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◎1.ピエナオルフェ芝で前走、先行した馬は一頭もいないメンバー構成。前走、ダートで逃げたマテンロウガーデンが行くかと思いますが、コース形態からもスロー必至。ピエナオルフェは芝に替えた3走前が悪くない内容でした。スタートで大きく出遅れて後方からになりましたが、スローの団子で追走自体はできていました。ブラーヴイストワルが後半4Fを45.9秒でまとめて逃げ切ったハイレベル戦だったことを考えれば、ここでメンバー4位の34.0秒の上がりを使えたことは一定の評価を与えられます。ここ2走は大外枠を引くという不運もありました。前々走は出こそ五分に出ましたが、外枠でペースが流れたこともあって後方から。3.4コーナーはインを突いてショートカットする形になり、一気に前との差を詰めました。伸びてはいたのものの、8着まで。とはいえ、重馬場で勝ち時計が2分台のハイレベル戦で、2.01.9で走破しているなら悪くはありません。前走も大外枠に加えて、3F通過35.3秒とペースが流れたために後方から。ここもインをロスなく回って伸びてはいました。今回、追走力に欠ける馬ばかり集まったことと、最内枠は好材料。普段よりも位置を取れる可能性が高くなりました。オルフェーヴル×フジキセキという血統面から、今のタフな京都芝は合うはずです。前走のようにペースが流れて全馬がバテるようなラップにもならないはず。切れるタイプも不在で、この馬の3走前の34.0秒がメンバー1の上がり時計。前走で掲示板に入った馬が2頭のみのメンバーなら何とかなるでしょう。
○2.ベルベストランナー前走は重馬場で2.01.5とまずまず優秀な時計で走破しています。ピエナオルフェがインをショートカットしたレースですが、こちらは外を回してしっかり伸びてきました。前々走は中団前目から競馬を運べました。ハヤテノフクノスケが加速ラップで5馬身差の圧勝を飾りましたが、2着ショウナンガチとはクビ差の3着。このショウナンガチは余力ラップの新馬戦で上がり33.7秒をマークした力ある馬なので、これとタイム差なしなら上々の結果だと言えます。3走前は、京成杯を勝ちのダノンデサイルが勝ったレースで、1~5着馬は未勝利で再三、好走している強い馬ばかりでした。そこでの6着なら、このメンバーでは上。さすがにここまで相手が弱くなると馬券に絡めるだろうと見て対抗とします。
▲3.マテンロウガーデン新馬戦はブエナオンダが終い11.3秒まで加速して圧勝したレース。マテンロウガーデンは出遅れて、道中は後方ポツンに。鞍上の横山典弘騎手がほとんど追わないままの大敗なので、参考外で良いでしょう。2戦目はダート替わりで、押して位置を確保しにいきました。オーシンハーフが勝ったハイレベル戦で1.2秒差の6着ならそれなりに頑張りました。前走は引き続きダートで今度は内枠から主張していきました。ハナを奪ったかと思いきや2番手に下がったりと出入りが激しくなり、差し決着に。逃げる形での5着なら頑張っています。坂路で52秒台をマークできるなら芝の適性もありそうな馬(ダート馬よりも芝馬の方が追い切りで時計が出やすい)で、レイデオロ産駒という点からもタフな京都芝は合いそうです。先行できる馬がいない中、この馬の先行力は大きなアドバンテージになります。新馬戦とは違う面を見せてくれるでしょう。
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