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小倉ダート1000mは同コースで走っている馬が安心感からか人気になりやすくなっていますが、距離短縮で挑む馬の方が回収率が高くなっています。また、未勝利のダート1000mは行った行ったになる率が非常に高い。1勝クラスでもそうで、2勝クラスになるとようやく差しも利きやすくなります。さらに、良馬場だと被されない外枠がベターですが、不良馬場だと内をタイトに回ってくることが重要になります。ここは小倉ダート1000m以外を使った馬で、なるべく内目の枠を引けた先行馬から。
◎7.マーメイド小倉芝1200mからこちらに回ってきました。前走は出がイマイチでしたが、押してハナに。3F通過33.8秒で差し決着になった中、5着に残せているしぶとさは安心材料です。ダートは3走前に1800mを使っています。当時はスタートを出てから内を伺いながらゆっくりとハナに。1000m通過62.1秒は不良馬場だったことを考えれば、速くも遅くもなく。手応えを残して直線を迎えたように見えましたが、残り300mでもう一杯に。大きく負けたのは度外視。ダートでの走り自体は良かったので、変に大敗することはないでしょう。あまり速い馬はいないので、この馬がハナを奪えると考えて本命とします。
○10.ヴェラリーシャ新馬戦は好時計だったミッキーファイト戦。好発を決めてハナを奪えそうでしたが、内の馬が主張してきたので譲る形に。このレースで0.6秒差3着なら地力の高さはここでもトップでしょう。2戦目は中山ダート1200m。外枠から押して位置を取りに行きましたが、内の馬が速くて無理せず好位に。このレースは1F目が11.8秒で、本馬も12.0秒程度では走っています。芝スタートとはいえ、テンの速さはまずまず。結果は外を回ったのがロスになって、3.4着馬を交わせなかったという内容で、悪くはありませんでした。3戦目の前走は好発を切ってハナに。1F目の12.3秒はダートスタートとして速い水準です。ここで上位の速さを持っているコパマエチャンの前走が1F目が12.3秒。ヴェラリーシャは押していたとはいえ、さほど無理していた訳ではありません。1000mで初っ端から出していくことを考えれば、この馬が2番手を確保できそうです。結果は残り400mまでは先頭を死守していたので及第点。距離が長かったそうです。良馬場では1400mでも厳しいのでしょうか……。今回、最も高いパフォーマンスを出している新馬戦と同じく不良馬場になるのはプラスでしょう。内枠の方が良いのは確かですが、今回、マーメイドがハナを奪いきってくれそうで、そうなるとブリンカー着用の1.インファンタ、2.コパマエチャン辺りは被されて位置を悪くしそう。6.フェアアイルは馬格が400キロしかないので、そもそもダート適性が疑問です。マーメイドから離されすぎず、そのすぐ外を進出していける形がベスト。今回はそれが叶いそうな枠の並びです。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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