分にあり得ると判断できるため軽視する。4サトノレーヴ春の中山と阪神は時計が出やすい馬場のため、評価を割り引く。秋の時計は平凡で、今回他馬より評価できるレースは無かった。決め手はあるが評価は次点までで、今回は上記のウイングレイテストとビッグシーザーをより評価したため、馬券の相手には入れなかった。
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