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小倉芝は土曜から日曜朝にかけてかなりの雨が降る模様。馬場適性は重視したいところです。枠に関しては、ほぼ全騎手が内を空けて走っている通り、どの枠でも結局は外を通るため、内枠・外枠の有利不利が少なくなっています。先行馬が内を空けなければ、馬場の良いところを通せる外枠の差し馬が恵まれますが、今の小倉はそうではありません。実際、土曜は内枠・外枠がまんべんなく来ていました。枠順は気にせず、馬や騎手を重視して予想します。
◎1.ロードマンハイムロードマンハイムは前走、ウマい馬券で「自信あり」の本命を打った馬。金杯デーの京都芝で、開放されたAコースを走れる内枠のメリットを評価しての本命でしたが、1000m通過が59.4秒で、逃げ切った勝ち馬以下は差し馬が台頭する流れになりました。1番人気のシルヴァーデュークも先行して大敗しているだけに、ペースが合わなかったと思うしかありません。タイトルの「因縁の対決……!」とは3走前のこと。マイネルラッシュが外から内に斜行しながら伸びてきて、ロードマンハイムの進路をカットする形になりました。それがなくても着順に変化はなかったように思いますが、ロードマンハイムはここで1番人気のマイネルラッシュと差のない競馬ができる馬なのです。また、この時の1.32.5という走破時計は優秀で、1勝クラスに留まる数字ではありません。前々走は出遅れ。スローペースの中、デムーロ騎手が外をマクっていきましたが、阪神でこの競馬をやると大抵は止まります。度外視して構いません。4走前はL2が10.9-11.5の余力ラップで勝利を収めました。この内容から1勝クラスで通用することは明らかです。今回の好材料はまず、ブリンカー着用。位置を取りすぎる危険性も伴いますが、基本的には集中力を増してくれます。もう一つは道悪。5走前に不良馬場で5着に敗れていますが、当時はソエが残っていたり、馬体も完成していませんでした。また、この時に陣営は「パワータイプなので、雨が降ればむしろ好都合」と述べていました。父ロードカナロアに、母系が欧州系。全姉のヴェルトハイムが重馬場で2着したことがあるので、この馬もこなせるはずです。前走はハイペース、前々走は出遅れに外マクリ、3走前はハイレベル戦に過ぎたこと、と敗因は全て明らか。今回はメンバーレベルも大幅に下がっており、下手な競馬はできません。
○3.マイネルラッシュマイネルラッシュは未勝利の身で1勝クラスを勝ったため、まだ1勝クラスに出走できるという大きなアドバンテージがあります。前走は道悪の小倉で、4角を抜群の手応えで回ってきました。直線でも勝っただろうというところで、内のパルティクラールに差し返されました。負けたとはいえ、3着には4馬身差を付けて力の高さを示したと言えるでしょう。それ以前は、負けたレースにおいても高い水準で走り続けてきました。丹内騎手は今の小倉芝を把握しており、マクるタイミングを間違えません。
ここは一点勝負!
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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