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◎3.ショウナンバシットAJCCと阪神大賞典で本命を打っているショウナンバシット。ここで本命を打つのは決して贔屓しているからではありません。まず、先週の天皇賞(春)では高く評価している神戸新聞杯組が健闘してくれました。2着サヴォーナは積極策。ハイペースで最後に苦しくなったものの、一旦は馬券内もある!と思わせてくれる見せ場十分の6着でした。6着スマートファントムは後方待機策で、インをロスなく回る競馬で4着まで追い込んできました。4着ロードデルレイはもはやG1級の力を持っています。9着サスツルギはオープンクラスでも2番人気5着と健闘しました。7着だったショウナンバシットも力は秘めているはずです。まず、不得手そうに映る東京適性ですが、ダービーはスタートしてからハミを取ってくれなかったという話。全く自分の分を走れていないので、度外視で構いません。昨年のジャパンCはイン有利の中、外目を追走してロスが大きくなりました。上がり34.8秒で2.23.8で走破しているなら当然、オープン特別なら足りる数字でしょう。なお、鞍上のデムーロ騎手はJCを振り返って「スタートを出過ぎてしまい、3番手の外でずっと外を回らされる形になってしまいました。その分、気持ちが抜けてしまい、最後はファイトしてくれなかったです。この舞台でも頑張れる馬ですが、今日はもったいない競馬になりました」と述べています。本当に外を回されたのが全てです。
今回、人気のレッドラディエンスとバトルボーンが2400m未経験で、少し怪しいところがあります。ニシノレヴナントは東京芝2400mの持ち時計が2.25.0。ダイヤモンドSは待機策。スローペースで着差の開きにくいレースで1.4秒差は負けすぎです。ショウナンバシットは阪神大賞典でかなりの外を回されるロスがあり、後半5Fが57.9秒と速くなったので着差が開きやすいレースになりました。それで1.9秒差。どちらが強いかは明白。また、勝つには速い上がりに対応できなければなりませんが、本馬は元々、33秒台の上がりを使えている馬です。2400mの神戸新聞杯で上がり33.2秒。2.23.9という好時計で走っているのだから2400mでこのメンバーなら最上位の力があるでしょう。長く脚を使えるタイプなので、しぶとさを生かせる積極的な競馬をしてほしいところです。
○6.バトルボーン前走・白富士Sは1.57.3の好時計で2着。中距離ではG1級だと考えているロードデルレイに0.1秒差なら高く評価できます。また、1000m通過が59.4秒とまずまず流れたので、2番手も不利な位置だったと思いますが、本馬自身は終い11.5秒だったはずです。まだ余力を残している状態なので、今回、もう少しペースが落ち着くと考えれば、2400mにも対応可能でしょう。母も中距離で活躍した馬で、対応が妥当だと考えます。
▲2.レッドラディエンスこちらは前走、スローペースの逃げで2.01.8で勝利。L2が10.8-11.1だったからまだ余力は十分にあります。また、前々走は新潟内回り2200mで、1000m通過60.5秒のハイペースを先行してそのまま押し切る寸前の惜しい競馬をしました。最後にドゥレッツァに0.1秒交わされているので本馬自身は終い12.0秒まで落としましたが、淀みないペースになった分もあります。もう少しゆったりと運べるだろうことを踏まえれば、2400mは十分にこなせる範囲内。
△5.ニシノレヴナント前走のダイヤモンドSは距離をこなせなかったものの、前々走のグレイトフルSでは2.32.0という好時計で勝利しています。2400mなら守備範囲内。東京芝2400mだと速い上がりを使えていませんが、3走前・比叡Sでは京都で33.5秒という鋭い末脚を使いました。スローペースだったとはいえ、2400mで余力ラップはなかなか出ません。力も付けてきているはずで、持ち時計は短縮できそうです。この時敗れたディナースタとは展開・位置取りの差。当時よりも少頭数で差しやすいと思うので、今回はディナースタに負けないはず。ディナースタは大逃げの2番手という恵まれるポジションで競馬ができていました。
他。1.ディナースタ:スタミナ豊富ですが、スローに落とせば切れ負けしそうで、飛ばしても上がりの数字を落として交わされてしまいそう。陣営は「瞬発力勝負にならなければ」と述べていますが、グレンガリーとバトルボーンが主張しそうなので、他力本願になるでしょう。7.シュヴァリエローズ:京都記念4着の実績は威張れますが、あくまで時計の掛かる京都での好走。時計の掛かる馬場だった2歳時の萩Sを勝った時から、高速馬場向きではないと考えていました。実際に東京では馬券絡みがゼロ。買いにくい。8.メロディーレーン:小柄すぎてスピード能力では見劣る馬。若い時の34.2秒が過去最速上がりで、スタミナはあるけれども脚は遅い馬です。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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