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◎9.ミカエルパシャずっと評価し続けているミカエルパシャ。新馬戦はL1の11.4秒のみクリアの余力ラップでしたが、当時は稍重。馬場差は高速馬場だったと判定されていますが、これは同日2Rのケイアイサンデラ、同日9Rのスズハロームが道悪を苦にせず好時計で圧勝したことから高速馬場ということにされてしまったという印象を抱いています。というのも、同日6Rのショウナンマヌエラが勝った新馬戦は平凡なラップだったというのに、その後、活躍馬が多数出ているハイレベル戦になっているからです。プロが判断する馬場差も、人が付けるものですから間違うことだってあります。というわけで、ミカエルパシャが終い11.4秒で逃げ切ったのは、相当に価値が高いだろうと見ています。2戦目の東スポ杯2歳Sは出遅れ。直線は内にモタれてほぼ追えていなかったにもかかわらず、上がり2位の脚で5着に食い込みました。上がり最速は青葉賞2着のショウナンラプンタだからその価値は高い。3戦目の若駒Sは楽な逃げを打てましたが、サンライズジパングが強すぎました。皐月賞は「馬場に脚を取られていました」という話で、サンライズジパングの強さには疑いの余地はありません。4戦目のすみれSは、途中からサンライズアースがマクってきたことで「ハミを噛んだ」のが響いたという話。今回は9番枠とやや外目ですが、他に逃げたい馬がいない以上は逃げられるはず。4.ポッドテオは「前に壁を作って運べれば」と述べています。ほぼ力を出せていないレースばかり。今回こそは本領発揮できるはずです。
○13.ダノンエアズロック大外枠になりましたが、強すぎるこの馬にとっては丁度良いハンデになったと言えるのではないでしょうか。新馬戦は時計面以外に強調材料がないと考えていましたが、2戦目のアイビーSでは大幅にパフォーマンスをアップ。馬体も20キロ増やしてきて、純粋に力を付けたのでしょう。1000m通過63.1秒のスローでしたが、L2は10.9-11.0とかなり速くなりました。差し切ったダノンエアズロックは後半2Fともに10秒台でまとめているはずです。弥生賞は緩い馬場が響いたのだとしか考えられません。連勝した東京で改めて。
他。5.アスクカムオンモア:前走は1000m通過62.4秒のスローを先行できたのが勝因の一つ。重馬場は得意であろうと思われる血統なので、良馬場替わりがプラスに出るとは思えません。前々走はデビュー戦だったオールセインツに差されました。こちらが油断騎乗をしていたとはいえ、です。6.メリオーレム:前走・すみれSはサンライズアースのマクりが入ったことで差し馬有利の流れになりました。インで溜めていた本馬に展開が向いています。2着ジューンテイクとは3馬身差と決定的な差を付けられました。7.ディマイザキッド:全レース上がり最速をマークしている馬ですが、出遅れ癖があります。前走・山吹賞は出遅れて中団のインに付けましたが、道中で動く馬が多くて位置を悪くしました。この時点で厳しくなりましたが、インを突いて0.2秒差まで差してきたのは評価できます。買えますが、内枠先行有利のこのコースで出遅れていては間に合わないと判断しました。3番手評価なので押さえる手もありますが、1頭増やすことはレース回収率を下げるのではないかと考えて切ります。11.ファビュラススター:前々走はコスモキュランダが加速に手こずっている中、本馬は素早く加速して先に抜け出せた分、凌ぎ切りました。弥生賞は中団から。3.4コーナーから苦しがって内にモタれていたという話です。前々走だけ走れば足りるはずですが、陣営は「距離は微妙に長いかもしれません」と述べています。二の脚が付く馬ではないので、11番枠では位置を悪くしそうです。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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