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※現在、重賞の的中率が低く、ご購入者様に貢献できていないこと、大変申し訳なく思っております。ある程度、時間も経過したことで、印を回した馬の好走率・回収率などを精査してみました。本命馬が来る場合は3着が少なく、1.2着の確率が高くなっています。そのため、重賞ではワイドの割合を減らし、単勝購入や、馬連で流す点数を増やすことで的中率を上げていく方針に決めました。重賞は全頭診断を週中からしており、平場よりも馬をしっかりと精査しております。その意味で、想定外の激走などを考慮してワイドを選択するメリットは低く、理にも適っていると思います。買い目はレース毎に選択するので、全てそうしていく訳ではありません。ご了承ください。
展望:今年はBコース3週目の開催。JRA画像を見る限り、馬場の内側が悪化しているのは確かですが、内枠が不利になるほどではないでしょう(内回りに限ります。外回りは外枠有利でしょう)。先週日曜はクッション値が10.8まで上がりましたが、金曜時点では9.3まで下がっています。先週日曜の雨でダメージを受けた可能性が高く、後方一気は厳しいにしても、ある程度の位置からなら差しも決まるでしょう。京都芝1200mは上り坂を通過するため、スローになりやすいコースですが、今年は前走で逃げた馬が5頭もいてハイペース必至。内目の枠から差せる馬から狙います。
◎3.ガロンヌ前走・橘Sは2F目以降が全て11.5秒以内で、前に厳しい流れでした。中団に控えたのは鞍上の好判断だと思いますが、それでも「下りでガツンと噛むところが。もう少し我慢できれば良かった」と完全に納得はしていない様子。L2が11.4-11.3の加速&余力ラップで勝っただけに価値は高いと言えます。また、破ったペアポルックスもかなり強い馬です。未勝利時代にはキャプテンシーやタガノデュードの2着など、強い馬と差のない競馬ができていましたが、1400mに距離を短縮してパフォーマンスがアップ。短距離向きの母系で、母母母はNHKマイルCでエルコンドルパサーの3着に好走したスギノキューティー。鞍上の話からも1200mは問題ないでしょう。
○1.ナムラアトム前走・ファルコンSは3F通過33.8秒のハイペース。鞍上は「馬場が良く、前が止まらないイメージだったので、ポジションを取りにいく競馬をしました」と述べていました。先行したことと、3.4角で外を回された分、伸びを欠いた印象。0.6秒差4着なら頑張っていると言えます。前々走の1勝クラスは出負けしてやや後ろから。4角ではかなりの外を回しながらも、11.3秒のL1区間で豪快に差し切りました。相手も揃っており、価値の高い勝利です。未勝利勝ちは出遅れから徐々に進出。3F通過33.4秒のハイペースを差し切りました。鞍上は「距離は1200mの方がいいですね」と述べていました。差し脚を持っているのも強みになります。
▲6.オーキッドロマンス前走・ファルコンSは内から出していってハナへ。3F通過33.8秒のハイペースの中、残り50mまで先頭を死守したのは非常に強い競馬でした。1200m通過は1.08.3です。前々走・クロッカスSも強い内容。L2が11.2-11.3の余力ラップ戦で、残り400m付近では早くもエリカカリーナに並びかけられましたが、交わさせないどころか少し差し返す形でした。抜群の切れ味を持つロジリオンに交わされたのは仕方がないでしょう。レコード決着の京王杯2歳Sも非常に強く、L2が11.8-11.5の加速ラップを0.1秒差。カンナSを差し切った内容からも1200mの方がベターでしょう。控える競馬にも対応できる以上は高く評価します。
△13.ペアポルックス前走・橘Sは2F目以降、全て11.5秒以内のラップが続きました。先行馬不利の中で2着は立派。前々走のかささぎ賞は凄まじく、3F通過33.4秒のハイペースになりながらL2を12.1-11.5の加速ラップでまとめました。減速ラップになりやすい小倉芝1200mだということを思えば、まだかなり余力があると言えるでしょう。能力最上位と見ている馬で、ハイペース耐性も高い。下手な枠を引かなければ勝ち負けできると考えていただけに、13番枠だけがどうか……。それでも先行馬で最も力を評価している馬です。4番手評価。
☆4.ニコラウス前走の1勝クラスはインで溜めて、直線で少し外に出す理想的な運び。L2は10.9-11.5の余力ラップで、2着に下したアンドアイラヴハーも相当な素質馬だったことを考えれば、価値は非常に高いと言えるでしょう。鞍上は「チークピーシズを着けてくれたことで前進気勢が出ていい走りでした。のちのちは1200mでも良さそうです」と述べていました。前々走は出遅れ。前残りの展開になって届きませんでした。3走前も出遅れ。L2が11.4-11.0の加速&余力ラップでしたが、本馬も終い11.0秒程度で走っています。チークピーシズ効果で位置は取りやすいはずですが、スタートが悪いのは不安が大きい。差し届く想定とはいえ、後ろすぎる位置になることを危惧して押さえまで。
☆9.アウェイキング前走・ゆきつばき賞は3F通過33.3秒のハイペース。スタートを決めて中団から。新潟内回りの外差し馬場を味方に差し切った形ですが、L2の12.3-11.6は馬場を考えれば相当に優秀です。前々走は内にモタれてまともに追えていませんでした。度外視でも。3走前の未勝利勝ちは低速馬場のハイペース。新潟同様のハイペースを先行して押し切りました。4走前はL2が11.1-11.6の余力ラップ戦。内有利の京都芝1200mで外を回されるロス。よく2着まで差してきました。同コースで外を回して上がり最速ならここも問題なくこなせるでしょう。差し馬という見方で間違ってはいませんが、テンの速度もある馬です。これまでは外枠やハイペースで敢えて控える競馬をしているという印象。今回は間に合う位置から差して来られるはずです。
☆17.ピューロマジック未勝利勝ちは10馬身差の大楽勝。当時の馬場で1.09.8は速く、同日2勝クラスの勝ち時計1.10.1よりも速くなりました。しかも、10馬身差ぶっ千切ったリネンワルツは、次走、ここに出走予定だったスピリットガイドを下して勝ち上がっています。前走・マーガレットSは3F通過34.1秒とやや速めのペースでの逃げ。道悪巧者のナナオに0.4秒差突き放されましたが、良馬場なら逆転できても不思議はありません。3走前のさざんか賞は3F通過32.6秒も速い上に、4F目も10.8秒というとんでもないペースで逃げました。こうなってはハイペース耐性の差が出ただけ。レースの再現性が低いのでジャスパーノワールとの力差が出て負けたとは思わない方が良いでしょう。ファンタジーSは完全に距離が敗因。1200mまでは先頭をキープしていましたが、1200m通過が1.08.3なら十分に速いと言えます。テンの速さはメンバー随一。展開が向けば……、と思っていたので、アララララやジャスパーノワールなどの同型が除外になったのはプラス。17番枠だけが気がかりですが、それでも単騎逃げに持ち込める可能性は低くないでしょう。ジョーローリット辺りが抵抗してこなければ。
以下は無印の馬について。
2.モンシュマン前走の1勝クラスは3F通過34.6秒とやや緩めの逃げでしたが、L2は11.1-11.6の余力ラップでまとめて逃げ切りました。テンの速い馬が揃った今回はこのような逃げは叶わないでしょう。前々走後に鞍上が「勝つとすれば逃げないと駄目なのだろうが、次のことも考えて馬の後ろで折り合いをつける競馬を」と述べていました。その前々走はスタートを決めたものの、すぐ控える競馬。直線も進路がスムーズで伸びてきましたが、外のロードマイライフにハナ差競り負けました。3走前の万両賞は3F通過33.8秒のハイペースを先行。インでロスなく乗れました。それなりに伸びていましたが、前にいたソンシには伸び負けました。大きく崩れないとは思いますが、控えて勝ち負けできる力があるかはかなり疑問です。5.アスクワンタイム前走・橘Sは出遅れて最後方から。1F目以外全て11.5秒以内が続くラップで差し馬が有利だったと言えます。上がり最速の4着とはいえ、圏外の位置から脚を使ったという印象。勝った昨年の小倉2歳Sは外差し馬場を上手く味方に付けて差し切りました。レースレベルが疑問な上に、かなり外を回した2着ミルテンベルクの方が評価できる内容。よほど展開が向かなければ、厳しいだろうという見立て。7.ジョーローリットダート短距離戦がないせいか、前走は初めて芝のレースへ。2F目以降、全て11.5秒以内という前に厳しいペースでの逃げ。新人の柴田裕一郎騎手が上手いラップを刻めなかったという印象ですが、0.7秒差5着なら想像以上にやれたという印象です。行かせようとすれば逃げられる可能性はありますが、今回は同型が多数。ここはピューロマジックのスタート・二の脚が速いので、絡んでハイペースになり失速すると予想しました。2番手に控えたとしても、それで持ち味が出るかどうか。8.モズトキキ前走・雪うさぎ賞は1.08.5。3F通過33.9秒で逃げながら、終いを11.8秒で踏ん張ったのは立派です。未勝利勝ちは3F通過が33.5秒で、L2は12.3-11.8の加速ラップ。前も止まっていない中での差し切りなので評価できます。徐々に力を付けてきた馬で、ここでも大きな差はないでしょうが、力関係で多少劣るだろうという見立て。10.エトヴプレ前走・桜花賞は外差し馬場。800m通過46.3秒のハイペースを2番手から0.3秒差5着に残した実績は誇れます。伸びない内を通りながらも、残り200mまでは先頭を死守していました。前々走・フィリーズレビューは3F通過33.8秒のハイペースの逃げ。勝ち時計の1.20.1はかなり優秀で、コラソンビートが負けたことにも納得がいきます。力だけなら上位ですが、フィリーズレビューはジワッとハナに立った通り、そこまでテンの速い馬ではありません。今回は外々を回されてしまいそうな脚質・枠だと言えます。一応、差しにも回れる馬ではありますが、差して高いパフォーマンスを発揮できるかは疑問。福島2歳Sと中京2歳Sは、今回、足りないと考えているクリスアーサーとどっこいどっこいの競馬でした。見送ります。11.エポックヴィーナス前走・フローラルウォーク賞は3F通過36.3秒のスロー。大外枠から位置を取り、3.4角でインに潜り込ませた松山弘平騎手のファインプレーが光りました。L2が11.1-11.4の余力ラップで、残り200mでの前との1馬身差をしっかり差し切りました。前々走・チューリップ賞は中団内目から。直線では2度ほど進路がなくなりましたが、あの競馬でよく5着を確保しました。速い脚を使えることも分かりました。問題は1200mがプラスに働くかどうか。経緯は分かりませんが、これまで乗っていた松山弘平騎手や和田竜二騎手が他馬に騎乗。酒井学騎手に乗り替わる点も気がかり。1200mでは追走力が足りないだろうということで見送ります。12.シカゴスティング2歳時は阪神JFで残り200m過ぎまで先頭を死守するなどの見せ場がありましたが、3歳を迎えてからのパフォーマンスがひと息。前走・桜花賞は外差し馬場。内目を先行したとはいえ、前でエトヴプレが粘っているだけに評価には至りません。前々走・フィリーズレビューは3F通過33.8秒のハイペース。スタートを出過ぎたことで「左右から突かれる形」の厳しい展開だったという話ですが、それにしても失速するのが早く、負けすぎました。1200mでどれだけパフォーマンスを上げられるか。フェニックス賞のラップや時計を見る限りでは、厳しいという評価です。14.ナナオ道悪巧者。重馬場のもみじSは、L2区間が10.6秒!重馬場としては破格の好ラップを刻んだと言えます。3F通過37.6秒の超スローとはいえ、重馬場でL2を10.6-11.5でまとめたのだから価値が高い。前走・マーガレットSも重馬場。3F通過34.1秒とやや速めに流れましたが、逃げたピューロマジックが失速したところで豪快に差し切りました。阪神JFは距離が長すぎました。他馬が苦にする道悪がベスト。良馬場でどこまでやれるか、また、外枠も大きなカギ。15.クリスアーサービッグアーサー産駒で1200m特化の馬という印象ですが、1400mでももう少し走れてほしいなと感じています。前々走・マーガレットSはスタートで躓きましたが、二の脚は速く、掛かり気味に先行。直線はジリジリとしか伸びず。中京2歳SはL1が12.3秒まで失速。最後は後続が殺到してきて、ギリギリ押し切り。福島2歳Sは3F通過33.8秒のハイペース。早めに勝ちに行く競馬をして、エトヴプレに最後捕まりました。1200mでも少し長いのではないかと感じるくらいなので、現状、平坦京都は良さそうですが、外枠の先行馬を狙いたいとは思えなくて。16.エリカカリーナ未勝利勝ちは残り200mで先頭に立ち、11.4秒の余力ラップでまとめた馬。しかも持ったままでした。前走は3F通過33.2秒はまだしも、4F目も11.3秒と緩まず前に厳しい流れ。好発を切って楽に好位を追走していました。直線はインを突いて差し切り、勝ち時計は1.08.0。馬場を考えれば非常に優秀な時計です。前々走・クロッカスSはやや引っかかり気味に追走。L2が11.2-11.3の余力ラップで、少し切れ負けしたか。それでも33.4秒で上がっており、マイルCで3着のロジリオンが切れすぎました。力上位でしょうが、この16番枠はかなりの不利。外々を回される危険性が高く、前々走で先着されたオーキッドロマンスが6番枠に入ったので相対的にも評価は落ちます。18.カルチャーデイ新馬戦は直線で進路がなくなる大きなロス。差し切る時の脚には素晴らしいものがありました。今振り返ると、2着のロードマイライフは1勝クラスで3度全てで馬券を外していない実力馬。ファンタジーSはフロックではなかったということでしょう。ファンタジーSもハイペースを前付けして厳しいペース。先行して押し切ったのだから素直に評価できます。阪神JFは距離不向き。前走・フィリーズレビューは好位馬群の中で力んでいました。直線も内から寄られる不利。それで0.6秒差なら十分にやれています。1200mはベストのはずで、巻き返す力はあると思っていましたが、大外枠は大きな不利。さすがにこの枠からでは外を回されることはほぼ確実で。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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