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まぐ、でございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。過去をシミュレーションした結果、なるべく頭数は絞って勝負すべきだという結論に至りました。昨年、4番手以下の印のおかげで勝てているレースが極めて少ない事実に気づいたのです。基本は本命に相手は2頭まで。馬連1000円・ワイド3000円が基本で、相手1頭の時は倍にします。残った金額は、購入額を増やすか、相手を1頭増やすか、縦目を購入するか、レースに応じて判断していきます。また、買い目は1000円単位を基本とします。これはレートを落とした時に真似しやすくなるという理由から、になります。ただし、絞った三連単は有効だと考えているので、稀に三連単も出していくつもりです。絞った場合、買わない人気馬の評価が気になるかと思います。人気馬の評価を下げる理由に関してもなるべく記載するよう心がけます。
以上になります。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
中山金杯
中山競馬場はCコース替わり。過去10年では1〜4枠までの馬が7勝を挙げている通り、内枠有利は間違いないでしょう。中山芝は昨年12月の開幕週から高速馬場が続いているので、速い時計に対応できるかもカギになります。先行馬の少ないメンバーで、内枠の先行馬から狙うのがベターでしょう。
◎4.エピファニー前走・チャレンジCは外枠で終始、外を回される厳しい内容ながら4着。前々走・ケフェウスSは大逃げのある超ハイペース戦。最内枠は恵まれた枠でしたが、1.57.2の勝ち時計は非常に優秀です。3走前・関越Sは馬群に包まれて全く追い出せない内容で度外視。4走前のメイSは淀みないラップでインをタイトに回った馬が恵まれるレースになりましたが、終始、外を回しながらの3着は評価できます。今回は絶好枠を引けました。57キロは恵まれた方でしょう。前走時は馬体を絞り切れなかったと、陣営が述べていますが、調教後馬体重は前走からマイナス2キロ。この点もプラスです。普通に回ってくれば、馬券内に来られると考えて本命とします。
○8.ボーンディスウェイ前走は3F通過こそ37.0秒と遅かったのですが、そこからペースアップ。後半5Fは58.2秒とかなり速い数字です。勝ち方としても、終い差し返す形での勝利で評価できます。チークピーシズ着用の効果はあったと言えるでしょう。高速馬場にも対応できました。2走前はペースが流れて差し有利になった上に、直線では狭くなったのが致命的。3走前は内枠有利の中山芝1800mの大外枠。初角で大きく外を回されて位置を悪くしてしまいました。4走前はハイペースの差し決着に。安定した先行力を活かせる8番枠も良いところでしょう。ここでも通用するはずです。
▲11.ゴールデンハインド前走・オークスは他の馬が速すぎて5番手からに。終いは失速している通り、3歳牝馬には過酷な2400mをこなせませんでした。フローラSは後半5Fを58.1秒でまとめての逃げ切りで優秀な内容。昨年のフローラSはメンバーレベルも高く、非常に高く評価しています。東京の高速馬場にも対応できているだけに今の中山も問題はなく、力は確かです。長期休養明けに関しては、乗り込み量・時計共に十分すぎるほどで陣営も前向きなコメントを残しています。切れる脚を持っていないだけになるべくなら逃げたいところですが、問題はそこ。まず、すぐ外のホウオウアマゾンは短距離を使ってきた上に、馬具を工夫するという話(おそらく最終追い切りで着用したチークピーシズ着用でしょう)。この馬に関しては行かせても問題ないと考えています。マテンロウレオは58.5キロとはいえ、チークピーシズ着用。まさかの前ポツンが少し怖いところですが、基本的に人馬ともにハナにこだわるタイプではありません。マテンロウレオを被せる形で、最低、2番手は確保できると考えて3番手評価とします。
△9.サクラトゥジュール前走・関屋記念は、キャンター予定だった調整で時計が出すぎたため、最終追い切りなしでの出走になりました。ゲートは五分に出たものの、行き脚が付かず後方から。32.8秒の最速上がりを使ったことは、調整の狂いがあったことを踏まえれば、評価できる内容です。前々走・メイSは淀みないラップでインをロスなく回った馬が有利に。インを回ってきての勝利は恵まれているものの、1.44.7の勝ち時計は優秀です。ニューイヤーSとディセンバーSでは抜群の手応えでコーナーを回ってきており、コーナリング性能は相当高い馬。2000mで惨敗した2戦は展開不向きだっただけ。2勝を挙げていて、こなせる範囲内でしょう。また、ここ2走、馬体を減らしていたので、調教後馬体重で大きく増えているのもプラス。今回は陣営が「終いに脚を使える下地はできているので、決め手を生かすレースができるようなら」と待機策を仄めかしています。行く馬が少ないことを見越した騎手たちが想定外に速いペースを刻んだ時に差して来られる筆頭と考えて4番手評価とします。
以下は買わない馬について。
1.キタウイング前走・ターコイズSは前有利の展開になったものの、後方から全く伸びきれず。前々走・秋華賞は馬場の悪い最内を突いてジワジワという印象。3走前のクイーンSは差し有利の流れで0.5秒差とさほど負けてはいません。フェアリーSはインを突く好騎乗での勝利とはいえ、チューリップ賞・桜花賞も終い伸びていて悪くはない内容でした。2000mでパフォーマンスを上げてくるとは思えず。
2.アラタ先行してしぶといタイプ。前走・オールカマーは鞍上が「追走に余裕がなかった」という話で、少し気になりますが、調教からして「気持ちがなかった」とも述べています。道中、外目を追走するロスが響いたと思わせる内容。前々走・函館記念はアオり気味のスタートで控える形に。0.6秒差とさほど負けてはいません。昨年は+24キロと明らかな太めでタイム差なしの4着。デキ次第だと考えていましたが、調教後馬体重は前走から+18キロ。58キロも追走力に影響してきそうで、評価を一枚下げた形です。
3.リカンカブール前走・チャレンジCは発馬で躓いて最後方から。直線もモタれながら伸びてはいます。長期休養明けの前々走も出遅れ。大逃げのある超ハイペースで、展開に恵まれての勝利とはいえ、破ったエアサージュ・メモリーレゾンも強い馬です。3.4走前も出負け気味で、スタートの悪さが課題です。力自体は通用するでしょう。
5.マイネルファンロンタフな競馬が得意な馬で、前走・中日新聞杯時には「どこかで穴をあけてもおかしくない存在」と記しました。上がり2位の34.0秒を使って7着まで頑張りましたが、追走力が課題の馬で、穴をあけるのはここでもない、と考えています。
6.クリノプレミアム中山を得意としている馬ですが、前走・ターコイズSは馬場が速すぎると考えて軽視しました。また、大外枠で終始、ロスの多い競馬を強いられました。度外視で構いません。2.3走前の東京戦は適性不向き。後半2F戦になった中山牝馬Sで切れ負けした以外は、中山福島で馬券に絡み続けています。巻き返す力はあるだけに、もう少し時計の掛かる馬場になってほしかったところ。昨年より0.5キロ増える点もどうでしょうか。
7.ククナ前走・エリザベス女王杯は比較的ロスなく乗って0.5秒差と悪い内容ではありませんでした。前々走の小倉記念はインで立ち回っての6着で、こちらも悪くはありません。3走前の七夕賞はインベタの競馬で2着に好走しましたが、前が残れるレースになりました。このメンバーで買うには何か決め手が欲しいところ。
10.マテンロウレオ立ち回りの巧さを武器にしているタイプ。前走・チャレンジCは外枠で外々を回されるロス、直線で進路を切り替えるロスがありました。エピファニーと差のない競馬はしていますが、今回、こちらが58.5キロで、エピファニーが57キロ。また、今回はチークピーシズ着用で挑みますが、すぐ外に逃げたいゴールデンハインド、その更に外に短距離を使ってきたホウオウアマゾンがいる枠は良くありません。被されて位置を悪くする危険性が高くなったのではないでしょうか。すんなりの先行なら。
12.ホウオウアマゾン元々、道悪が得意な馬でしたが、6歳を迎えてスピード勝負では分が悪いと判断したのか、2000mに矛先を向けてきました。最終追い切りではチークピーシズ着用。控えて味の出る馬ではなく、控える道理もないので逃げられるのであれば逃げるでしょう。今回は2000m以前に、前走時は「息の入りがまだ物足りません」、今回は「まだ物足りない面もあります」と、状態面の不安が大きいと考えています。
13.カテドラル前走・武蔵野Sは手応えが良かったものの、終いは伸びきれず。前々走の小倉記念はイン前有利のレースで、かなり外目を押し上げていって脱落。度外視しても良い内容ではありました。近走、ダートに矛先を向けてきたのは年齢を重ねてトップスピードに衰えが出てきたからでしょう。高速馬場で、しかも外枠差し馬となれば、買いにくいところです。
14.カレンシュトラウス3走前が長期休養明けで、外目を進出していく良い形でしたが、終いに失速。久々ということを考えれば悪くはありませんでした。前々走のポートアイランドSは出遅れましたが、先行有利のペースの中、33.3秒の脚を使っていて悪くない内容。前走は後半4Fが45.3秒のハイレベル戦で、ラスト2Fも10.7-11.4とかなり速くなりました。本馬も33.5秒の上がりをマークしており、全く悪くない内容です。2000mはともかくとして、そろそろあっても良いと考えていましたが、14番枠は厳しい枠になりました。
15.マイネルクリソーラ前走・アンドロメダSはハイペースの差し決着。インをロスなく回って来られた点は良かったのですが、位置取り面では不利だったと言えます。前々走のオクトーバーSは縦長馬群で差しの利かないレースになりました。上がり33.0秒は次点に0.7秒もの差を付けるダントツの数字。位置を取りにくい外枠だった点も踏まえれば、相当強い競馬をしたと言えるでしょう。3走前は前が残る中、武豊騎手の美しいマクり勝ち。4走前は外枠で位置を取れず。3勝クラスとしては豪華メンバーが揃った一戦で、5着は悪くありません。確実にパワーアップしていますが、今回の15番枠では位置を取れなそうで……。
16.サトノエルドール衰えていると判断した中日新聞杯は、出遅れに直線での接触がありながらも0.3秒差の6着。差し有利の展開だったとはいえ、まだやれるとは驚きました。出遅れがデフォルトの馬で、ここまで外では買えません。
17.エミュー前走・秋華賞は出遅れて最後方から。外をマクる形で上がり3位の33.8秒は評価できます。前々走・紫苑Sは展開自体は向いているはずですが、ジリジリとしか伸びず。稍重とはいえ超高速馬場の水準だったので、不良馬場のフラワーCを勝利しているこの馬にとっては時計が速すぎた可能性が高いと見ています。今の馬場が向くかといえば、疑問符が灯ります。外枠も買えない材料です。
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