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逃げて勝ったり好走してきたりした馬が多く、世代限定1勝クラスらしくハイペースが濃厚。キングベルベットが砂を被りたくないタイプで、前々走は出遅れてから外を回してハナを奪うという無茶な競馬をしています。前走は外の番手からでしたが、ここ2戦ともハイペースになっています。ここは差し馬から。
◎8.インペリアルモート新馬戦はL4が49.7秒、L2が11.9-12.4の余力ラップ戦。逃げ切ったモアザンワンスは2勝を挙げています。2番手から0.4秒差に粘ったインペリアルモートも力はあるはずですが……。2戦目は出遅れ。1000m通過61.1秒のハイペースを早めに押し上げすぎました。あの競馬では終い止まっても仕方がありません。3戦目はサッパリ。全く敗因が分かりませんが、新馬戦の時よりも時計を落としており、力を出せていません。初勝利は川崎の交流戦。地方馬相手によもやの苦戦を強いられましたが、タイム指数は優秀でした。まずは勝ちきった点を評価。前走は芝の水仙賞。離された5着ではありましたが、止まっている訳ではなく、距離自体はマジェスティックウォリアー産駒らしく延びた方が良さそうです。ポリトラック追いの多い馬ですが、今回は南Wと美浦坂路でしっかり追えているのは好材料。全く人気がなさそうですが、新馬戦のパフォーマンスを信じて本命と致します。
○15.メイプルタピット未勝利勝ちは加速ラップを差し切り。4走前が非常に高いパフォーマンス。勝ったミッキーファイトは勝ち時計が破格でしたが、3着の本馬でも水準以上の時計で走っています。現級上位のロードブレイズを抑えて3着に差してきた点は評価できます。前走は進展ある内容で、3.4角でスルスルと進出。直線ではもう先頭に立っていました。自分から動く競馬ができている以上、崩れることは考えづらい。
▲6.アムールドパリ新馬戦は初角で挟まれる不利が響きました。その後は砂を被っての先行策でしたが、何ら問題にしていませんでした。この競馬が出来るなら、控える競馬にも対応可能でしょう。この新馬戦はL4が50.2秒と余力ラップまでもうひと息。勝ったウィンドフォールはかなりの器だと考えていますが、不利があって0.4秒差ならこの馬も相当に強い。前走はハナを奪うと、勝負どころでも手応えが楽。ほとんど追うことなく5馬身差の圧勝ですからモノが違いました。1勝クラスならこの馬も上位で。
△11.ニシノアウェイク未勝利勝ちはL1が12.1秒の余力ラップを差し切り勝ち。エースアビリティが差してくるともうひと伸びしました。余力ラップ勝ち馬は距離延長をこなしやすいのが特徴。2F延長までは未知数ですが、差し馬だけに脚を溜めてこなせても。1200mは忙しいタイプで。3走前は3F通過36.5秒のスローペースにハマっての惨敗。ここ2走で1勝クラス上位の力は見せているので、距離さえこなせれば。
他。3.ピュアキアン:前走は控える競馬で結果を出しましたが、大外枠で全く揉まれずに運べたのが好走要因でしょう。今回の内枠は初めて揉まれる形になりそうで、逃げたとしてもハイペースを演出する形になるでしょう。力は認めますが、今回は枠順・展開の不利が大きいと見ます。7.キングベルベット:前々走は出遅れて、外からハナを奪うという無茶な競馬。負けたのは度外視でも。前走はすんなり先行できました。時計も良いので力自体はありますが、この馬は100mの延長もこなさなければなりません。揉まれないためにも出していく可能性が高く、ここは嫌うところ。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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