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◎12.グランヒマラヤ今の乾いた東京ダートは外枠の先行馬が有利。逃げるのはグランヒマラヤでしょう。今回はブリンカー着用で挑みます。前走はおそらくレース中に鼻出血していた模様。「鼻出血の影響はないし、坂路で攻めを強化して仕上がりはいい」という話です。前走はタフなダートだったので、勝ち時計の1.24.0はもちろんのこと、2着馬の1.25.2ですら相当な好時計です。おそらくはレース中の鼻出血だと思うので、度外視で構わないでしょう。前々走は、凍結防止剤の影響を受けてタフになっていた1月の東京ダート。3F通過35.4秒のペースで逃げましたが、馬場がタフすぎてこのペースですらハイペースだったのでしょう。二桁通過順の馬が上位を独占したレースなので、度外視で構いません。評価しているのは、まず、4走前。3歳と古馬の混合戦ではありましたが、3歳馬が16頭中12頭までを占めて12着までを独占したハイレベル戦。勝ったコスタノヴァの1.35.1は1勝クラスで出るような時計ではありません。それどころかオープンクラスでも通用する超抜時計です。9着だったグランヒマラヤは1.37.4で走破していますが、これですら1勝クラスを高い水準で突破できる時計です。まともに走りさえすれば、メンバー上位なのは明らかです。また、新馬戦はL4が49.6秒で、東京ダート1600mの余力ラップ基準をクリアしての勝利。勝ち時計は稍重馬場で1.38.2でしたが、800m通過48.6秒のスローだったので、良馬場でもペースが流れれば時計短縮はもっともっと可能でしょう。自分のペースで運べるここは、アクシデントさえなければ好走してくれるはずです。
○10.ノットファウンドノットファウンドは前走が初ダート。最内枠からやや出負けしてそのまま後方待機。3.4角ではインを通して進出していき、そのまま豪快に差し切りました。L2は12.5-12.5の持続ラップで、これを上がり35.9秒で差し切っただけに1400mは問題ないでしょう。芝ではマイルで好走しているので、その点からも問題はありません。今回、また出遅れないかどうか、スタートを決めたとしてもしっかり位置を取ってくれるかがカギですが、相手が弱いので中団辺りからでも十分に追い込んで来られそうです。1勝クラスを勝った馬がまた1勝クラスを走れるのは有利。スタートを決めて普通に回ってくれば。
▲5.ヨロ前走は長期休養明け。3F通過33.4秒の超ハイペースで、先行して伸びきれませんでしたが、それでも0.6秒しか負けていません。好時計のレースだったので、本馬の1.11.9でも十分に好走圏内の時計です。4走前は東京ダート1300mで出遅れたものの、36.3秒の上がりを使って3着に好走しているので、1400mも問題なさそうです。今回、また休み明けですが、馬なり中心の調整過程ですでに牧場で仕上げてきていそう。陣営は「馬っ気が強い点がネック」と述べています。牝馬が多く出走するのでその点は少し心配ですが、スタートを決めて先行できれば残せる力があるはずです。
他。1.ニシノスピカ:中位くらいには付けられる馬ですが、最内枠は不利。前走は稍重。東京ダートは道悪になった方が差し馬の切れ味が生きて好走しやすいコースなので、スローペースを差して来られましたが、良馬場ダートではどうか。今回は隠れた強い馬が多いので、間に合うかがカギ。力があるので来ても不思議ありませんが、展開・枠不向きと考えて軽視します。3.イルザ:4走前にウマい馬券で本命を打った馬。当時は1月のタフなダートで前が止まるだろうと考えたから本命を打ちました。実際、L2は12.5-13.7と大きく失速したからこそ、最後方から間に合いました。今回、後ろからではまず届かないはず。14.スナイチゴールド:出遅れがデフォルトの馬。出遅れず位置を取れたとしても力的にどうか。未勝利をマイルで勝っていますが、当時は時計が平凡すぎました。1400mの4走前は出遅れましたが、3F通過34.1秒の超ハイペースで差し決着になって恵まれた側面が強くて。15.クールトラッカー:名古屋と川崎でのタイム指数からは通用しそうな馬。ですが、地方ダートと東京ダートはいわば対極にあります。上がりの出やすい東京に対して、地方ダートは上がりが全く出なくて(盛岡など一部を除く)。また、前走の名古屋戦は指数は高いとはいえ、スタートが速くなく中団から運んで、ゴール手前でギリギリ2番手に浮上しました。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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