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東京11R ヴィクトリアM
今年のヴィクトリアMは例年に比べてもメンバー揃わずではあるので、ナミュールとマスクトディーヴァの2頭がしっかりと人気をした上で分け合う形になるのも納得。
世間的にも売れるであろうこの2頭がワンツーした場合の決着を狙っても見返りほぼ無いレースではあるし、リスクの方が高いとは見ているので、ここに割って入る馬を探すか、この2頭のどちらかから相手の部分で荒れるのを狙う形がベター。
今回の舞台となる東京1600mって事を考えると、自分としてはこの2頭のどちらかに最上位評価を入れるまでは至らずだったので、割り込める馬を模索する選択肢を選びます。
【ヴィクトリアM 出走馬 見解】
モリアーナ
前走は阪神牝馬Sで3着。阪神の1600m戦らしく緩い流れからの瞬発戦で直線はやや外伸びの馬場。
いつも通り控える競馬で入った当馬ではあるけど、上がり幅の小さい中で3.4コーナーの手応えに関しては前の2頭と遜色なかった。ただ4角から直線に掛けては川田騎手のウンブライルが葢をしていた分で詰まりながらの追われ方。直線でも勝ったマスクトディーヴァが外に寄せてきた分で結果的には1.2着馬が常に邪魔にはなっており、進路の確保は最後までスムーズとはいかず。
それでいて0.3差ではあるので逆転の余地は残っている馬。これまでは折り合い面で力を出せないレースが多かった馬だけど、横山騎手が徹底して教育騎乗をしてきた事もあり克服してきた。
中距離路線からの短縮踏むことで終いの脚に関しても期待の持てる1頭にはなるし、前走のように長く脚を使える馬に向いてる条件。
2走前のAJCCなどは2200m戦で牡馬相手にぶつけて経験も積んでおり、戦績こそ昨年と変わり映えしていないけど中身の部分では成長している。
1歩引いた人気で着地すると考えてるけど、上位人気馬と差のないポテンシャル秘めてる馬の逆転に期待。
マスクトディーヴァ
前走の阪神牝馬Sではモレイラ騎手への乗り替わりと言うしっかりとしたバフを貰っての1着。
ただ決して器用な馬ではないので、4角での進路の自由度が高い阪神の外回りコースマイル戦がベストなタイプ。
2走前の東京新聞杯に関しては盛大に出遅れてしまったことでノーチャンスにはなってしまったけど、4角手前から加速していく条件においてトップスピードを長い直線で持続させつつも振り切るような競馬自体は阪神と比べるとやや落ちる印象。
勿論今回のメンバーの中ではトップクラスの馬ではあるし、乗り手も心強いの為その分の余力で対応してくる事はある。ただ前走の1番人気と今回の件人気での好走確率はまた違ってくるので、前走は逆らわずに本命回したけど、今回は相手までとする評価が無難か。
先週行われたNHKマイルCでのディスペランツァなんかもスケールこそ違うもののこの手のパフォ下げパターンに当てはまる。
ただ言ってもまだ明け4歳馬って事は忘れてはいけない。昨年見せたポテンシャルの高さは評価に値するし、これから成長の余地を残している可能性がある。
コンクシェル
2走前の初音Sでは逃げ馬が後続を突き放す縦長展開にはなったものの、緩い流れからの後傾戦で差し馬が飛んできてもおかしくない中を2番手の位置から楽な手応えで抜け出しての完勝。
ポジションハマったとはいえ、このレースでの余力を見ると昨年のローズSや秋華賞で大敗してきた馬とは考えない方が良さそうではある。
前走の中山牝馬Sでは逃げる競馬をしているけど、先行勢の着順程前有利のレースでは無かったと考えており、差し馬に捕まっての4着だったフィールシンプシーが次走の福島牝馬Sでクビ差の2着と巻き返している点からも見た目以上に強い競馬している。
今年のヴィクトリアMは近走Hレベル戦を通っている馬が手薄な状況下にはなるので、昨年の世代限定戦では足りなかったこの馬も一気の成長分で補完してくる可能性は考慮するべきか。
前目に立ち回る馬ではあるけど、短縮臨戦での番手受けは2走前の競馬の質を見る限り可能。他馬のパフォーマンス次第にはなるけど、逃げない形で脚を残す競馬してくれれば紛れてきてもおかしくないタイプ。
サウンドビバーチェ
人気薄の類まで行くのかとは思うけど、穴馬で楽しみなのはここかなと。
昨年の1.2.3.4着馬は今年のヴィクトリアMに出走していればどの馬も人気になってておかしくない(今年の2頭が人気を集めるのとは違った信用度でって意味)。そこを相手にして5着であれば今年のメンバーに限っては威張っても良い立場にはいる。
ターコイズS、東京新聞杯としっかり過ぎるくらいに負けて戦績も汚しており、どこから入るにしても相手にはフォローしておくべきか。ワイドなんかはここから買っても良いと見てる。おそらく少額でも着内確保してくれた場合に十分見返り貰えそう。
今年のヴィクトリアMはナミュールとマスクトディーヴァのワンツーに関しては捨てる形でモリアーナを軸に勝負してみます。今年のメンバー構成で人気を集めるのは仕方ないものの、昨年のソングライン、ソダシ、スターズオンアース辺り程の関係性とは違う。
後は本命がめちゃくちゃ穴馬って訳では無いので、人気馬2頭を相手に置く上で優劣に関しても考えてあります。ここ2頭に絞るような買い方をする人間でも無いので、今回はマクストディーヴァの方を相手としては上に置く形。
印を回さなかった馬の理由も何頭かにはなるけど軽く載せときます。
フィアスプライド
府中牝馬Sで見せた脚力やルメール騎手に乗り替わって勝ち切ったターコイズSのように一定の評価はしているものの、3走前の11番人気と低評価だったタイミングが1番期待値持っていた馬ではあったし、中山牝馬Sは力負けした印象残った。
週中の段階では△回していたけど、今回は30倍程度まで嫌われるようならフォローするかなと考えていた馬なので、15倍ならば切っても良いかなと。
スタニングローズ
この戦績でまだ上位人気から1歩引いた程度に留まるようなら来ても後悔は無いし、自分のアプローチからは触れることできない。
ハーパー
牡馬含む強い馬にぶつけていたと割り切ることも出来る馬ではあるけど、持続性を活かす条件ならばここ以外に選択肢もあるので既定路線からはズレた使い方であれば評価しにくい。
ドゥアイズ
前走の見解でも触れた馬ではあるけど、洛陽Sが斤量54キロとかなり恵まれた条件の中でトランキリテとタイム差無しであればそこまでの評価はしたくない。
ただ阪神牝馬Sに関しては2番人気だったから危険な人気馬想定ではあったけど、今回はしっかりと嫌われているので前走以上には買い要素はある。印の都合上で枠が足りなかった分の無印。
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