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京都芝はBコース替わり。JRA画像ではインの悪い部分がカバーしきれていませんが、馬場の外目も良さそうには見えません。また、先週の日曜時点でインを突いた馬が好走していました。カバーされた分、内の優位性が高まると予想しています。また、京都競馬場は土曜午前に6ミリ程度の雨が降ります。改修後の京都芝は道悪になると、差し馬の切れ味が削がれて先行有利になりやすくなっています。水はけの良い京都なので馬場に大きな影響を及ぼすことはないと考えていますが、含水率は少し上がって先行有利傾向が強まるだろうと予想しています。
◎3.セオ京都外回りの芝1600mは3F目に上り坂を通過するためスローになりやすいコース。今回、競ってくるような馬は不在で、楽に単騎逃げが叶うでしょう。セオの前走は後半5Fが56.8秒、後半4Fが44.8秒で、トゥードジボンが11秒台前半を4F持続させて逃げ切りました。後半にここまで速くなるマイル戦は滅多にありません。超ハイレベル戦と判断して良いでしょう。0.5秒差の5着なら評価に値します。なお、勝ったトゥードジボンは次走・京都金杯で3着、4着スーサンアッシャーは次走・1200mに短縮して2着に好走しています。前々走はセオがマイペースで逃げ切りました。こちらは後半5Fが57.9秒、後半4Fが45.6秒。これでも十分に速い水準で、付いてきた馬たちの方が先にバテました。2着に下したディオも先月、2勝クラスを突破した実力馬。3着馬は3馬身離されていて、4着馬は更に2馬身離されています。元々、不良馬場の中山でレーベンスティールを下した通り、道悪を得意としている馬です。前々走は高速馬場に対応できたことに驚いた程でした。京都の外回りマイル戦が合っているのは間違いありません。今の時計の掛かっている馬場も向きます。雨が降れば降るほどプラスになるでしょう。人気のジュンブロッサムは重賞級だと考えていますが、32秒台の上がりを使える馬だけに、今の京都では武器の切れ味を活かせません。差し馬という点も不利で、昇級戦で57キロというハンデもかなり見込まれました。2番人気想定のマラキナイアは出していけば先行できるでしょうが、基本的にはこちらも切れ味を武器にする馬です。やや重だった秋華賞での行きっぷりが悪かったので、今回も待機策になるだろうと考えています(ただ、松山騎手が強気に出していくパターンは多少怖いところ)。人気2騎が危ういと考えて、ここは自信の本命とします。
○1.ラケマーダラケマーダの前走は1800mへの距離延長で、馬群の中で我慢させる競馬を選択。後半2Fが11.1-11.3と逃げ馬も止まっていない中、差し切った点は評価できます。前々走はハイペースを2番手から。勝ったスズハローム、2着マチカゼ、3着アルーリングビューまでは、より上のクラスで通用する実力を持った馬たちだと見ています。展開不向きに加えて、相手関係も悪かったといえるでしょう。3走前はトゥードジボンが楽に逃げったレース。このレースも後半5Fが58.0秒、後半4Fが45.3秒とかなり速くなりました。0.3秒差の4着なら全く悪くない内容です。今回、最内枠からすんなり先行できそうなメンバー構成。1勝クラスをやや重の京都で突破している通り、今の時計の掛かる京都は他馬が危うくなる分、プラスに働くでしょう。ここは3走前のように、前半3Fがスローで、後半4Fの速さ比べになりそう。馬場も味方に、セオと一緒に残るだろうと考えています。
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