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◎1.スズハロームスズハロームは重賞を勝てる器だと考えています。前走に関してもほぼ勝てるだろうと思って観ていましたが、終い伸びあぐねる案外な結果に。ですが、ラップを見てみると、L4が44.8秒で、L2が11.3-11.2。逃げたトゥードジボンが前半4Fスローで、後半4Fのロンスパ戦に持ち込んで押し切る完璧なラップで押し切りました。スズハロームは32.6秒を使って届かなかっただけなので、悲観する内容では全くありません。中山芝1600mでは未勝利戦で、出遅れて最後方からマクっていき、終い5馬身突き放すという異次元の競馬をしています。通過順は「16-7-2」となっていますが、これはなかなか見られません。しかも加速ラップで押し切っているだけに「オバケ」でしょう。1勝クラス勝ちはやや重で1.20.2という超好時計で圧勝。この日の馬場差は高速馬場となっていますが、それはこの馬が時計の出方を惑わせたからだと思っていて、実際は相当時計の掛かる馬場だったと考えています。この時の強さから道悪馬場も問題ないでしょう。むしろ力量差が出やすくてプラスのはず。以前のような気性面の危うさもなくなった、というか、鮫島克駿騎手の溜める乗り方が合っているようで、今、ポカることは考えにくい。ほぼ勝てるでしょう。この馬が2番人気想定というのはちょっと驚きです。単勝で配当を確保しておいて、馬単まで仕留めたいレース。
○3.スプレモフレイバー中山芝のクッション値が金曜時点で8.1と低く、差しもある程度利きそうではありますが、開幕週らしく先行有利になる可能性も捨てきれず。いずれにしてもスズハロームは勝てると見ています。内枠勢の方が速いメンバー構成で、スプレモフレイバーが単騎逃げか、2番手か、どちらかでしょう。2走前は超ハイペースの大逃げの2番手で恵まれた展開になりましたが、1.32.5は流石に速い。差す競馬なら東京でも速い上がりを使えていた馬ですが、先行力の付いた今では中山がベター。5着だった前走の勝ち時計1.32.5は中山でマークしている訳ですが、ディオスバリエンテとニシノライコウとの差は決め手の差でしょう。内枠からすんなり逃げて縦長馬群にしてしまえば、スズハローム以外を封じ込めても。
▲2.ニシノスーベニア中山マイルを得意としていて、馬券を外したのは世代限定戦のみ。当時は外枠も響きました。内枠なら、ハイペースだった前走・3走前共に位置を取れており、ここもある程度の位置を取りつつ、速い上がりでまとめられるはず。クッション値が低いので、差し有利の方に傾けば、こちらが2着に浮上しても。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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