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◎14.ペイシャニット
ペイシャニットの新馬戦はL2が12.4-12.2の加速ラップ。
勝ったジョーローリットは次走、手応え良く逃げていましたが、心房細動での惨敗。2着のガビーズシアターは次走、同日2勝クラスと同タイムという凄まじい時計で勝利しました。同着3着のミルミナーヴァも不運な2着続きで、ペイシャニットも実力上位は明らか。
新馬戦では出遅れて、早めに外を押し上げていきましたが、加速ラップになってしまってはロスなく乗った馬が有利。強い3着です。
前走も出遅れたものの、新馬戦よりはマシ。凍結防止剤の影響を受けたタフな馬場でよく差してきてはいますが、前がしぶとかった……。
今回は外枠で、出遅れてもリカバリーはしやすいでしょう。
また、牝馬限定戦に替わることで、前走負けたマイネルディレクト級の馬も不在。
出遅れても勝てるでしょう。
そのくらい力が抜けています。

○6.チャルドーニ
チャルドーニは新馬戦で1番人気に推された馬。
スタートはやや悪い程度でしたが、二の脚がかなり速く、騎手が行き過ぎないように手綱を引いていた程でした。
直線も勝つかという手応えで前に並びかけていきましたが、残り200ｍで息切れ。鞍上は「坂路でしか追い切っていないので、まだ走り方を分かっていないというか、返し馬でトモが嵌まってきませんでした」と敗因を述べています。
今回は南Wで5本乗り込んできました。
これでコーナリングも問題ないでしょうし、スタミナ面も問題なくなったでしょう。コース追いは坂路より長めに追うのでスタミナ強化に繋がりやすい。そもそも、追い切りが抜群に動く馬で素質上位のはずです。

▲1.エリカポラリス
ここまで道悪になると、高速化して外枠の差し馬は不利になるはず。
エリカポラリスはマイルは少し長いので、1200ｍに短縮は歓迎。
最終追い切りでは自己ベストを更新しており、更に良くなっていそうです。
前走は勝ったカピリナが強すぎましたが、2着は死守しました。
3.4着馬が中山ダート1200ｍで力量上位の馬だったので、その比較からすれば、エリカポラリスもここで上位だと考えられます。

△10.チェルシー
チェルシーは新馬戦で逃げて、1200ｍ通過地点ではわずかに2番手。
1200ｍ通過が1.13.1で、コースは違えどオールダートでこれだけ走れれば、ここでは上位でしょう。
2戦目は刻んだラップがチグハグ。3F通過34.9秒と流れたのは良いのですが、その後が12.3-13.0と減速して、そこから再加速するラップに。この手のラップはスタミナを消費しやすく、実際に差し決着になっているので度外視でも。
前走は敢えて控える競馬に徹して5着と巻き返しました。
1200ｍならもう少し飛ばしても良いでしょう。

☆2.ゴールデンスイープ
ゴールデンスイープはオニャンコポンの下に当たりますが、父がレッドファルクスでダートでも期待できそう。スウェプトオーヴァーボード産駒の半兄はダートで2勝挙げています。
馬格は420キロ程度しかありませんが、その点は牝馬限定戦で馬格ある馬が少ないメンバー構成。相対的に問題にはならないでしょう。
新馬戦はハナ差負けで勝つ寸前でした。
先行する程の速さはないですが、中団前目には付けられそうで、この馬はイン差し狙いで。

13.サノノリッチは追走力に欠けるタイプ。4走前は終いが13.9秒と掛かってくれたおかげで届いたという印象です。今回は道悪なので前も止まらないでしょう。外目を回されて伸びあぐねそうなことに加えて、印を回した先行馬たちよりも力があるのかも微妙。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。