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◎10.ジェムステート
ジェムステートの新馬戦は、ラスト2Fを11.7-12.6でまとめての勝利。
不良馬場の東京ダートということで多少割り引きは必要ですが、1勝クラスなら評価して良い数字でしょう。
世代限定戦の昇級戦は出遅れ。
前走の世代限定戦は内枠で被されて位置を悪くしました。
世代限定戦の1勝クラスというのは番組数が少ない故に、もっと上のクラスで通用する馬が多く出走してくるのが常で、1勝クラスの中では特異な存在に当たります。
強敵が揃っている以上、ダートは特に自分の競馬ができなくて惨敗することが多く「世代限定戦ダート1勝クラス→混合戦ダート1勝クラス」のローテーションは穴パターンになっています。
ジェムステートは完全にそのパターンに該当しています。
ここは1勝クラスとしてはメンバーレベルが低いので、レベルの高い相手に揉まれてきた経験で突破して不思議はありません。
また、先行馬の少ないメンバー構成なので、この馬の先行力も魅力です。
相手も先行馬を中心に狙います。

○12.シーオブドリームス
前走が好内容で、強敵相手に3着。
陣営が「間隔を開けて、気配は良くなっている印象なので楽しみはあります」と述べていた通りの結果でした。
今回は「中１週に良績がないので、連闘策で挑む」ということです。
スタートが不安定なので位置取り面も安定していませんが、スタートを決めれば先行できる馬で、また、その意味で1400ｍの方が良いのでしょう。戦績を振り返っても、1400ｍは思いの外、崩れていません。
前走通り走れば、勝負になるメンバーなので素直に対抗とします。
今回は3キロ減の効果に期待はできますが、出遅れる率が高い西塚騎手というのはやや不安です。

▲1.プレイサーゴールド
1800ｍからの距離短縮になりますが、テンの速度はこのメンバーの中では速い方です。
金沢で勝ち上がった時のタイム指数が優秀で、この時が1500ｍで逃げ切り勝ちでした。その意味では1400ｍの方が向いているのかもしれません。
また、距離短縮の弱点は追走力で劣りやすいことですが、位置を悪くしないだろう点は強みです。
前走はメンバーが揃い、ラスト4Fも50.1秒と速くなった中で0.8秒差。
1勝クラスでは上の方の馬なので、メンバー弱化も含めて崩れる危険性は低いでしょう。

△4.フミサウンド
1勝クラス突破は時間の問題かと思っていましたが、どうも勝ちきれません。パンチ不足を補うためのダート起用という話です。
父ジャスタウェイに、母系にストームキャットの血が入っているのでダートをこなす可能性は高いと見ます。
単純に素質上位だとは思うので、ダートをこなせる範囲内であれば、あっさりがあっても驚けない馬。
テンも速い方なので、ここは先行してくれるでしょう。