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先行馬が少なくてスローペース濃厚なメンバー構成。

◎10.ホウオウルバン
この馬は現役屈指の「冬馬」で、馬券に絡んだ8回全てが11月〜3月になっています。
3歳時、「強かったのにどうしたのだろう？」と思うくらいに低迷したと思ったら、12月になって大穴をあけました。
一気の3連勝でオープンまで駆け上がりましたが、4月になってからまたしても低迷。12月に復活を果たしました。
明確な差が現れるのが位置取り面で、冬場は先行するか、後ろからになっても途中で動くかの競馬ができます。対して、夏場になると位置を取れずに終わることが多くなっています。
今年は3月26日のマーチSで後方からになって惨敗。
5月の平安Sは上がり最速こそマークしましたが、位置を全く取れずに終わりました。
「夏は牝馬」という格言がありますが、競走馬は冬毛が生えたり、繁殖期が決まっていたりと季節性の生き物です。
気候に左右される感覚というのは人間には分かりにくいかもしれませんが、競走馬にとっては貴重なファクターなのでしょう。
日曜の中山競馬場は最高気温が19℃と高いのが気になりますが、ここまで分かりやすい冬馬の人気落ちを狙わない手はないと考えて本命とします。
道中の位置取りにご注目ください。
おそらく、後ろからになっても動いて来られるはずです。

○12.ベストリーガード
メンバー随一の先行力を誇り、ハイペースの不利な展開になっても全く崩れていません。
ここ目標のローテーションということで、引き続きデキは良いという話。
たとえホウオウルバンが動いてきても、崩れる危険性は低いでしょう。

3歳馬のゼットリアンは前走時あった古馬との2キロ差がなくなってむしろ不利な斤量を背負わされています。
3歳でここを突破できたら大したものですが、今回は外から被されて展開的にも不利になるはず。
ゼットリアンが来ても問題ないようにワイドを多めに購入します。