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中京芝は前日時点で稍重。計測後も降っているので、相当タフな馬場になっているはず。JRA画像を見る限りでは、インコースがかなり荒れています。中京芝2200mは多頭数になるとほぼ差しの決まるコース。行く馬が不在ですが、道悪なので前は止まりやすくなるでしょう。中京は先週から差しがよく決まっていましたが、土曜はもうインは使えず、外枠の差し馬が有利になるだろうと予想しました。
◎12.テンクウハットテンクウハットは新馬戦から高く評価している馬。クファシルが逃げ切り、ラスト2Fが11.1-11.6の余力ラップ戦になりました。新馬戦にしてはペースの流れたレースでしたが、テンクウハットは外々を回されながら上がり最速タイの34.0秒をマーク。ロスが大きかったことを踏まえれば、かなり高く評価できます。2戦目は4角で何かがあったようで、位置をズルっと下げました(パトロールビデオを見ても角度的に何があったのか分かりませんでした)。終わったかというところから3着に食い込んだのは、しぶとくて評価できる内容。3戦目は終始、かなり外目を回されてしまい、致し方ない惨敗。コーナーの長い阪神で外目を回されてしまうと、ロスが大きく響きます。前走は距離を延長しての勝利。スタート五分から下げましたが、ハイペースになったので展開的には恵まれています。とはいえ、終いは他馬が迫ってきてから抜かせそうにありませんでした。2着に下したタイセイフェリークがその後、未勝利・1勝クラスと連勝しているので、テンクウハットももっと上で通用する馬でしょう。新馬戦もジワジワと伸びてくる形でしたが、しぶとく伸びてくるタイプです。陣営も「ズブいところがあるのでこの距離に」と述べています。モーリス✕フジキセキという血統面から道悪は得意でしょう。中間の追い切りは一杯で追っていて仕上がり面が微妙かと思いましたが、最終追い切りは1勝クラスのブライトホルンを追走して先着する好内容。まずまず仕上がったのではないでしょうか。まだ評価が上がっていない間に狙います。
○3.イケイケドンドンプリンシパルS4着は、1勝クラスでは評価すべき内容です。前走は調教を加減した影響が出てしまったという話。前々走は差し決着を先行で、3走前は先行決着を後方からと上手く噛み合っていないだけ。4走前はブレイディヴェーグの勝ったハイレベル戦で、2着マイネルケレリウスも3勝クラスまで上がっています。噛み合えば、このくらいはやれて当然の馬でしょう。陣営は「できれば良馬場でやりたい」と述べていますが、ワールドエース✕ブライアンズタイムなら道悪も問題はないはずです。
▲11.メイショウウネビ前走は余力ラップ戦での勝利・僅差負け経験がある馬多数のハイレベル戦。伸びなくなっていたインを突いて差してきたのですから、タフな馬場は得意でしょう。前々走はかなり特殊馬場だった新潟なので参考外。道悪自体は未勝利戦で勝利しているので得意なはずです。血統もメイショウサムソン✕キングカメハメハと如何にも得意そう。3走前は上がり最速で伸びていますが、勝ち馬も強く、止まってもくれませんでした。5走前の長期休養明けからどんどんと調子を上げているような戦績です。脚を溜めるのが上手い藤岡康太騎手が騎乗するのもここでは味方してくれるでしょう。
△13.グランシエロ前走は長期休養明けで、陣営も「休みが長くなり、プラス20〜30キロ。成長分を踏まえてもまだ太い仕上がり」と述べていました。その前走は0.1秒差で、ラスト5Fが58.7秒、L4が46.5秒と水準以上のレベルにありました。陣営は「期休養明けを叩いた割に思ったほど絞れず苦労している」と述べていますが、さすがに上積みは多少なりともあるはずで、そもそも前走の分だけ走れば勝負になるでしょう。上がりのかかるレースは前々走で好走しています。さすがに軽視はできません。
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