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展望:クラシックに向けての重要な1戦ということもあり、ハイペースにはまずなりません。基本的にはややスローから平均的なペースで流れて総合力勝負になりやすいレースです。少頭数が多いので外枠も来るレースですが、一桁馬番までの馬が好成績。内枠が有利な馬場で開催されるのも関係しているのでしょう。好位から速い上がりでまとめられる馬が有利です。
◎8.ジャスティンミラノ新馬戦はL4が45.9秒と余力ラップ基準をクリア。2000mだったことを考えれば、価値の高い1戦でした。2着のへデントールは次走、京成杯よりも速い時計で完勝。しかもL2が11.2-11.3の余力ラップでした。このへデントールを寄せ付けなかったことからも相当力があると思われます。新馬戦でスタートを決めたことからも安心して見ていられそうです。5~6番人気よりも人気になると思っていました。ここもクイーンCに続いて「外枠の戸崎」に期待して本命とします。
○4.ミスタージーティー新馬戦はL2が11.2-11.5で余力ラップ。やや出負けして後方からになりましたが、終いはとても届かないだろうという位置から一気の差し切り。2着ハヤテノフクノスケが次走、5馬身差の圧勝で、京成杯でも4着に頑張っていることからも価値は高い。前走のホープフルSも出遅れ。直線は内を突いて前どん詰まり。矢作調教師が勝てたレースだったと述べており、上手く運べなかったのは明らか。力上位で、決め手も十分にある馬です。この枠ならある程度位置を取れそうで、ここは上位争いができるでしょう。
▲5.ショーマンフリート新馬戦は追い風があったとはいえ、L2が11.6-10.9と大きく加速しての快勝。2着以下も活躍しており、着差も大きく開いたレースなので、追い風を加味しても価値は高かったと考えています。前走・シンザン記念は800m通過46.4秒のハイペースの中、位置を取りすぎました。また、まだまだインが良い馬場で外を回されたのも不利。5着なら頑張っており、巻き返す力はあります。瞬発力に秀でた産駒を多く出しているスワーヴリチャードの仔。東京にも対応できそうで。
△10.エンヤラヴフェイス新馬戦はL5が58.0秒で余力ラップ基準をクリア。中京のマイル戦としては好ラップとして評価できます。2戦目の新潟2歳Sは馬の後ろに入るとズルズルと位置を下げました。3戦目のデイリー杯2歳Sは外枠だったので狙い目でしたが、やはり馬の後ろに入ると怪しいところが伺えました。前走の朝日杯FSに関しては、この馬にとって外枠はプラスだったものの、阪神芝1600mで外枠自体が不利。道中も外々を回されて早々に失速。力はあるので、外からすんなりの先行策が叶えば、と考えていました。今回、叶いそうな枠に入った以上は少額押さえます。
以下は無印の馬について。
1.ベラジオボンド絶好の最内枠。新馬戦はL2が11.1-11.5の余力ラップ戦に。新馬戦にしてはまずまず流れた中で、3馬身差。先行して、終いは流しての完勝でした。それなりに力はあると思いますが、相手にも恵まれており、着差ほどの価値はないのではと考えています。3着ソルトクィーンが次走勝ち上がりましたが、牝馬限定戦での勝利。ただ新馬戦は好時計だったので、評価に迷うところですが、思い切って切ります。2.ディマイザキッド前走は3F通過35.5秒、1000m通過59.7秒のハイペースで、控えたのは展開に恵まれています。相手関係にかなり恵まれており、戦前から2着のマイネルオーシャンが抜けているだろうと感じていたレース。東京がプラスに働くかも微妙で、一枚劣ると考えています。3.フォスターボンド新馬戦は出遅れて後方から。L2が11.2-11.3の余力ラップの中、伸びてきたのは評価できますが、勝ったアフィリオンはほぼ持ったままで完敗。2戦目は加速ラップだったとはいえ、L2が11.6-11.5で余力ラップにはなりませんでした。残り400mでは十分に射程圏に入れて差し切り。追走力がなく、2戦とも相手に恵まれていたように思います。追走さえできれば来てもおかしくありませんが、二の脚が速い訳でもないので現実的には後方からでしょう。6.エコロヴァルツ福島の新馬戦・札幌のコスモス賞を使っていただけに、前走・朝日杯FSは決め手面で劣るのではないかと考えていましたが、控えて差してくるという武豊騎手の好騎乗。スタートひと息で、控えると折り合いを欠く面がありましたが、後方まで下げてからは折り合いが付きました。上がり34.1秒で来られる展開になったので、東京で真価が問われます。7.パワーホール新馬戦はまだ時計の出ていた札幌で、L2を11.2-11.1でまとめました。2戦目の札幌2歳Sは先行流れ込みのレースになったので、2番手から2着というのは特に評価できる内容でもありませんでした。前走・京都2歳Sはインをロスなく回ってきましたが、サッパリ。鞍上によれば、直線でバランスを崩したので無理をしなかったという話。さすがに前走ほど負ける馬ではありません。スムーズな先行策が叶い、東京の上がり勝負に対応できれば入着があっても。9.ジャンタルマンタルレース巧者で、前走・朝日杯FSは道中インで、直線では外に出す最高の競馬ができました。前々走のデイリー杯2歳Sは内枠でずっとインを回って快勝。レース巧者なのは認めますが、34秒台前半の上がりをまだ使えておらず、東京の高速上がりに対応できるかがカギ。皐月賞は上がりが掛かって向くはずで、疑うなら今回とダービーしかないと考えています。怖い存在ですが、ここは思い切って切ることにします。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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