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中京芝1600mはスタート後、199mでコーナーに差し掛かるため、スローになりやすいコース。土曜の中京は馬場が高速化して先行有利になってきています。先行できて終いもしっかりしている馬から。
◎5.ブエナオンダブエナオンダは比較的テンが速く、前走は3F通過35.6秒をすんなり先行。今回は「噛んでいくところがある」ということでのマイル起用なので、自然と流れに乗せていく形になるでしょう。前走のきさらぎ賞は高く評価しているレース。時計の掛かる京都芝でL2が11.1-11.3の余力ラップになりました。勝ち時計の1.46.8も優秀です。ブエナオンダは力みながらの先行策で、直線は少し窮屈なところに入ってしまいました。進路を切り替えしてからは盛り返してきており、0.5秒差とはいえ悪くない内容でした。前々走の若駒Sはスタートもひと息ではありましたが、川田騎手が敢えて下げたという内容。外に張っている面があり、川田騎手も「幼さを全面に出していました」と述べていました。新馬戦はL2が11.6-11.3の加速&余力ラップで突き抜けました。力確かで、マイルで変身してくれるはず。
○4.サロニコス前走は内枠勢が速く、外枠だったサロニコスは鞍上のムルザバエフ騎手が「付き合わず」ということで待機策に。直線はあっさりと突き抜けて、最後は抑える余裕ありの楽勝でした。前々走が中京芝1600m。外枠から出していきましたが、内が抵抗してきたので控える形に。結果的に逃げ馬を捉え損ねる結果になったものの、逃げ切ったナムラエデンはハイレベルだったエルフィンSで0.4秒差5着に健闘している強い馬です。また、今回人気を集めているモアニに並びかけられてから突き放しているのも強調材料。3走前はハイペースを先行する形に。負けたとはいえ、勝ったイフェイオンはフェアリーSの勝ち馬です。今回は先行力を生かせる舞台。力があり、展開も向くと見て。
他。2.モアニ:前走はスタートひと息で待機策。ハイペースになったので結果的には展開が向きました。終い強烈な勝ち方を収めましたが、この競馬で中京芝1600mは勝てません。前々走はサロニコスに先着されていて強調できず。3.タガノデュード:前走スタートひと息で控える形に。道中である程度リカバリーしましたが、届きませんでした。朝日杯の5着があるように力はありますが、控えて差し切るまでの末脚はなくて。陣営も「スローの決め手比べだと分が悪い」と述べており、今回は展開が向かないでしょう。10.エポックヴィーナス:前走・チューリップ賞は直線で再三の不利がありながら、しぶとく伸びてくる強い内容でした。人気になるのは分かりますが、前走は別に決めて比べになった訳でもなく、しぶとさを生かせたという内容。元々、出がイマイチで二の脚が速い訳でもないので、今回は控えて不発に終わると考えています。先行意識の高い松山騎手が出していくパターンだけが怖い。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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