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土曜の阪神ダートは「超」が付くほどの高速馬場。
日曜も雨が降り続く予報で、高速馬場継続でしょう。
ここは先行馬が少ない一戦。差しの届きやすい阪神ダート2000ｍですが、高速馬場であることを考えても位置は取れた方がベターでしょう。

◎11.ジョウショーパワー
ジョウショーパワーは未勝利時代に評価していた馬。
レース巧者という印象を抱いていたのですが、昇級後はどうしてか行き脚が付かなくなりました。休ませたことでデキが落ちたのか……？と考えていました。
ひと息入れて立て直した前走は行きっぷりが改善。すんなりと好位に取り付きました。道中も安心して見ていられて、以前までのジョウショーパワーが戻ってきたという印象を受けました。直線は前が止まったところでもこの馬だけは最後まで脚を伸ばしていました。
本来ならもっと早く2勝クラスにまで来ていたはずの馬。
高速ダートも本来は得意としている馬です。
ここはメンバーレベルが低い一戦で、昇級から即期待できるでしょう。

○7.バリアントバイオ
新馬戦では自身、L1を11秒台でまとめた素質馬。
1勝クラスも好時計で圧勝した馬で、2勝クラスが壁になるとは思えないレベルにあります。
前走はスタートから出していく形に。直線では伸びてきたところで鞍上が立ち上がる程の致命的な不利。そこからまた盛り返しており、力のあるところは示しました。
2.3走前はスタートが悪く後方からに。一度はゲートも改善したのですが、またしても悪い面が出てきました。
前々走はインの窮屈なところに入って伸びきれず。
3走前もインに入り、進路を切り替えるロスがありました。再加速に時間を要しただけで、どちらも悪い競馬はしていません。
4走前はハイペースの差し決着を先行する形に。苦しい競馬になりながらも大きくは止まっていません。
今回のメンバーでは一枚抜けていると考えており、出遅れたとしてもそう簡単には崩れないでしょう。道悪も得意としています。
ジョウショーパワーの上昇力に期待して、対抗に落とした形です。

他。
4.ヒノデテイオー：前走は伸びず。陣営は「脚をぶつけていたことで力を出せず」と述べています。2.3走前はペースが流れて展開が向いています。ここは展開次第か。先行できた方がベターだと考えています。
5.メジェド：前走は前に行きたかったという話。行けずに後方からになりましたが、ハイペースになって結果的には展開が向く形に。今回は鞍上が新人の柴田裕一郎騎手。出していくとコース的にハイペースになりそうで、じっくり構えていると外から被されそうな枠の並び。買いにくい印象です。ただ、スタミナ豊富で力はある馬。
9.ダイメイセブン：未勝利戦の内容から復調すれば1勝クラスでは勝負になるだろうと踏んでいました。阪神ダート2000ｍに延びて良さが出るタイプには思えなくて。
10.ソリダリティ：前走は位置を取れず、後方のままサッパリ。今回は「馬を気にしていたので、チークピーシズを着けます」という話です。前々走は超スローペースを早めにマクる形。相手が弱く、展開に恵まれています。3走前はダイシンピスケスに途中からハナを奪われる形に。このレースに関しては相手も強すぎました。4走前が同距離同コースで参考になりますが、力の劣る馬に先着されての4着。過剰人気では。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。