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小田哲也の予想

11R

桜花賞 GI: 4月7日(日) 15:40 阪神芝1600m

予想印
	12ステレンボッシュ(2人気)
	2クイーンズウォーク(3人気)
	4キャットファイト(11人気)
	3イフェイオン(8人気)
	8コラソンビート(5人気)
	11ライトバック(7人気)
	18チェルヴィニア(4人気)
	9アスコリピチェーノ(1人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

予想印を出馬表に反映

買い目
券種・買い目	組み合わせ・点数
馬単1着流し	1着軸 12 相手 29 2通り各2,000円払い戻し12-9：2,000円x12.4倍=24,800円
馬単1着流し	1着軸 12 相手 3481118 5通り各1,000円
馬単1着流し	1着軸 2 相手 12 1通り各1,000円
合計	10,000円

払い戻し・収支
払い戻し金額	24,800円
収支	+14,800円

レース結果

着順	馬番	馬名	人気
1	12	ステレンボッシュ	2人気
2	9	アスコリピチェーノ	1人気
3	11	ライトバック	7人気
4	7	スウィープフィート	6人気
5	15	エトヴプレ	9人気
6	1	ワイドラトゥール	16人気
7	10	セキトバイースト	10人気
8	2	クイーンズウォーク	3人気
9	13	テウメッサ	15人気
10	6	ハワイアンティアレ	12人気
11	3	イフェイオン	8人気
12	5	シカゴスティング	17人気
13	18	チェルヴィニア	4人気
14	17	マスクオールウィン	13人気
15	16	セシリエプラージュ	14人気
16	8	コラソンビート	5人気
17	14	ショウナンマヌエラ	18人気
18	4	キャットファイト	11人気

払戻金

単勝	12	430円	2人気
複勝	12 9 11	150円 140円 340円	2人気1人気7人気
枠連	5 6	560円	1人気
馬連	9 12	620円	1人気
ワイド	9 12 11 12 9 11	280円 970円 940円	1人気13人気12人気
馬単	12 9	1,240円	2人気
3連複	9 11 12	3,260円	9人気
3連単	12 9 11	11,470円	25人気

※結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

見解

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【万哲の狙い】好時計決着必至の馬場で

　桜花賞といえば、以前はチューリップ賞、フィリーズレビュー組が強く、例えば「クイーンＣは全く直結しない」とも言われました。ただ、最近は牡馬の皐月賞路線同様、どれだけレース間隔を空けて、できるだけいい体調で挑むかが主流になってきました。
あくまでも、参考として過去10年の前走レース別成績を挙げておきます。
チューリップ賞【3 8 6 30】、阪神ＪＦ【2 2 0 5】、フィリーズレビュー【1 0 2 43】
別線としてはクイーンＣ【1 0 1 18】、朝日杯ＦＳ【1 0 0 1】
これだけを見ると、チューリップ賞組もまだまだ強く見えるかもしれませんが、前走チューリップ賞組で桜花賞を勝ったのは2016年ジュエラー（チューリップ賞２着）が最後。
19年優勝グランアレグリアは朝日杯ＦＳ３着。20年デアリングタクトは２月エルフィンＳ１着。21年は１着ソダシ、２着サトノレイナスはいずれも阪神ＪＦからの直行組。
昨年優勝リバティアイランドも阪神ＪＦ１着から直行でした。
２、３着ならまだしも、勝ち切るという意味では「チューリップ賞組」は着外が多いという意味では強調できません。
もちろん、昨年６番人気で２着に飛び込んだコナコースト（チューリップ賞２着）のように、チューリップ賞組も「３連系」では外せないのは事実なのですが…。

【阪神ＪＦ組が強いというよりは…】
では、なぜ阪神ＪＦ直行組が効率良く走るのでしょう。もちろん、レース間隔を空けて飛ばす直行ローテ自体はノーザンファーム天栄など「外厩力」の向上もあって、３歳牝馬に限らず、古馬でも通常パターンになりました。
阪神ＪＦ組が強いのは、やはりＧⅠの重み、格でしょう。２歳12月の時点で２歳女王を目指せる馬は全力で獲りに行く目標レースになりました。一時代前なら、厳寒期は避けて２月辺りから始動という馬も多かったでしょう。「２歳女王」を懸けて、熾烈な競馬に挑むので、かなりシビアな競馬になります。そして、その厳しい経験が後々生きる形。
今年の３歳牝馬戦線の一連のステップ重賞（特別レースも含む）の中でも、阪神ＪＦのレースレベルはとりわけ高かったと思います。レースペースの上下動が激しいレースでしたが、優勝したアスコリピチェーノは１分32秒６のレースレコードで制しました。これに首差で続いたステレンボッシュを感じました。
実際、昨年の阪神ＪＦ組（敗戦組）はその後も活躍しています。阪神ＪＦ３着コラソンビートがフィリーズレビュー３着。阪神ＪＦ７着スイープスウィートがチューリップ賞１着。阪神ＪＦ10着キャットファイトがアネモネS優勝といった具合。
では「阪神ＪＦ未出走組」の中に、阪神ＪＦ上位組を破る馬がいるのか?これが、誰もが気になっている今年の桜花賞の鍵でしょう。

【土曜の阪神の芝傾向から見る今年の桜花賞】
　桜花賞に直結する外回り1600ｍ戦で行われたのは11Ｒ・阪神牝馬S組。内回りでは逃げ切ったレースもあって多少傾向は違うのですが、阪神牝馬Ｓに限れば、通常の桜花賞ウイーク並みの「底力重視」の馬場に感じました。レース前半３Ｆ35秒４の超スロー。逃げたサブライムアンセムが掛かった上、先行勢が伏兵陣だったこともあって、完全な差し競馬になりました。勝ったマスクトディーヴァは道中４番手から上がり３Ｆ33秒０。勝ち時計は1分33秒０。桜花賞は展開次第では「１分32秒台後半」が必要な高速決着が濃厚と見ます。２着ウンブライル、３着モリアーナともに「後方伸び」でともに上がり３Ｆ32秒９と極限の切れ。桜花賞は逃げ候補もセキトバイースト、シカゴスティング、それにエトヴプレとそれなりにいるので、桜花賞は「Mペース想定」。最後は中～外伸び傾向の決め手勝負になるとみます。直線の内寄りの芝に多少傷みが出てきて、内優位の押し切り穴パターンは考えにくいです。時計勝負に対応できない馬は厳しいとみます。

【有力馬、気になる馬の評価】
◎⑫ステレンボッシュ
強かった阪神ＪＦ組の中でも、勝ち馬アスコリピチェーノより上に見たのは、阪神ＪＦは直線半ばで内に切り替えるロスもありながら、首差まで迫った点。メンバー最速の上がり３Ｆ33秒５を評価します。「１分32秒台後半」は確実の今年の馬場なら、時計対応力は大きなプラス要素になります。血統背景は重厚で成長力が見込める上に、実際の馬は切れ味特化でいい意味での軽さがあります。馬体重自体に大きな変化はないものの、筋肉にメリハリが出て、一段成長。阪神ＪＦは序盤の速さに戸惑い、追走面で苦労した印象でしたが、一度経験したことで、ポジションも取りやすくなる希望もあります。

○②クイーンズウォーク
個人的にはクイーンＣは本命でした。うまく脚を温存できた分、初めての1600ｍでもしっかり切れる脚を使えた点は評価できます。阪神ＪＦ上位組を負かすとすれば、やはり馬体面の大物感もあるこの馬でしょう。その一方で、デビュー２戦で見せたスタート面の課題や、本質的にはゆったり構えられる距離の方がいいと見えるので、果たしてマイルがベストかの危ぐもありますが…。内枠を生かして、ロスなく立ち回れば逆転まで。

▲④キャットファイト
三振か?ホームランか？評価的には「ある」か「ない」かになります。昨秋中山のアスター賞の「１分33秒１」は開幕週とはいえ稍重でしたし、２歳秋でなかなか計時できる時計ではありません。ただ、前進気勢が強すぎる性格でメンタル面に課題があるのも事実。阪神ＪＦ（10着）は本馬場に出てから急にテンションが上がったとのこと。１分32秒台の時計に対応できる基礎体力はあって、２度目の阪神で少しでも慣れが出れば、好位から粘り込んでの激走はあっても不思議ではないとみます。

☆⑨アスコリピチェーノ
もちろん、優勝候補とみています。ダイワメジャー産駒ですが、いい意味のゆとりもあって、もっと距離が延びても可能性もあります。ただ、父とは似てなく、序盤の追走力には多少課題があり、現状は切れ特化型。阪神ＪＦはこれ以上ない最高の立ち回り。同じ競馬をもう一度できればという期待はある半面、どんな展開になっても大丈夫という人気ほどの信頼を置いていいものか？序盤の入りは鍵になりそうです。

△③イフェイオン
前走・フェアリーＳ（１着）は、確かにメンバーレベルは「Ｂ級」かもしれませんが、不利な中山マイルの外枠から正攻法に立ち回って勝った点を評価。昨秋京都未勝利戦Ｖは１分33秒３の好時計。母イチオクノホシは桜花賞11着でしたが、体はひと回り母よりも大きく、先週の１週前追いは、かなりのハード調教。完全なマイル特化型で、上積みが見込めるとあれば、３連系では外せない存在に。

△⑧コラソンビート
1400ｍで機敏に走れてしまう点で、マイルは１Ｆ長いのかもしれません。実際にフィリーズレビューをステップに選んだ理由もそれでしょう。ただ、馬群を縫える経験値は多頭数競馬では大きなプラス。機動力を生かせる８番枠もプラス。道中で脚がたまれば、阪神ＪＦ（３着）の結果から勝ち負けまではともかく、十分に争覇圏内とみます。

△⑪ライトバック
折り合い面にかなり不安はあります。半面、馬体のスケール感は上位人気馬にもヒケを取りません。跳びがかなり大きく、初参戦でも阪神外回りはベスト。ＧⅠのある程度流れる中で、新潟新馬戦で見せた上がり３Ｆ32秒８の鬼脚を発揮できれば、怖い存在。

△⑱チェルヴィニア
正直、印を打つか悩みました。一頓挫あった後の放牧明けで、映像で見る限りは体はやや細く映るのが気になります。体形的なものでしょうか？もともと、ルメール騎手が騎乗予定だったのは、それだけ潜在能力が見込まれていた証。そのルメール騎手が乗れないのは気になりますし、現実に大外18番枠はかなり厳しいですが、序盤の出脚力があるので、ある程度の位置は取れるかもしれません。好位で折り合えるようなら。快勝か凡走か。結論的には両極端です。

①ワイドラトゥール
チューリップ賞は課題のゲートは出ましたが、最後は案外。体があまり成長してこないの現状では高評価できません。
⑤シカゴスティング
阪神ＪＦ（５着）は逃げて見せ場をつくりましたが、当時より内優位とはいえない馬場状況では厳しいです。

⑦スウィープフィート
阪神ＪＦ（７着）は外を回るロスがありました。それでも、勝ち馬とは０秒９差。発馬の不安は解消してきましたが、チューリップ賞は阪神ＪＦ組を凌駕するほどの迫力は感じませんでした。馬券的には３着ならギリギリの評価。

⑧セキトバイースト
チューリップ賞は前半３Ｆ34秒５と遅くないペースで２着に粘ったのは評価できますが、それでも形上は楽に行けたのが大きかった。同型も多すぎ、楽な展開は？

⑬テウメッサ
アネモネＳ（２着）自体の伸びは素晴らしかったですが、負けるにしても、どこかもっとレベルの高いレースに挑んでおきたかったです。経験値がここでは劣ります。

⑯セシリエプラージュ
フィリーズレビューの切れは凄かったですが、狙うならその前走だったでしょう。昨年12月の阪神未勝利戦Ｖが「１分34秒８」。時計勝負必至のここでは劣ります。

公開日時：2024/04/07 09:29

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