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◎13.コンクシェルコンクシェルはハイペースで飛ばして、付いてきた先行馬を潰すタイプの逃げがベスト。4走前の1勝クラスの勝ち時計が1.32.3。これは中京芝1600mのレコードと0.1秒差の超抜時計です。0.9秒差の圧勝を収めたことからも、逃げさえすれば、ここも勝ち負けになると考えていますが、気になるのはあまり逃げるのを好まない戸崎騎手が鞍上という点。ただ、前走・秋華賞に関しては鞍上の幸騎手が「うまくゲートを出れず、二の脚もつかなくて……。自分の競馬をさせてあげることができませんでした」と述べていただけに、逃げせさる意思はあったようです。前々走のローズSは1000m通過57.3秒という超ハイペースだったから逃げられなかっただけ。3.4走前にハイペースの逃げを打って、共に0.9秒差の圧勝と開眼した馬なだけに、逃げようとはしてくれるでしょう。緩ませては切れ負けするので、ハイペースの逃げが理想です。多く揃っている先行馬は付いてくることで潰されると予想します。先行有利な馬場も味方にコンクシェルだけが残して、相手には差し馬をセレクト。
○11.コントラポスト差し馬筆頭がコントラポスト。前走は抜群の手応えで大外を進出して楽に抜け出しました。年末の馬場を考えれば、1.33.2も優秀です。本格化著しく、東京でも速い上がりを使える馬。前々走は超ハイペースの中、位置を取りすぎたという印象です。じっくり溜めてくれば、ここも苦にしないでしょう。
▲1.ニシノライコウ前走の秋色Sは前半超スローながらも、L3が10.9-10.8-10.9と全て10秒台を刻んだ破格のラップになりました。ニシノライコウはスローペースで完全に引っ掛かってしまったのが敗因ですが、それでも32.9秒の上がりをマークしたのですから大したもの。前々走は前が壁になって追い出しを我慢させられながらも、外に出してからは凄まじい脚で差し切りました。3.4走前は高速上がりを使いながらも届きませんでしたが、今回、コンクシェルが引っ張ってくれるであろうペースは向くはず。ラチ沿いを走れる最内枠も良いと思うので、進路さえスムーズなら。
△5.リアグラシアリアグラシアも前走・秋色S組で、こちらは32.4秒の上がりを使って2着。スタートで出遅れながらもよく追い込んできました。この好走はブリンカー着用の効果だと思います。1勝クラス勝ちの時はハイペースを差し切っているので、ペースも問題ないでしょう。キングスコート騎手は先週、不良馬場の中山で活躍した通り、やはり欧州の騎手らしくタフな芝が得意なのでしょう。その点、東京芝には不安が残りますが、馬の能力を評価します。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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