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◎16.サクセスアイ逃げたいのがビーナスローズとスイミーユニバンスくらいで、先行馬も少なめ。登り坂を通過するコースなので、ペースは緩むでしょう。外枠差し馬を狙いますが、あまり深い位置からは間に合わないだろうと予想します。サクセスアイは今回、条件にピッタリ該当。3走前の未勝利戦は大きく出遅れて後方から。まだ高速馬場の札幌で、前も残る中、後方の組からただ1頭伸びて差し切りました。1.27.7も優秀な時計でした。前々走は3F通過36.4秒のスローとはいえ、L5は57.7秒と速くなりました。前に行った2頭が残ったのは展開を利してでしょうが、差してきた組の中で最先着は優秀。特に4着のイングランドアイズは東京芝2000mで1.57.3の超好時計で走破している馬で、この馬に交わさせるような感じもなかったのは評価できます。前走は中緩みの大きいレースで、内枠先行有利な馬場でした。完全に1.2着向きの展開になりながら、外から追い込んだのは立派です。不向きな展開だったここ2戦から一転、今回は有利な外枠を引けました。一定の先行力もあるので、位置を悪くしすぎることはないはず。血統面からは時計の掛かる芝も苦にしないでしょう。ここは堅軸と見ます。
○18.ランスオブサウンド新馬戦はL2が11.0-11.2の余力ラップで勝利。相手も現2勝クラス在籍のルカンで相手も申し分ありませんでした。2戦目の君子蘭賞は逃げたものの、終いは止まって2着。残り200mを切ってかなり脚が鈍っているので、1800mはやや長いのでしょう。それでも1勝クラスで上位のアリスヴェリテに先着したのは立派です。前々走のアーリントンカップは内枠しか上位に来られなかったレース。外枠を引いて外目を回されたので度外視しても構わないでしょう。前走は「スタートで接触して気持ちが入らないまま」だったという話。ただ、3F通過が33.9秒と速すぎたのも確かで、似た位置にいた、現2勝クラスのレッドヒルシューズも惨敗しています。ペースも合わなかったのでしょう。3本のみの追い切りは少し不安ですが、全て馬なりなので牧場ですでに仕上げてきているものと捉えます。
▲12.スイミーユニバンス前々走は3F通過が33.3秒の超ハイペースの逃げ。完全に止まるだろうと思って観ていましたが、圧勝するとは驚きでした。1.20.6で走れるなら1勝クラスでは上。前走はペースもあってか、控える競馬に。鞍上が「本来の走りではなかった」と述べています。かなりの外目を回されていたのもあり、度外視しても。休みを挟んで、今回は追い切り7本の乗り込み。全て馬なりなので、こちらもノーザンファームで立て直してきたのでしょう。秋山騎手は逃げ馬ではきちんと逃げます。脚を溜めるのが上手い騎手。スローペースを逃げか先行させれば残せるでしょう。
△7.ジオパーククラウン新馬戦は超スローペースながら、L1が11.4秒の余力ラップに。2戦目のレースっぷりから推するに、2000mは本質的に長いのでしょう。3戦目は大きく出遅れ。終いは34.1秒と4位の上がりは使えています。4戦目はスタートを決めたものの、最後方まで下げました。スローペースの中、上がり最速で0.3秒差なら悪い競馬はしていません。5戦目は外枠から先行態勢に入ったものの、初角でかなり外を回されて位置も取れないという不利。2000mもやはり長いのでしょう。前走はダートなので参考外。今回は距離短縮効果に期待します。2000mでは伸びを欠き、1800mではそれなりにやれていることから、1400mで大きくパフォーマンスを向上させてくる可能性は少なくないでしょう。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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